世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

「腐った日本を買い叩く!」

2007年02月28日 22時30分03秒 | Weblog
先日、「日経平均株価18,000円台突入」と書いたが、今日は大幅に下げた(終値17,604円 ▲515円)。
取引開始直後から200円ぐらい下がり、午前中、あれよあれよという間に700円も下がってしまった。
どうやら中国の市場が暴落し、それが世界中に飛び火したもよう。
今の仕事に携わるようになって、初めての大幅下落だったので驚いた。
911テロ以来の大混乱だとか。

経済といえば、最近、NHK土曜ドラマ「ハゲタカ」が面白い。
緊張感といい絶妙なカメラアングルといい、映画にしても良いぐらいの出来だと思う。

鷲津政彦(大森南朋)率いる外資系投資ファンドVS日本の大銀行(&駄目企業)の熱き戦い。
銀行から崩れかかった日本企業を債権ごと「適正」価格で買い取り、高く売るハゲタカ(鷲津さん)。

鷲津さんの決め言葉は

「腐った日本を買い叩く!」

ひぇ~。
こあいよ~。

でも、一度ぐらいは言ってみたい台詞だ。

「女の価値は男の数!」
(ドラマ「ショムニ」の千夏の台詞)
と同じぐらいの歴史に残る名言ではないだろうか。

古い体質を持つが故、銀行からダラダラとお金を借りている駄目な日本企業が、尽くハゲタカに狙われて裸にされる。
そのもようは、観ていて爽快であるが、少し複雑…。

「私は会社を子供のように愛してるの」
という玩具メーカーの女社長(公私混同したオーナー社長)に対し、
「あなたはその子育てに失敗したんだ!」と言い切る鷲津さん。

次回も楽しみだ。


…あ、「クールなメガネ男子」の鷲津さんが目的ではない!
断じて。

…いや、たぶん。



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宮仕え

2007年02月27日 22時46分23秒 | Weblog
夕方からメインディッシュ的業務に取り掛かるってどうよ…。

午前中は嫁的業務に明け暮れ、午後は支払いの締め。
予算に取り掛かり始められたのは夕礼後だ。

昨日、あんなに浮かれぽんちな日記を書いていたが、実は、朝から社長に怒られて凹んでいたのだった。
でも、直接「こうしてほしかったんですよ」と言われた方が、陰で色々言われるよりも良い。
自分の要求にどう対応したかまでをちゃんと見ている彼だから、ピンチをチャンスにしようと前向きになれる。

昔、中国の宮廷に遣える男性は去勢されたらしい。
宦官といい、男性器を取られることで、官吏は王に背く意欲を失わされていた。
時々、自分がその官吏になった錯覚に陥る時がある。
上記のように前向きになるのだが、一瞬、鈍い痛みを覚えることもある。

官吏と同様に、痛みを覚え、そして「何か大切なものを失ってしまったんではなかろうか」という虚しさみたいなものを感じるのも事実なのだ。

でも、そんな歴史に想いを馳せる暇などなく、次の瞬間には吉熊上司に駆け寄り、ホウレンソウをして対策を練る私がいる。

会社にいる限り、私は官吏になるしかない。
『男性器』を切断したことを悔やんではいけないんである。

どんなに憤慨しても、最終的には社員を守ってくれると、
…私はあの社長を信じている。


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巻き髪と強迫性障害

2007年02月26日 22時46分07秒 | Weblog
ストレート用のムースが無くなっていることに気付いたのは今朝になってからだ。
逆にして押しても「ぷっ…、…しゅー…」というガスが抜ける音しかしない。
ヤバい…。
あれがないと、寝癖が落ちないではないか。
どうしませう。
1分ぐらい悩んだ後、巻き髪にしようと決心して、ホットカーラーのスイッチをオンにする。
強迫性障害になってから、出かける前に電化製品(熱を発するもの)を使用できなくなっていた。
出かける前に何度も確認しないと電源を切ったことを信じられない病、強迫性障害。
ひどいときには「ちゃんと切ったか」の確認に15分はかかる。
一度出発しても、不安感に負けてしまい、家に戻ることもある。
段々、電化製品を使うのを躊躇うようになっていた。
なので、ホットカーラーを使用するのは久々。

