世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

もらい泣き

2012年08月31日 23時26分46秒 | Weblog
他部署の後輩女子コマちゃんが、結婚する相手の事情により、プチ遠隔地の店舗へと異動になった。
6年前、店舗から本社に来た時。彼女はまだあどけない表情をショートヘアで縁取っていた。
今や、ロングヘアのエレガントな子になった。

私がこの春から秘書検定の勉強をするきっかけをくれたのは、彼女である。
彼女と外出したとき、彼女が独学で秘書検定1級を取得したことを知り、私も受けようと思ったのである。

4月に渡された書類にこんなに可愛い付箋を付けてくれた彼女。
秘書検定の勉強をしながら、手帳に貼ったこの付箋を眺めては、励まされた。


今日、シュレッダーをする彼女に近づき、手帳に貼ったその付箋を見せ、
「ねえ覚えてる?これ見て勉強中、励まされたんだよ」
と言った。

それを見た途端、彼女の瞳は見る見るうちに水分のドームに包まれ、やがてそれは滴となり、両頬に流れていった。
私をじっと見つめてこう言う。
「ありがとうございます。持っていてくださったのですね。いや~、今日は駄目ですね。いくら我慢しても、泣いちゃいます…」

私も貰い泣き。
経理と経営管理室の狭間にあるシュレッダーにてさめざめと泣いてしまった。


今まで職場では様々な別れを体験してきたが、今回は本当に悲しかった。
別れがこんなに辛いのなら、もう新たに誰とも知り合いたくないと思ったほどである。
辛かった。今も思い出すと涙が出てくる。
彼女とやった仕事やトイレでの会話、駅までの笑い話が走馬灯のように思い出される。

でも病気や怪我での別れではなく、そして退職ではなく、まして幸せのための別れなのだから、…と考えを改めた。

コマちゃん、頑張れ。
私も頑張るから。

一青窈 もらい泣き.flv




24時間戦えますか

2012年08月30日 21時03分15秒 | Weblog
直行直帰の出張で新潟に出没。
すげー暑かった!!蒸し暑さ、半端ねえ。貧血を起こしてしまった。

不安だったので吉熊を連れて行った。
イギリスではビジネスマンも出張にぬいぐるみを持参しているらしい。
3人に1人の大人が、ぬいぐるみを抱いて寝ている…イギリス



出張というと、リゲインのCMを思い出す。

「アタッシュケースに勇気のしるし
 はるか世界で戦えますか
 ビジネスマン ビジネスマン ジャパニーズビジネスマン」


自分的に変換


「ヴィトンのカバンにクマのぬいぐるみ
 はるか新潟で戦えますか
 ビジネスマン ビジネスマン へたれビジネスマン」



在来線に乗ろうとしたとき。
出入り口にクマを発見。可愛い~。


地元の学生や老人、遠くの山々、広大な田んぼ、
そういうものを見ながら、「普段私が会社で仕事をしている間、ここではこういう時間が流れているんだな」と思った。


お昼は中華。
昨日から、林真理子先生の「戦場特派員(ウォーコレスポンデント)」を読み返していて、中華が食べたくなったのである。
主人公・奈々子と梶原が帰国後、最初に一緒に食事(安い中華店)をしたシーンを彷彿。

都会のファッション会社のMD(マーチャンダイザー)をしている28歳の奈々子。
言い寄ってくる数々の男性(不動産屋など)に高価な食事を奢ってもらっている。寝たけりゃ寝る。自由奔放なアーバンライフを満喫しているのである。
40代半ばの梶原はアメリカ東部の大学を出たベトナム戦争の元特派員。
ひょんなことで二人は出会う。
帰国後、二人は食事をすることに。
梶原おススメの麻布の中華店にて。
遊び人の男と食事をするとき同様、食べきれない量の注文をする奈々子。
「どうして食べられない量を注文するの?」と梶原に訊ねられる。吝嗇なわけでもなく、ただの疑問として。
そこで奈々子は「この男は今まで通りの方法では落とせない」と感じる…あのシーン。
林先生、秀逸。

1988年の東京が舞台。いわばバブル絶頂期の夢物語。奈々子のファッションも肩パットが入ったスーツにタイトなミニスカートといったもの。何度も読み返すぐらい私の大好きな作品である。


そんなこんなで、マーボー麺と餃子と杏仁豆腐のランチ。700円。美味しかった。



新潟ったら米所。
田んぼが多かった。



一仕事終え、帰京。


新幹線が動き出す前、靴を脱いで寛いでいたら、
「隣の席、いいですか?」
とイケメンリーマンに声を掛けられた。
こういうときに小説やドラマの主人公は恋に落ちるんである。
現に先の「戦争特派員」の奈々子だって、出張先のシンガポールからの便のエンジントラブルで、ベトナムの特派員だった梶原に会えたんだし。
つい、いそいそと靴を履き直してしまったじゃないか。
…何もなかったけどな!


