世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

「BRIT SHEER」

2008年11月30日 20時54分41秒 | Weblog
池袋へお買い物に行く。
明日から12月。
歳末商戦の下見だろうか。
デパートには、人が湧いて出たかのようにわんさかといた。

クリスマス限定コフレ。

今年は…バーバリーにした。
理由は…
な、なんと!
クマが付いているから。
しかも、狂おしいほどの可愛さっぷり。

好きなバーバリーの香水を買うともれなくクマが付いてくるという。

ぢつは、今年の夏。
「BRIT SHEER」を買おうと思っていた。

販売員さんが言うには、スイートピーの香りは何かを始める人向けのものらしい。

今年一年は、本当にまったりできた。
来年からは少しずつ何かを始めたいと思っていた矢先だったので、「BRIT SHEER」にした。
このバーバリークマくん。
何気にバーバリーのコートを着用している。

「クマ、お好きですか?」
と、販売員のお姉さんに言われたので、吉熊を見せて差し上げた。

「可愛いですねぇ!」
と誉められて、照れる私と吉熊であった。

明日からも、新しい香りを着けて頑張ろう。
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東京湾景

2008年11月30日 20時40分01秒 | Weblog
今年6月14日に御呼ばれした、高校時代からのお友だち・ちんぴ☆殿の結婚式。
その引き出物はカタログで、好きなものを選択できる画期的なシステムであった。
色々あり、大変悩んだんだが、物ではなく、思い出を選ばせてもらった。

「東京湾クルージング」

ふふ。
素敵な響き。
もう一度言わせて。

「東京湾クルージング」

むっはー。



浜松町で降りて、日の出桟橋に到着。
雨女の私だが、今日は良いお天気だった。

「モデルナ号」
気分はタイタニックのローズ。
ジャック・吉熊も目を輝かせている。


余談だが、タイタニックで私が一番好きなシーンは、ローズがタイタニックに乗り込むシーンだ。
ピンストライプのスーツとつば広がりの帽子を身に付け、タイタニックを見上げるローズがかっこいい。…なかなか他人に理解されない趣味だが。

さて。
銅鑼が鳴り響き、出航。




ケーキと珈琲が運ばれてきた。
この珈琲がとても美味しかった。


船はゆっくりと滑らかな走行をした。
船酔いを案じていたのだが、全然酔わなかった。








東京湾の美しさを、以前、小室哲哉さんが書いていた。
自身のエッセイ「告白は踊る」で。

お台場に遊びにいくとき、ゆりかもめから眺める東京湾の美しさは十分わかっていたつもりだったが、船から眺めるとまた違った良さがわかる。

今日はお日柄が良かったんだか、船では結婚式が行われていた。
船上ウェディングだなんて、なんてバブリーなんだろう。
冷たい風に吹きさらされた花嫁の白い肩がはかなげであった。

50分の素敵な船旅。
人にオススメしたくなるぐらい感動した。

ありがとう、ちんぴ☆夫妻。
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熱き戦い@キャビネット

2008年11月29日 21時54分12秒 | Weblog
マリオカートのチョロキュー。
私が毎朝飲む缶コーヒーのおまけである。

後輩女子と男子にあげたら喜んでくれた。
いつの間にか、卓上にコレクトしてる…。

今度、長いキャビネットの上でレースをしたいと思う。

クッパ…吉熊上司。
ピーチ姫…私。
ヨッシー…後輩男子。
ピノキオ…後輩女子。

と目論んでいる。

「〇〇さん(私)は、ヨッシーに似てます!」
と、後輩男子から指摘され、ヨッシーも捨てがたくなった。
迷う…。
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生き方の基準

2008年11月29日 21時51分53秒 | Weblog
土曜出勤日。

いつもの出勤とあまり変わらない。
変わっているといえば、仕出し弁当の「日替わり弁当」がないことと、業者からの電話がないことだろうか。
あと、電車が空いていることと、ホーム(喫煙所)での一服が可能。