髪を縛ろうかとも考えたんだが、寒い時期に襟足を出すと必ず風邪を引くことを思いだし、却下。

髪にルシードエルのローションをたっぷり着ける。
NHK「おはよう日本」に出演する愛しの松尾アナウンサーを横目に、温まったカーラーを髪に巻きつける。

化粧している間にカーラーと髪の熱を冷まし、歯磨きを終えた後にケープ(緑)を振りかける。
カーラーを外す。
この間30分。

クマたちに「いってきまーす」をし、電化製品のスイッチを指差し確認して、出発。
巻き髪は巻かれた髪が首に絡まり、なにげにあたたかくて良い。
マフラーのようだ。
歩調に同調して上下に動く髪を気にしていたら、ホットカーラーの電源のことなんて忘れてしまっていた。

こんなこと、心療内科のクマ先生に言ったら、再び失笑するのだろうか。
「巻き髪で強迫性障害が快方に向かう」だなんて、信じてくれるだろうか。

真顔で報告する私、
失笑するクマ先生、
そんなやりとりを考えていたら、吹き出してしまった。
その刹那、クルクルの髪が、また上下に揺れた…。


会社のヲサレ系オジサマには「パーマネント?」とか言われた。
笑いを堪えるのに苦労した。せめて「ネント」は取ろうよ…。

★画像は、今日のお昼休み@トイレ。
もう少し、クルクルしているのが好みなんだが。
ドラマ「Age,35 恋しくて」の照井ミサ(瀬戸朝香)ぐらいの巻きっぷりを目指して、もう少し精進せねば。
(あのドラマ、もう10年ぐらい前の作品なのね。時々レンタルして観るが、古さを感じない。)


このブログもついに1,000話達成!
正直、こんなに書くとは思わなかった…。

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第2回 東大宮演劇祭

2007年02月25日 22時32分00秒 | Weblog
2/25(日)

妹・芋子と「東大宮演劇祭2007」に行く。
この演劇祭がなければ、東大宮という土地には降り立つことはなかっただろう。
学生時代もいつも通過するだけだった、東大宮。

(劇)レインボウ城!の芝居「ラブタンク」「悪魔のひなまつり」を観た。
特に「ラブタンク」は、今まで観た(劇)レインボウ城!の作品で、一番好きかもしれない。
第一次世界大戦真っ只中のイタリアにあるオカマバーの話。
陽気なオカマの様子に笑いっぱなし。
でも、「人の数だけ悩みはある」というバーのママの深い台詞でキュッと絞めていて、胸キュン…。少しウルってしてしまった。
最後、オカマたちに招集礼状が届き悲観的になり暗くなって終る…という予想をうまく裏切ってくれた。爽やかな終り方だった。良かった。

その後、芋子と大宮で軽く食事をした。
学生時代、乗り継ぎ駅だった大宮。
素敵なお店が沢山できていて、芋子と解散したあと、のんびりとブラブラした。
先週購入したニットに合うスカート、そしてランコムのマスカラをお買い上げ。
ルンルン気分で帰宅~♪

さぁて。
来週も頑張るか!
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さくらん

2007年02月25日 22時24分02秒 | Weblog
2/24(土)

レイトショーで映画「さくらん」を観てきた。
前々から楽しみにしていたのだ。

私の前世は女郎だったと思う。

そのことは、だいぶ以前、このブログに書いた。
占師にそう告げられたわけではない。
ただ、漠然とそう思うのである。

渡辺淳一先生の「失楽園」で、「赤い襦袢は遊女しか身に付けない」という下りで、何かデジャブみたいなものを感じたのが、そう思う切欠だった。
かつて自分が赤い襦袢を当たり前のように着用していたという思いが、胸の奥から沸き起こってきたのである。
それを前世の自分に重ねることで、自分を納得させている。
同じく渡辺淳一先生の「白き旅立ち」で、美幾という遊女の生き方に触れたときも懐かしさを感じたし、林真理子先生の「花」では女郎の悲しみを我がことのようにリアルに感じた。
他に、日曜日の昼ごろにのんびりと気が済むまで化粧をしていると心が落ち着く。
日曜日のだらしのない日差しを浴びながら、窓際の化粧コーナーに腰かける。
煙草を咥えながら、睫の一本一本に至までマスカラを絡めていると、何とも言えない快楽を得る。
肌蹴たバスローブを着用し、ヘアアイロンで「これでもか!」というぐらい癖のある髪を伸ばしている我が身を鏡越しで見る。
そこには平成版「カタチだけ女郎」が映っている。
ホントはカタギのOLなんだけど…。

そんな私が「さくらん」をずっと楽しみにしてきたのは当然といえば当然である。
さて、「さくらん」(ネタバレあり)