資料を作成しながら、時々、車窓を眺める。
凄く速いスピードで、景色が流れていく。




帰宅。
駅でサンマとサーモンの寿司を買い、新潟のビールで乾杯。
お疲れ、自分。


明日もかなり忙しくなりそう。
お風呂に入り、疲れを取るべく、早く就寝しよう。

24時間戦えますか。
私、戦えません。

リゲイン 24時間戦えますか




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過ぎゆく季節の中で

2012年08月29日 22時29分45秒 | Weblog
「おはよう!」
昨日一緒に飲んだ後輩女子Cちゃん。
朝、9時間半ぶりに会社にて再会。
なんだか不思議な気分。
そうか。
大抵飲み会は金曜日の夜に開催している。飲んだ後、土日を挟んで暫く会わない。だからこんなに違和感があるのだ。

昨日飲んだレモンビア。



仕事の合間、昨晩話したことをぶり返し、クスクス笑う我々。
昨晩は本当に楽しかった。

今日はめちゃくちゃ忙しかった。
社長からの依頼事項、8月の経費の〆、制服業務…。
挙げ句、定時後に某資料がリリースされていて、会長・社長・副社長に渡しに行った。
その際見た夕焼けが本当に綺麗だった。
薄い青と朱色がかった色の空に、雲の筋が一筆で描いたように滑らかな流線を形作っていた。
こうして少しずつ秋を感じるようになるのだろうか。
仕事中だったので撮影出来なかったのが悔やまれる。


来月の上旬はもっと忙しくなるっぽい。
吉熊上司が手掛ける全社を挙げた経費削減プロジェクトのお手伝いをするべく。

昨日、後輩女子Cちゃんと
「私たちの上司が吉熊上司で本当に良かった」
という話をした。
もし、吉熊上司以外の人を上司にするとしたら?という話題では、マジで押し黙ってしまう我々。

包容力があって、面倒見が良くて、面白い吉熊上司。
来月の繁忙期は、逆鱗に触れぬよう、本当、頑張らないと…。

過ぎゆく季節を感じつつ、笑いながら楽しく、真剣に生きていける今が、愛おしくてならない。





夏の粉雪

2012年08月28日 23時52分49秒 | Weblog
後輩女子Cちゃんと飲んだ。
個室の居酒屋。


8月に入り、鬱憤が溜まっていた私。
誰かと、とことん話したかった。
普段は後輩女子Cちゃんが私を誘うのだが、今回の飲み会は私が誘った。

彼女は私と同郷。
2年前に結婚をし、うちの隣の区に住んでいる。

いつもニコニコしていて、周囲の評価は抜群。
愚痴らないし、仕事もできる。
私のくだらない話にも耳を傾けてくれる。
美人だし、「何食べてんの?」っつーぐらいスレンダー。
栃木が生んだ宝石みたいな子なのである。

まずは社内の噂話で盛り上がる。
「あれはあり得ないだろ~」
「ですよねー」




そして、仕事の話。
いつも隣の席に座っている我々だが、なかなか話せない本音を暴露。


今年の前半、私とO主任が図書館に通い、秘書検定・簿記検定の勉強をしていたことに彼女は感化されたもよう。
自身も秋から語学の勉強に励むそうだ。彼女の出身高校は、英語に力を入れている県立高校だ。土台ができているのできっと上手くいくに違いない。
そして、同じ年齢の旦那さんに引けを取りたくない、対等でいたいのだそうだ。
すっげー。かっこいい!