定時で帰ろうとしたときに、他部署の女性の先輩と一緒になった。

今日、私は珍しくスーツで出勤しなかった。クリーニングに行けないから、スーツのローテーションが滞っているんである。
仕方がないので、今日はピンクのシャツ付きニットに、バーバリーのスカートを穿いて出勤した。

「たまにはそういうカジュアルなのもいいんじゃない?」
と、先輩。
彼女はいつもコムサで全身を包んでいる。

続けて、
「どうして亮子さんはズボンを穿かないの?」
と指摘してきた。

幼稚園生の頃、ズボンを穿かされていた反動で、私はどんなに寒くてもスカートを穿く。

母は恐らく私をボーイッシュな娘にさせたかったに違いない。
しかし、私は当時流行していたリカちゃん人形みたいなフリル全開なお洋服を身に付けたかったんである。

先輩もそうだったらしい。
来月39歳を迎える彼女はベルばら世代。
ああいうロココ調の洋服に憧れたらしい。

「もし、娘ができたらやはりフリル全開な服装にさせますか?」

口にして、「今の失礼かな」と、咄嗟に思った。

「ん~。でもメンテナンスが大変だからねぇ。やっぱ、結局はカジュアルな服装をさせるんじゃないかな。せいぜい、アップリケ?」
先輩は、淡々と答えた。

私は、失礼だと思った自分を恥じた。

彼女は私のような非婚主義者ではなく、「良い人がいれば」という、いわばグレーゾーンの人である。

失礼に思うことが失礼だったのである。

つい、自分の生き方の基準で人を見てしまった。

互いに違う電車に乗って帰る私たち。
私の乗る電車が先に来た。
窓の外の先輩の姿が見えなくなるまで、私は手を振った。
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ツンデレ

2008年11月28日 23時37分21秒 | Weblog
母と妹が海外旅行から帰ってきた。
彼女たちは、ナイアガラの滝やレットリバーバリー、ラスベガスやニューヨークを観光してきたらしい。
無事に帰ってこれてよかった。
ムンバイでテロがあり、ずっと気が気ではなかったんである。

「お土産はクマがいい!」
という私の願いは叶ったっぽい。
母は、ナイアガラの滝付近でクマをGETしてきてくれたらしい。
大変嬉しい。
楽しみだなあ。
クマクマ~。

一昨年、マチュピチュに行った母。
そのときも、ニューヨークでクマを買ってきてくれた。
洋モノのクマ・マックは、明らかに他のクマたちにはないワールドワイドを兼ね備えている。

月曜日、実家でお留守番中の父から電話があった。
「独身、最高だね!亮ちゃんが独身している良さがわかったよ~」
とか言ってた。
どうやら3連休は読書三昧だったらしい。
料理をする時間すら惜しかったらしく、そそくさと外食して、ずっとヒキコモリだったそうだ。

本棚を整理しつつ、「あ、この本のあの部分って最高なんだよな。どりどり…」
という、「つまみ食いこそ読書の魅力」的感覚は、私と父が持つ数少ない共有部分だ。

なんだかんだ言っても、母の帰国を楽しみに待っていたであろう父。
もしや、ツンデレ?
ということは、私も若干ツンデレの血が…。


画像はニューヨーク生まれのマック。
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本と煙草と珈琲

2008年11月28日 23時36分52秒 | Weblog
「今週も終わったぜ」
と言いたいところだが、明日も労働。

今日は給料日。

給与明細を開いて見てみると…飛び込んでくるのは切実な現実だったりする。
以前、後輩男子タイスケくんと給与明細を見せあったことがあった。
「え?…自分、この会社に居続けても大丈夫なんでしょうか。不安になっちゃいます」
入社8年目の私の給与明細を見てハニワ顔になっていたタイスケくん。

恨むのならば、時代を恨め。

今の私は、給与に不満も満足もない。
こんなもんだと思う。

でも、将来一人で生きることを考えると、眠れなくなってしまう夜もある。

頭の中で将来設計をする。
もしも将来、道端でのたれ死んだら、今頑張っていることは全て無駄になっちゃうの?という、不安というよりも、むしろ憤りに近いものを感じて寝付けないんである。