淡々としたストーリーに花を添えるような画像が、とても印象的だった。
8歳で置き屋に売られたきよ葉。
その悲しみを強さに変えられる素敵な生きざまを演じたのは土屋アンナ。
土屋アンナといえば、あの「下妻物語」のヤンキー役とリンクする。
粋がってても、「御意見無用」を「御意見無様」と間違えて特攻服に刺繍してしまうオチャメな役だった。
「さくらん」でも「イチゴか?」と錯覚するシーンが随所にあった。
彼女にはそういう熱い役が似合う。

女郎の悲しみといえば、好きでもない殿方と性行為をすることだとはたやすく想像できるが、他にも女子特有の焼きもちによるいじめなどが渦巻いて、予想を遥かに上回る過酷さであった。
果敢に立ち向かうきよ葉は、罰として折檻を受けても、自分を崩さない。

それにしても、きよ葉は無器用すぎる。
特定のお客さんを本当に好きになったら、他のお客さんに上の空で接客したり、喧嘩っ早かったり。
前世が駄目女郎の私でも、もっと上手くやっていたと思う。傷付くのが怖いから。

何とか努力して、花魁に登りつめて吉原を闊歩する姿は圧巻。
あと、寝っ転びながら、キセルを粋に吸うきよ葉が漏らした言葉が印象的。
「キセルって便利だよな~。寝っ転びながら吸っても灰が落ちねぇし」…に、納得してしまった。ほかの女郎もプカプカとヤニを吸っていたので、女郎の喫煙率は高かったのだろう。それだけストレスがある仕事なんだと解釈。

そして、濡れ場。
特に菅野美穂の性行為シーンは凄かった。
10年前、彼女が裸体の写真集を出したことを久々に思い出した。
殿方に馬乗りになり、せっせと腰を動かしながら振返る仕草はとても優雅で綺麗だった。
身を捩る度にできる背中の陰とか、艶かしくてクラクラした。
監督が女性だったからだろうか。嫌らしさは感じられなかった。
他にも濡れ場シーンはてんこ盛り。お腹いっぱい。

前世の自分は、毎日、あんなことやこんなことをやっていたのだろう。
色目や殿方をゲットするための手練手管を学習し、実践する毎日…。
ルーティンワーク=性行為、そんなエブリディ…。
後世の今の自分が、こんな尼のような生活をしていても、帳尻を考えれば納得がいく。


そう。
私は前世でやりすぎたんである。
きっと。

だから神様が「次回は少し休みなさい」と思し召し下さり、今、殿方よりも吉熊に愛を注げるハートを持てるようになったんだわ。きっと。

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日経平均株価、18,000円台突入!

2007年02月24日 01時14分21秒 | Weblog
2/22、日経平均株価が18,000円台に突入した!
6年9ヶ月ぶりだそうだ。

6年9ヶ月前、私は店舗にて販売をしていた。
あれから曲折を経て、今に至る。

あの頃は日経平均株価が何なのかということよりも、いかに店長に怒られないように生きようか、ということが重要だった。
「お金持ちっぽい客」が、事務処理をしている私のケースに近づいてこようものなら、慌ててペンを落下させ、ケースの下に隠れてケース伝いに移動をし、とにかく私は逃げていた。

「店長以外の店員が、高額の接客なんて!」という規則が当たり前のように存在していた店舗だった。

今よりも、比べようがないぐらい劣悪な労働環境だった。
今、どんなに嫌なことや腹が立つことがあっても、辛いとは思わないのは、それだけあの頃が悲惨であったからだろう。

10,000円を割ったこともある日経平均株価も、微弱ながら日々伸びていったように、私も、運が良かったにしろ、やっと自分の居場所を確保できるようになった。

このまま、20,000円台に突入しちゃってよ!日経平均株価。
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世界観の拡張

2007年02月24日 01時04分00秒 | Weblog
2/23(金)
今週は早く過ぎ去っていった。
気分的にはまだ水曜日である。やることが多過ぎ…。
昨夜は胃痛がひどく、少々早めに寝床に就いた。
タケプロンを久々に服用。
かすかにイチゴ味がして、その美味しさに改めて感動した。ラムネのようだぜ。

昨日パソコンを立ち上げなかった分、普段より1時間も多く睡眠を取ることができた。
朝から身も心も快調。
2月は稼働日数が少ないため、「23日」は普段の月の「23日」ではない。
月末なのである!
普段の月の感覚で業務に取り掛かっていると、痛い目にあう。

吉熊上司と、ふとしたことからモーツァルトの話になった。
クラッシックなど聴かないであろう彼が、どうして「フィガロの結婚」なんて曲を知っているんだろう。
「寝る前に聴くと良いんだよ」と言っていたので、恐らく、赤ん坊である息子にでも聴かせているに違いない。