私の話も傾聴してくれ、心が軽くなった。
明日からもっと頑張れそう。
火曜日だというのに、誘いに乗ってくれたCちゃんに感謝。


改札を出る時、
「ねえ。Cちゃんが総務に異動になって、こうして出会えたことって、レミオロメンの『粉雪』みたいだと思うの」
という謎めいた私の発言に、
「わかります!私もです」
と言ってくれる、ツーカーの会話も心地よい。


「僕は君の全てなど知ってはいないだろ
それでも一億人から君を見つけたよ
根拠はないけど本気で思っているんだ」

一億人も犇めくこの日本。
本当、この子が後輩で良かった。

PV - レミオロメン 粉雪





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残暑見舞い

2012年08月27日 23時45分35秒 | Weblog
高校時代の担任だったクラタ先生から残暑見舞いが届いた。
卒業してもう16年になるのに、年賀状と残暑見舞いは続いている。

そうそう、この飄々とした文字。
この先生の文字を見ると自然と和んでしまう。


ポストの前で読んでいたら蚊に喰われてしまった。
痒い痒い。

ぼりぼりと膝を掻きながら、灯りをともす。
明るくなった瞬間、布団の上の吉熊と目が合ってしまった。

「良い子にしていたクマ!」
「はい!!」


よし。良い子だ。
そんな会話をし、再びクラタ先生の文字を追う。

先生は若い頃に私が住んでいる地域に下宿していたらしい。
「夜になっても熱が引かぬ東京のうだる暑さの中で過ごした日々を懐かしく思い出します」
とのこと。

窓を開ける。
なるほど。
この暑さを若い頃の先生もきっと感じていたのだろう。

窓を閉め、エアコンのスイッチを押し、
「あームヒ。どこだっけな」
一人ごちる。
膝をボリボリと掻きつつ、薬箱の中に潜んでいるであろうムヒを探す。

ムヒを塗りながら、ほっとしたのはムヒの効能のせいだけではない。
きっと先生の文字が何よりの安堵をもたらしたのだと思う。

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装着 装飾

2012年08月27日 23時29分35秒 | Weblog
朝からゴタゴタに巻き込まれる。
何なんだよー…。
今日は、精神的に余裕がなかった。

残業後、歯医者さんへ。
前回型を取った場所に銀の冠を装着。ぴったりフィット。

「今日のお洋服、素敵ですね」
と歯科衛生士さんに褒められた。
今日は白の厚手のジャケットとキャミソール、スカートは紺色の麻っぽい生地のミニフレア。
月曜日は全体朝礼があるので、シックなものを選んでいる。
褒められると素直に嬉しく思う。


先の北海道旅行で訪れた北一ヴェネツィア美術館
衣裳文化体験で撮影した、コスプレ写真が届いた!
やはりプロのカメラは出来が違う。

ドレスは、2ランクあり、こうして見るとやはり上のランクにして正解だった。
イタリア製の本格的なドレスである。
人生初コルセットの装着も面白かった。


小樽観光の良い思い出だ。
写真は冥土の土産にしませう。

衣服や装飾で気分は面白いほど変わる。
自己満足のみならず、他人の評価が加わると、より一層、テンションが上がる。

再来月は、職場の後輩女子Cちゃんと撮影スタジオでキャバ嬢に変身するつもり。
源氏名は「桜沢美咲」
ご指名宜しくです。


命のリレー

2012年08月26日 21時59分50秒 | Weblog
アパートのネット回線の工事で、殿方二人を家に上げる。
普段私以外誰も入らないこの部屋。最近まで、ひっちゃかめっちゃかだった。
旅行後、随分片付けてやっと床が見えるぐらいまで片付けた。いやー、面倒だったー。掃除とか、大嫌い。もしも宝くじが当たったら、家政婦を雇いたいぐらいである。


レースのカーテンがヤニだらけだったので交換した。
カーテンは気に入っているので意地でもキレイに洗う。…いつになるかは分からないが。


来てくれた殿方に、
「本、たくさんありますね」と言われた。
ちゃんと作家順になっていたのだが、昨年の震災で本棚が倒れてしまい、ぐちゃぐちゃ…。
でも不思議と「あの作家のあの作品はここら辺に…」と分かってしまう。
こうやって本を積み重ねてしまうのはきっとクマパパの遺伝。嗚呼、麗しき命のリレー。




無事に工事を終え、一日中干しっぱなしだった布団に包まりウダウダ。
通販の「image」のカタログを眺めたり、さいちび君の結婚式の引き出物カタログを見てワクワクしたり。
あと、アプリの「リズムコイン!」をしたり。
休日最高!!