頑張りが足りないんだろうか。
何を頑張ったらいいのか。
今は頑張る時期なんだろうか。

色々な考えが闇を舞う…。
いつの間にか効き始めたマイスリーにより、朝を迎えている。

でもよく考えてみた。


どんな道を選んでも、そのピリオドで、のたれ死ぬ可能性は少なからずともあるのかもしれない。

そのときはそのとき。
「これも運命」と潔く自らの運命を受け入れよう。


給料日の夜は、美味しい珈琲がご褒美。
ゆったりとした気持ちになれる。

本と煙草と珈琲があれば、とりあえず幸せだから、まっいーか。
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「I’m proud」 笑顔も泣き顔もすべてみんな 必ずクマに知ってもらうの

2008年11月27日 21時44分09秒 | Weblog
生きているとたくさんの出会いを体験する。

その中で、『誇れるような自分』にしてくれる人がいるということを最近感じている。
今、私の部屋には華原朋美の「I’m proud」がエンドレスで流れているj。
この曲は、まさにその「出会い」をしたためた名曲である。
1996年3月。
この曲がリリースされた時。
まだ18歳だった私は、この『出会い』というものを『恋愛』を通してではないと享受できないと信じきっていた。
当時の私は恋愛至上主義だったのである。
たしかに彼氏がいたときは、この曲の主人公と自分を重ね合わせ、
「これは運命の出会いだったんだわッ」
「彼に育てられたいッ」
「彼といると、自分も頭が良くなったような気がする。嗚呼、I’m proud…」と思っていた。
PVを観るたびに、私、あのビルの屋上で踊ってたからね。
妄想の中では。

若かった。
憤死してしまいたくなるほどのヤングであった。

2008年.
近頃の私は、この『出会い』を様々なところでキャッチできるようになった。
まずは吉熊上司。
会社の上司である。
彼に出会わなかったら、私はここまで仕事を好きにはなれなかった。
一介の無力な社員・私に、重大な責務を負わせてくれる。
多くの迷惑を掛けても決して私を見捨てなかった吉熊上司。
自分を誇れるようになってきたのは、きっと吉熊上司に会った夜(歓迎会)から~♪

そして心療内科医・クマ先生。
私は彼のカウンセリングが無かったら、おそらく自殺をしていたと思う。
「心療内科」という看板を掲げている病院はけっこうあるけれど、彼のような患者を支えることにやりがいを感じている「赤ひげ先生」は昨今珍しいんじゃないだろうか。
「あなた、できていますよ」
「いいんですよ、物事の70%ができていれば」
「風呂場にカビが生息していたって、誰にも迷惑かけるわけじゃないんだし。いいじゃないですか」
という彼の声は私の生きる糧だ。
彼に出会え、自分に自信を持つ実感を初めて知った。
自分を誇れるようになってきたのは、きっとクマ先生に会った夜(最初のカウンセリング)から~♪

ほかにも友達、家族、ブログを通して知り合えた方々…多くの人が、私に誇りを感じさせてくれることに、今、気付いた。
この再発見は、けっこう衝撃的で、…今、感動だだもれ中…。


そして…

「I’m proud
こわれそうでくずれそな情熱を
つなぎとめる何か
いつも探し続けていた」

繋ぎとめる『何か』も大切なんだ。

ここまで書いていたら、ふと私のパジャマの裾を引っ張る輩がいる。
あ、吉熊。
そうね。
私を誇れるようになった『出会い』
その最たる存在は、吉熊。
あなたよ。


「声にならなくても
 想いがときには伝わらなくても
 笑顔も泣き顔もすべてみんな
 必ずクマに知ってもらうの

 I’m proud」
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おめでとうございます!小室哲哉さま。

2008年11月27日 21時32分49秒 | Weblog
今日11月27日は、小室さんの誕生日だ。
50歳になった。

私の中では、国民的祝賀行事なんである。
玄関に国旗を掲げたい衝動にかられる。

小室さんも50歳か…。
そりゃ、私も30歳になるわな。

罪は40代に置いて、反省しつつも、また素晴らしい音楽を紡いでくれることを彼には期待している。

今日はケーキで祝いたいところだが、甘いのは少し苦手な私。
コンビニで買ったマンゴーのスイーツで小室さんの誕生日を祝おう~♪♪♪
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スマイリング・クマ医師