子育てによる世界観の拡張を目の当たりにした瞬間。
「子供嫌い」という理由のみで、一生、その世界観の拡張を知らずに死ぬ私は、そういうときにふと不安になる。

人が一生の内に体験したり感動したりする質量を考えたとき、私は子持ちの人より、その質量が少ないんではなかろうか、と。
それは損なことになるんじゃなかろうか、と。
思うのである。

しかし。
でも。

子持ちになるということは、子供との生活をすることである。
たしかに世界観の拡張は得られるかもしれないが、果たして子供と共に生きることは、子供嫌いの私にとって、そして子供にとって、幸せなことなんだろうか。
総合的に自分を考察すると、子供を持つことで、心がマイナスに作用することが多すぎてしまい、世界観の拡張どころではなくなってしまうと思う。

見た目は「子供好きそう」と評される私。
しかし、実質は母性というものの欠片すら見当たらない。
母性どころか、最近では恋とかも実践したいと思えない。
そんな私が子持ちになったら、精神安定を保つためにパキシルからドグマチールにレベルアップするのは必至である。

だから、お見合いを無邪気に進めてくる某役員の顔を見る度に
「ホントは違うの!あなたの思っている良妻賢母にはなれないんです」
という罪悪感で心が押しつぶされてしまいそうになる…。

女性という塊には属しているが、私は私である。
個人として見てほしいという贅沢なことはいわないが、でも、私の価値観は尊重してほしいと願う。

「子供を持たないから、世界観が小さいんだ」と世間に後ろ指を差されないように、人生をデザインし、実践することが、今後の課題になるだろう。


某役員が私の席に接近してくる度に、忙しい手を止めて、いちいちドキドキしてしまう…月末の23日であった。
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桜の花が咲く頃に

2007年02月24日 00時53分16秒 | Weblog
2/22(木)

決算業務が共同作業だとすると、予算作成は個人プレーである。
各自が受け持つ勘定科目を分析し、根拠を付けて来期の予算を立てるんである。
孤独な戦いゆえ、他の人の進捗状況を気にしてしまう。
吉熊上司に納得してもらいたい一心で数字をいじくりまわすこの業務も、いよいよ大詰め。
これが終わったら、桜咲く春がやってくる。
今も充分に春っぽいが、やはり桜を見なければ本格的な春だとはいえまい。

「また視力が落ちたんじゃないか?」と、予算作成後、毎年思う。
かすむ目に飛び込んでくる桜の花は、そんな疲れを忘れさせてくれる。
そして、「入社〇年目」の〇の数字が一つづつ加算されるのを、桜によって知らしめられるのも恒例だ。
桜ほど、人に、特に日本人に色々な思いを与える花は他にあるだろうか。
身近なものでは音楽にその傾向を見ることができる。
歌の中に「桜」という名詞があると、曲全体が淡いピンクに染まるのを感じるのは、きっと私だけではないだろう。
歳時記の中で、一番好きな季語、花(桜)。

桜の鼓動が聞え始めた私は、少々せっかちだろうか。


三月末の期末まであと残りわずか。

来期実績との差が小さい、リアルな予算を組みたい。
そして、吉熊上司を驚かせちゃうんだ。

ほくそ笑む私に、桜の花びらが舞う
…そんなシチュエーションを想像する私の脳内は、万年春なんだろう。

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スマイリング クマ

2007年02月21日 23時01分53秒 | Weblog
心療内科デー。
本日も魅惑トリオ(マイスリー、ソラナックス、パキシル)+1(エリーテン)を処方される。

あ…。

パキシルによって引き起こされているだろう『早朝覚醒』と、アルコール類を飲んでも大丈夫か否かについて、先生に質問するのを忘れてた…。
来月の初旬、酒びたりの旅を控えているのに。
どうしよう。ま、いっか。

クマ似の先生は、今日もやはり疲れているっぽかった。
クマスマイルはあまり見られず。

普段、熱心にそして神妙な顔をしながら私の話を聞いてくれている彼だが、今日は「やれやれ…」という失笑を漏らしていた。
クマの失笑というのも、なかなか風情がある。
新たなクマスマイルを開拓した気分だ。

電子カルテになんだかいつも色々記載している彼だが、その内容が気になってしょうがない。
「相変わらずの馬鹿女」
「がははと笑うんじゃねーよ。歯の裏がヤニだらけだよ!」
とか書かれていたりして…。