日が沈んだ後に徘徊開始。


隣町へ。

洋服屋には、既に秋物が並んでいた。
赤色が流行りなのだろうか。やけに赤い服が多かったように思う。ニットもスカートも。

ドラッグストアをブラブラしていたら、聞き慣れた声が。
他部署パートさん、発見。
たしか彼女はこの辺のマンションに住んでいるんだっけな。
隣にはパートさんが23歳のときに産んだという美少女(26歳)が佇んでいた。
それが、人形みたいに可愛いくて。「ヘルタースケルター」のりりこ役の沢尻エリカみたいのである。パートさんも若いので、二人はまるで姉妹のように見えた。

仮に私が23歳で娘(仮名:舞ちゃん)を産んでいたとする。
そしたら舞ちゃんは11歳。
私が11歳のママである。いやー、想像できない。
きっと舞ちゃんは私のように本を平積みするような子に成っていたと思う。
ふと、あり得ない命のリレーを考えてしまった。


秘書検定の勉強をしていた図書館の下にある喫茶店で読書兼夕ご飯。
冷製パスタ。きっとこの夏最後になる味。


今日は割とゆっくりとできた。
明日からの仕事のパワーを充電できたもよう。
頑張ろう!!


Relay of the Soul by Miyuki Nakajima




天日干し

2012年08月26日 12時23分01秒 | Weblog
あまりに良い天気なので、クマたちを天日干し。
暑いが、我慢せよ。


太陽に恋した花

2012年08月26日 00時58分12秒 | Weblog
昨夜、酔っ払ってしまい、パキシルを飲むのを忘れた。そしたら、今日一日、シャンビリ(パキシルの断薬症状の一種)が露骨に出てしまい、ちょっと困った。急いで飲んだもの、血中濃度が上昇するまで体調がイマイチだった。
しかし、寝てはいられない。
だって、花は待ってくれないのだもの。
っていうことで、行ってきた。
「君と出会う夏 清瀬のひまわりフェスティバル」
都内最大級。
10万本のひまわり畑。

この畑は石井ファーム(石井善輝氏)が毎年小麦を生産し、収穫後ひまわりを緑肥として栽培しているとのこと。
都内で2万㎡の農地ったら、本当に貴重。

バス停から暫く歩き、そこに広がっている風景に絶句。
じゃ~ん。
高台から見下ろすひまわり畑。
壮大である。


下に降りて畑内を徘徊。

人生ソロ活動。



飛行機雲をバックに。





ひまわりと吉熊。


「どこから来たのかい?」




枯れるまで上を見続ける。



風が吹くとそよそよ揺れるひまわり。
気持ち良さそう。



三人トリオ。



お喋りしているみたい。
「今日も暑いな」
「んだな」



お食事中の蜂。



太陽が似合う花だとつくづく実感。










今日の一枚
青空とひまわりがいかに最強コンビなのかがよく分かった。



こっちも捨てがたい。




水浴びをするひまわり。
ゴックンゴックンという音が聞こえてきそう。



吉熊、今年の夏はどうだった?


バス停まで、こんなノスタルジックな道を歩く。
これが池袋から数十分の光景とは信じがたい。


変った品種のひまわり。
可愛い。


八重っぽい。



清瀬駅のドトールでひと休み。
駅から見た夕焼け。秋の足音が僅かに聞こえてきそうな空の色。



暑さにじっと耐え、太陽に恋したが故に、その姿を追うひまわりに健気さを感じた。
ひまわりは恋の花なのかもしれない。




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夏の終止符

2012年08月25日 12時10分33秒 | Weblog
ちょっと残業ののち、大宮へ。
駅で待ち合わせだったのだが、時間があったのでプラプラ。
そこで、素っ頓狂なクマを発見。
背後のTシャツも気になる。


そごうの本屋さんを徘徊し、待ち合わせの豆の木へ。

そこに現れたのはヤエちゃん。
会うのは久しぶり。激やせしていたのだが、何かあったのか!?後で事情聴取しよう。
続いてO主任。買い物があったらしく、買い物袋を提げていた。
「では行きましょう」

場所は「和花の宝石箱
個室は良い。じっくり話せる。

「こんばんはー」
「遅くなりましたー」
と入店。


ちょうど一年前に合コンメンバーで飲んだ。
2011年7月23日 合コン・夏の陣の顛末
昨年以降、何度か飲んでいる。今では、互いに男女を認識するというより、ただの飲み仲間に成っている。