2008年11月26日 23時12分55秒 | Weblog
心療内科デー。

病院に入った途端、ソファーには、ずらーっと待ち人が…。
こりゃ、今夜も待つな。
会社からマッハで走ってきたので、息を整えるのに時間がかかる。
落ち着いたところで、読みかけの小説「綺麗な生活」の世界へワープ。

結局、待ち時間2時間弱。

バーで、彼氏と浮気相手に鉢合わせをしてしまった主人公・港子が、浮気相手のあまりにもブスな有り様に、
「ブスじゃないの」
と、つい口にしてしまう山場。
おもしれーっ!
最高だぜ、林真理子先生!
鼻息荒く読み進めていると、私を呼ぶ声が。
受け付けの人が電話中だったので、今日はクマ医師直々に私を呼びに来た。
直立しているクマ医師を久々に見つめたのだが、やはりツキノワグマに似ている。

今日もクマ医師は疲れているようだった。
なんだか可愛そうなぐらいに、目の辺りが窪んでいる。

そんな彼を目の前に、良い患者を演じてしまう私。
だって早く診察を終わらせてあげたいではないか。
幸い、最近の私は温泉で癒されたばかりで元気溌剌だし。

「体調はどうですか?」
「精神的にはどうですか?」

というクマ医師の問いに、

「特にありません」
と沢尻エリカ節を唱えてしまった。

明日のスポ日の一面には、
「亮子様!驚愕の女王様発言!」
というカラフルな文字が飾られるかも。
「じゃ、いつものお薬を2週間分出しておきますね」
という彼の言葉を待っていたんだが、クマ医師は細かく普段の私の心理状態をチェックしてきた。
どうしても気になるのは社内の人間関係らしい。
また、私のマイナス思考について、何度も何度も訊いてくる。

「2008年は『どーでもいい年』って決めていたんで。実行したら楽になれました」
という発言がツボだったらしく、クマ医師は困ったように笑っていた。

拘りがなくなり、冷静な判断ができるようになった私を大絶賛してくれるクマ医師。

そんな自分認めつつも、どこかではまだ「パキシルのおかげ」と思っている私のシークレットハートは、いつか暴露されるんだろう。

それにしても、クマの微笑み。いとをかし。

明日のマイニュースの一面は、

「微笑み!クマ医師、亮子様の珍発言に「クマったなあー」の蔑笑!」
という文字が踊るだろうよ。
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クリスマスキャロルの頃には

2008年11月26日 23時12分33秒 | Weblog
毎年恒例、クリスマスの販売応援。

仕事中、
「行きたくない人いまセンカ?」
と●●●ィ~(部長)が尋ねてきた。

すかさず、アッピールする私。

挙手はしなかったが、必死に「はいはい!」と渾身の目力を彼に向けてみた。

目と目が合ったらミナクル~。

「あなたはワタシと一緒に本社にいたいのデスカ?じゃあ、そうしましょうか」
と、●●●ィ~。


パンパカパーン!

入社8年目にして、初めて歳末商戦を本社で過ごすことになった!

嬉しい。
嬉しすぎる。
狂喜乱舞!
リオのカーニバル!

アピってみるもんだな、おい。

よく私は「販売向き」と言われるが、そうでもない。
知らない人に声を掛けるのがとても怖い。
仕事とはいえども。
販売員時代は「商品知識がないからよ。勉強しなさい」と店長に言われたが、それは違うと思う。
天性の何かが私をお客様から遠ざけるんである。

だから販売応援にいってもお客様に、
「これください」
と言われるまで、なにもアプローチできない。
ケースの横でひたすら微笑んでいるでくのぼうになってしまう。

以前、遠隔地の出店があり、そこでお客様に声をかけたら、
「今、見ているんだから!」
と現地の言葉で怒られて以来、嫌さがMAXになってしまったんである。
そのお客様が着用していた服の色や素材までいまだに覚えている。

あと、応援先の知らないスタッフと馴染むのにも時間がかかる。
休憩時間に、一緒に煙草を吸いながら、
「本社って何してんの?」
と訊かれる度に大変さを倍増させて話すのもなんだかね…。

今年のクリスマスは、それらのストレスから解放される!