男子1→向井理似のイケメン。高給取り。この人、相変わらず彼女なしなのだが、どうしてだろう。

男子2→自営業。彼も端正な顔をしているのだが、Too Shy Shy Boy ! すぎてアレ。

男子3→製薬会社勤務。おちゃらけキャラ。ひたすらオチャラけていた。でもふと見せる思考が真面目。私の家に来たがっていた。断ったらすげーしょげていた。

女子は経理のO主任、私、そして前述のヤエちゃん。
一様にヤエちゃんの激やせっぷりに注目が集まった。
酒を重ねるに連れ、ヤエちゃんはぽつりぽつりと身の上を話しだす。
どうやら彼氏ができたのだがうまく行っていないようだ。
拘束力が厳しい彼氏で、ヤエちゃんは病んでしまったもよう。

「別れたらいいじゃん」
って外野は思うのだけど、でも、簡単には別れられないんだよね。

それを期に、それぞれが過去の恋愛歴を披露。
皆、色々あるんだね。
過去の彼女の束縛が異常過ぎてトラウマとか、別れが辛かったとか。

「最近の男子は草食すぎる」
というO主任の意見にたじろぐ男性陣。

私は話すようなこと、何もないけどな。
「私はやってない潔白だ」って麻原 彰晃(本名:松本 智津夫)もびっくりだっちゅーの。

「亮子ちゃんは彼氏とか欲しくないの?」
と男性陣から訊かれる。
欲しいも何も
「彼氏?何それうまいの?」
という干物状態である。

先日の北海道旅行で深く思ったことがある。それは「私は一人が好きなんだ」ということ。
こうして皆と一緒にワイワイ飲むのも好きだが、一人で誰にも気を遣わずに、見たいものを見て、好きなものを好きな時に見る至福には敵わない。コスプレし、クマを愛で、いくら丼を食べながらそう思った。老後もきっとそうなんだろう。「一人の老後って寂しくない?」とよく訊かれるが、老後の寂しさを回避するためだけに、今を我慢したくない。それに、老後もきっと一人が好きなお婆さんに成っていると思う。

適当にお茶を濁し、北海道の土産を配布した。
登別クマ牧場で買った「熊出没注意」のキャラメルだ。


23時、解散。
O主任と電車で反省会。

O主任は
「亮子ちゃんは絶対そのワンピースを着てくると思った」
と自身も花柄のワンピースを着てきたそうだ。


左:O主任 右:私

O主任は夏休み、長野に一人旅に出ていた。
簿記検定2級も受かり、この夏はけっこう充実していたっぽい。
彼氏なんていらないんじゃない?と思うのだが、本人は結婚をしたいらしい。
そんな話もしつつ、気付けば駅。


いや~。楽しかった!
この一週間はけっこうハードだったのだが、酒で全て流れた。

2012年夏の素敵なピリオド。






決意

2012年08月25日 11時03分42秒 | Weblog
ある仕事を任されることになった。
「俺、面倒みきれないからな。自分でちゃんとやるんだぞ。できるか?」
と吉熊上司に訊かれた。

「はい。できます。」
ときっぱりと言ってしまった。

自分の立場を守るためだったら出来る。
いや、やらざるを得ない。

「こういう仕事やっています」
と何か一つ誇らしく言えるものを手に入れたい。
このまま埋もれるなんて嫌だ。嫌なのである。


いばらの道が目の前に広がっている。
今まで培ってきたもの全てを放出する気持ちで挑もう。

globe / Feel Like dance



考えても仕方がない

2012年08月24日 00時02分48秒 | Weblog
心療内科デー。

心療内科に行く前に喫煙所の前にある自販機のジュースの種類がマニアック過ぎて激写。
ホワイトクリームソーダのクマの絵が可愛いということもさることながら、隣の「愛のスコール」って…。どんな味だよ?



待ち時間、まさかの5時間。記録更新。

待ち時間は、角田光代の「それもまたちいさな光」を読んでいた。
北海道旅行の移動の際も、彼女の本を一冊読了した。読みやすいのである。

凄く共感した部分があったので抜粋。

…………………………………………

世の中の三十五歳って何を考えているんだろうなと、走りながら仁絵はちらりと思う。二十歳と変わらない、私たちのようなことではないだろう。キャリアとかスキルアップとか人生とか、きっと高尚でかっこよくて大人びたことなんだろうなあ。自分と珠子だけ、なぜか置いてきぼりになってるんだろうなあ。そんなふうに思う。

…………………………………………





さて、診察。
クマ医師、ちょっと日焼けしていた。
夏休み、どこに行っていたのだろうか。気になる。

まずは秘書検定準一級に受かったことを報告。
彼の受験指導があったから受かったようなものである。
「わあ!!!よかったですねえ」
と、握手。
クマ医師は、クマのような体型をしているので、なるほど、指もぽにょってる。
ぽにょ指を握りながら、
「いや~、先生の受験指導のおかげですよ」
と言ったら、超喜んでいた。
心療内科でクマと握手!


色々言いたいことはあるのだが、彼の前に座るとどうだろう。
相談が幼い愚痴と思えてしまう。よって、何も言えない。


そう、心療内科医が出来ることは、あくまでも内面(考え方)を治すこと。
私の人生をミナクルに…たとえば、上司から信頼を得たり、出世したり、給料が上がったり、人間関係が円滑にいったり…そんなふうにさせることは、医者はできない。

「考え方」を矯正→その結果、「ミナクルにもなっかもな。まずは実践してごらん」という場所なのである。心療内科は。

だからいつからか、彼に言わないでいることが増えた。
限られた時間内で、いかに分かりやすく自分の状況を伝えるかということに注力している。


あと、
いくら考えても仕方がないことってある。
そういうことを考えても時間の無駄だ。
「考えて」→うまくいくこと
「考えて」→仕方がないこと
をまず、判断し、後者だったら「考えても仕方がない」とすっぱり思考停止することを勧められた。

医者が云うのだからそうなのだろう。


たとえば他人の心。
自分じゃどうすることもできない。
「あの人は私をどう思ってるのだろうか」
「私、周囲にはどのように思われているのだろうか」
と考えがちなのだが、そこは割り切って、考えない。
他人の心は他人のものなのである。
自分の力でどうこうすることなんてできないのである。

これぞ悟りの境地。
心療内科って宿坊なのかもなー…。



「夏休みはどうされていましたか?」
と、クマ医師。
これ、毎年訊かれるんだよな。
先生こそ、どこに行っていたのだろう。ハワイ?それともロンドン???


「北海道に一人旅に出ていました」
と私。
続けて、
「待合室に置いてある旭山動物園の本を読んで行きたくなったのです。あと登別クマ牧場です」
と報告。
おいおい、小樽と函館は無視かよ、自分。あんだけ楽しんでいたじゃないか。
そこまでクマ好きをアピールしてどうするよ?


「ああ、本。ありますねー。うっふっふ」
とクマ医師。

「あの本を読んでいなかったら、きっと北海道には行かなかったでしょう」
と、嘘とも本当ともつかぬことまで報告。

でもね。
どんな動物園にいるクマよりも、クマ医師は一番見ていて飽きないクマだ。
これ、真実。


処方変更なし
パロキセチン、ゾルピデム酒石酸塩、防風通聖散、ラベプラゾール


明日は飲み会(夏の大反省会)だ~!!
飲むぞ~!!



今日はこんな気分。

花・ひらく夢 - 大貫妙子

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岡山から奈良まで

2012年08月22日 22時31分28秒 | Weblog
朝、ニュースをチェックしていて、切ないニュースを拾った。





「75歳ホームレスが元妻子に会うため、自転車盗んで岡山から奈良まで走る」
(2012年08月21日 11時45分)

なんとも切ない事件が起きた。

 奈良県警奈良署は8月18日、24年前に別れた妻子に会いに行くため、岡山市内で自転車を盗んだとして、窃盗の疑いで自称住所不定、無職・松原正平容疑者(75)を逮捕した。

 松原容疑者は、岡山市から、かつて住んでいた奈良・大和郡山市まで、約210キロもの距離を自転車で移動。「6月で75歳になり、いつ死ぬか分からない。離婚した妻と長男、長女の顔を見たくて自転車を盗み、走ってきたが会えなかった」と供述している。

 逮捕容疑は、13日午前7時~午後7時頃、岡山市北区のマンションに居住する大学3年の男性(20)の無施錠だった自転車(時価4000円相当、26インチ)を、同住宅の駐輪場から盗んだ疑い。