●●●ィ~がくれた、最高のクリスマスプレゼントである。

一人でせっせと有価証券報告書を整理する聖夜になりそうだ。
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夢と希望

2008年11月26日 23時09分58秒 | Weblog
吉熊、リュックを背負ってどこ行くの?

こないだ、一緒に箱根へ行ったでしょ?

吉熊のこのリュックには、夢と希望が詰まっているらしい。
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わかるということ

2008年11月25日 23時57分50秒 | Weblog
マイミクであり22年来の友達わたと飲んだ。
また、マイミクであり会社の後輩男子であるタイスケくんも連行。
3人で不思議飲み会を開催~♪
「吉熊オフ会」!
(そう思わせてくれ)

桃井かおりキャラのわたに、ひたすらいじられるタイスケくんが可愛いかった。
その横で、意味のわからない下ネタを連発する俺…。

22年前。
好き嫌いが激しかった私はいつも給食を食べられなかった。
完食をしなければクラス全員の昼休みが剥奪されるというクラスの鉄則があった。
あの頃、軍隊ばりの連帯責任が教育の現場には確かにあったんである。


そんなとき、わたは
「りょうこっこ。あと一口だよ。鼻摘まんで食べれば味がしないよ!」
と励ましてくれた。
毒舌だけど、情が厚いんである。彼女は。


22年後。
「りょうこっこを嫁にはすすめない。…だって、りょうこっこだもん…はは」
と、後輩男子タイスケくんに私を表現するわた。

22年友達をやっていると、ちゃんと「私」を分かってくれるんだと感動した。

あんがと。

人に自分が理解されることって、こんなにも嬉しいものだとは思わなかった。

私は私の関係する人をどれだけわかっているだろうか。
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か・け・ひ・き

2008年11月24日 21時57分40秒 | Weblog
スーパーの食品売り場にいくといつも思うんだが。
「30%引き」のシールを貼付しているお兄さん。
人が背後にいると分かると急に値引きシールを貼るのを辞めて、整理整頓をし出すのは何故だろう。
そりゃ、値引きした金額よりも正価で売りたいのはわかるけど、あからさまにシール貼付を辞めるのはいかがなものか。
私はその「イカの唐揚げ」は買わないわよ。

買わない気満々なのに、迷ったふりをして彼の行動を操ってみる。

商品整理をする彼、サラダコーナーを徘徊し、彼がシールを貼付しはじめるのを確認し、再びイカの唐揚げコーナーに舞い戻る私。
また商品整理をする彼…。

こんなところで、殿方との無駄な駆け引きをする休日の夕方であった。
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幸福 2008

2008年11月24日 21時57分24秒 | Weblog
昨日までの疲れを取るべく、一日ゆっくりと過ごした。
心身の疲れを取るために箱根に行って、逆に疲れて帰ってくるって…どうよ。
秋の箱根が、あんな人混みだとは思わなかったんだもの。仕方がない。
でも温泉の効能のせいか、肌はつるぴか★

今日は雨。
外は寒そうである。
羽毛布団にくるまり、一日中ぬくぬくして過ごした。

コーヒーとカップラーメン、小田原で買ってきた酒盗を食べ、津山三十人殺しの本を読んで、ひたすらゴロゴロ。飽きたら「美的」に載っていた静脈マッサージとやらをやっていた。


夕方、依頼していた年賀状(写真入り)を受け取りにいった。
なかなかの仕上がりに満足。
あとは宛名書き…。

今年も年の瀬が迫ってきた。
2008年は比較的良い年だったと思う。
今まで無駄に背負ってきた荷物を整理し、下ろしていけた気がする。
走る心を抑え、「頑張る気持ち」をセーブした。
年の初め、この一年は休養の年と決めた。
ゆっくりと休めた。
それもこれも、精神科医クマ医師とパキシルのお陰だと思う。
人間関係にも恵まれ、今までの人生で今が一番幸福なのだと感じる。