 同署によると、松原容疑者は、13日に岡山市を盗んだ自転車で出発。公園などで野宿をしながら、17日に大和郡山市にあるかつての自宅(公営住宅)へたどり着いた。しかし、妻子は既に転居しており、「住んでいたのが別人で、妻子の行方は『知らない』と言われた。妻子に会えなくてガッカリした」と説明。訪ねる前には、近くの公園のトイレで、ボサボサの髪の毛を剃り、身だしなみも整えていた。最近はホームレス生活を続けていたという。

 同日午後10時頃、松原容疑者は「悔いはない。自転車を盗んだのは犯罪」として、JR奈良駅前の交番に出頭した。松原容疑者はランニングシャツ姿で、全身真っ黒に日焼けしており、「シャツをちょっと絞っただけで、大量の汗が出る」と話していたという。かばんの中には、所持金120円と清潔なポロシャツ、石けんなどの洗面用具が入っていた。特に持病があるわけではないが、同署の調べに「年を取って死を意識した」と供述しているという。

 せめて、元妻子への連絡手段を知っていれば、こんな犯罪に結びつくことはなかっただろう。それを思うと、胸が痛くなる事件である。(蔵元英二)





…。
朝から胸が締め付けられた。泣きそうになってしまった。

確かに自転車を盗んだことは悪いことだ。
自分が被害者だったら怒り心頭だと思う。
しかもずっと妻子を顧みなかった松原正平容疑者。
もしかしたら妻子は「もう会いたくない」と思っているかもしれない。

でも、死を意識して、最後に妻子に会いに行く、しかも岡山から奈良へ自転車で…という松原正平容疑者の気持ちを考えると、理性が働く前に、涙が出てきてしまう。

会いたかったんだと思う。
死ぬ前に。一目だけでも。
かつて愛していた妻に。
そして自分の血を分けた子供に。

なんとも考えさせるニュースだった。
第三者的意見で勝手なのだが、松原正平容疑者が家族と会えますように、と願ってしまう。



糸 中島みゆき

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夏と秋の狭間で

2012年08月22日 22時05分54秒 | Weblog
私の仕事なのに、横取りされそうになり、イラっとした。
あの仕事は、私が総務に来た時からやってきたものなのである。
私の唯一の花形的仕事。
それをだな、そう易々と横取りされてなるものかっつーの。
しかも素人めいた助言とか、本当、いらないから。
なんなの?なんなの?なんなの?なんなの?なんなの?なんなの?

あー、ムカつくわー。

雑用ばかり押しつけやがって。
で、美味しいところは略奪ってか?
やるせない。

まあさ。
絶対にに渡さないけどな。

やっぱり、この暑さで精神的にも肉体的にも限界に達しているのだと実感。
苛々する。
時期的なものもあるんだが。

とはいっても、残業中、日が詰まってきたことを感じて、秋の訪れを知った。
また、会社のロビーの花がコスモスに目を細めたり…。




頂上に昇りつめ、やがて少しずつ降下する観覧車に乗っている気分。
地上に近づき、やがて生まれる安堵感は、秋の涼しさに対するそれに似ている。
盛夏=頂上に魅力を感じなくなったのはいつからだろう。
昔はもっと夏が好きだったのに。


帰り、気分転換に新しいマスカラを購入。
今夜はパックして、マニキュアを塗り替えよう。
髪にトリートメントを塗って蒸しタオルで包んで集中補修。

武士が戦の後、武器の手入れをするように、夏に受けたダメージは都度補修することが大切。
そうしないと途端に老けこむ。

人生もまさに「初秋の頃」なのかもしれない。


男もすなる、アプリといふものを、女もしてみむとて、するなり

2012年08月21日 22時56分28秒 | Weblog
スマホにして、3週間。
旅行の際、大変助かった。
携帯電話というか、持ち運べるパソコンといった感じ。
世の中、便利になったものである。


男もすなる、アプリといふものを、女もしてみむとて、するなり。


ということで、前々から気になっていたダウンロードしてみた。
その名も「リズムコイン!」である。

コインを落としてお菓子をGETし、クマに食べさせながら立派なダンサーに育てよう!というゲームだ。
そのクマが、私の胸を鷲掴みにして離さない。
コイン落としも単純なので分かりやすい。


何この愛くるしさ。やべーよ。


フィーバーになると、このクマは超リズミカルに踊るんである。
しかも画面も綺麗。

ハマった。
するりと、ハマった。
クマった。


部屋の掃除をしようと思っていたのに、つい夢中になって40分潰れた。
恐るべし…。

このクマを立派なダンサーに育て上げるのが目下の課題である。