明日も幸せな一日でありますように。
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癒しの旅 2

2008年11月23日 20時43分06秒 | Weblog
昨夜は、ひたすら
温泉→飲酒・喫煙→温泉→食事・喫煙→温泉
…を繰り返した。
癒しというか、ちょっとした修行である。
いつの間にか、ベッドで寝てしまった。
朝、8時に起きて朝風呂。
誰もいない、桧でできた湯船に浸かる。
床から湯煙が出ていて、それが朝日に照らされて幻想的。

化粧をするとき、自分の肌だと思えぬぐらいツルツルしていて感動した。
チェックアウトをし、いざ強羅へ!

ん?
すごい行列!
まるでディズニーランドの人気アトラクション待ちだ。
箱根って混むんだ…。
箱根をナメていたよ…私。
ナメきってた。

結局駅で1時間待ち、金曜夜の埼京線(新宿→川越)のような登山鉄道に40分揺られた。
人と人の間から見えた紅葉した山々は本当に綺麗だった。
錦に喩えたくなるのもわかる。

さて強羅。
小学6年生の夏休み、家族旅行で来たことがあるはずだが、全く覚えていない。


まずは強羅公園内にあるクラフトコーナーへ。
この旅のメインイベントはぢつは陶芸だったりする。
土と語らおう…というより、気に入った灰皿がなく、だったら作っちゃおう!と思ったんである。
何人かで一つのテーブルを利用し、インストラクターのお姉さんが指導してくれる。
私のテーブルは、「夫婦+子供」、「カップル」、「私」というカップリング。
冒頭に「何を作るか」をそれぞれ告白するんだが、みなさん「小鉢」「茶碗」「皿」というシンプルな希望。
私は
「灰皿…しかもクマ」
と元気いっぱい答えた。
そう。
私はクマの形をした灰皿をずっと探していた。
夫婦+子供、カップル…私を二度見。
「え?この人、今、何て言った?」みたいな。

お姉さんが行程ごとに説明をしてくれたんだが、明らかに私は独走していたと思う。
途中からお姉さんは私に近寄らなくなったもんね。
きっと怪しまれたに違いない。

でも最後、「可愛いですね」と言いながら仕上げを手伝ってくれた。
もうね、かなり自信作。
陶芸するべく、山に籠ろうかな。
「熊庵」という庵に籠り、ひたすらクマの作品を作っていたい。
長めの爪が少し邪魔だったが、とても楽しめた。
焼き上がって配達されるのは2ヶ月後。
忘れたころにやってくる。楽しみだ。



強羅公園内を散策。





続いて、バスに乗り、ポーラ美術館へ。


お腹が空いたので、美術館内のレストランでランチ。

地鶏のなんたらかんたら、パン、コーヒー。
大きめの窓からは明るい日差しが入り、室内の白が栄えた。


杉山寧の「洸」
これが観たかった。
娘や水牛のゆったりとした雰囲気、水の中の光「洸」のうねりがとても気に入っている。このブルーも静かな感じがして好きだ。
「日曜美術館展」で一目惚れした。
「洸」という言葉を知ったのは、この絵がきっかけだ。
ちなみに、作者の杉山寧は、三島由紀夫の奥さんのお父さんである。

さてそろそろ帰ろうか…強羅駅は朝の箱根湯本の悪夢が蘇っていた。
15時ぐらいだったら、まだみんな帰らないはず。…と思っていたんだが。
また1時間ぐらい並び、混み混みの登山鉄道に乗ることになった。
それでも、夕焼けの中の紅葉を纏った山々の色っぽい景色は目に焼き付けた。


小田原発の湘南新宿ラインに乗り込み、やっと座れた。
3時間立ちっぱなしはやはり老体にはきつい。

疲れたんだか癒されたんだか定かではない、不思議な旅だった。
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