心療内科というと、敷居が高いとよく聞くが、私がお世話になっている心療内科はそうでもない。

いつも穏やかな会話を先生とする。
時には笑い、時には励まされる。
そして、さりげなくアトバイスをもらう。
どんなにつまらない私の話にも耳を傾けてくれ、処方箋を書いてくれる。
それは、医療行為。
つまり、私が金銭を支払う代わりにしてもらえる行為だということは、分かっている。
しかし、病院帰りに、薬袋を抱える私の心はどことなく軽い。


二週間に一度の心療内科デーは、心を浄化する日だ。
この七ヶ月で、私の気持ちの持ちようは、大分変わった。
主治医を『クマ』として見る私の心には、きっと一年前には無かった『余裕』が芽生えているに違いない。

ゆっくり、ゆっくり。

自分の心に耳を傾けて、自分と付きあっていこう。
次回はクマスマイルがもっと見られますように。

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あの日から

2007年02月20日 22時10分04秒 | Weblog
あの日、運命の悪戯があったら、私は確実に死んでいた。

あの日で人生が終っていたかもしれない。
でも、どうにか生きて、こうしてブログを書いている。
これまた運命の悪戯なのだろうか…。

身近な人の死によって、初めて生を感じたあの日から、数年。

死ぬことってなんだろう。
生きることってなんだろう。

あの日から、子供のように生死を考えることが多くなった。

今この手にある人生に感謝しなくてはいけないということは、わかっちゃいるけど…なかなかできなくて。
毎日、何かに腹を立てて。
毎日、不満げに唇をゆがませて。
毎日、イライラして。

でも、死んだらそれもできなくて。

だから、私は生きる。ただ、ひたすらに。

それが、亡くなった方への鎮魂になるのなら。

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「人を信じろ。そして信じるな」

2007年02月20日 22時07分26秒 | Weblog

ああ、もう。

仕事の約束を守ることができない他部署のあの子にマジギレ。
私も完璧に約束を厳守できているかについて自信がないから、
大きなことを言える義理ではないんだが。

「忙しいので」
と言われて、呆れてしまった。

彼女はどうして「申し訳ございません」の一言を、その口で言えないんだろうか?
忙しいので、日本語忘れちゃったのかしら。

部署間の約束ごとったら、一番優先させるべきことではないだろうか。
しかも、日にちも全て一方的に彼女が決めたのである。
それを忘れ、挙句「忙しいので」って、一体どういうスケジュール管理をしてるんだろうか。
念のために昨日、メールにて「明日、よろしくね」と伝えていたのに。どうやらメールすら見ていないもよう。

「忙しいので」かあ…。

私だって予算作成で毎日頭がおかしくなるぐらい忙しい。
今日なんて、生理痛の腹を抱え、脂汗を吹き出しながら、パソコンに向かっていたのに。

「忙しいので」
の言い訳をするなんざ、1億光年早いんだよ!
忙しいんだったら、昼休みに飯食ってないで働けよ。笑ってないでさ。


でも、いいんだ。

ちゃんと後片付けをしてもらうからね。
しっかりと。

彼女のいいかげんさに手塚治虫の言葉が頭をよぎる。

「人を信じろ。そして信じるな」

…こんなんばっかだから、その言葉の後半部分しか信じられないんだよ。私。

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後ろ向きメビウスの環が始まる前に…

2007年02月19日 23時35分36秒 | Weblog
昨日の夜から食欲があまりなく、今日は喉がヒリヒリしていた。
もしや、風邪…。
忙しい時期なので、それだけは避けたい。
しかも、先月引いたばっかりじゃん。ゼナ飲んで追い払おうっと。

パキシルの副作用か、最近、早朝覚醒がある。
まだ外が暗いのに目覚めてしまうんである。
早朝覚醒しても、二度寝できる日とできない日がある。
今日は二度寝できなかった日。
恐らく入眠は2時過ぎだろうから、今日なんて3時間半ぐらいしか眠れていない。
しかも「おはよう日本」に松尾アナウンサーが出ていなかった。
ぷんぷん!
朝からやたら不機嫌。

午前中、他部署のわけわからない女子に、怒りMAX。

誰だ?あいつは…。

まあね、引き継ぎも無しに、ただ「あの部にこの書類を持って行って~」って言われて、ただ持って来てしまった彼女も可哀想なんだがね。
でもねー、あんなわけわからないものを一方的に渡されても困るのよ。
「これ何?」と尋ねようとしたら、忍者の如く去りやがるし。
クノイチかYO!

どっかの国のどっかの村では、大人の村人が一丸となって子供を育てるらしい。
そういう習慣が希薄である当社に居る私は、
自分の時間を年下の人間に割かれたことにさえ腹を立てしまう。
自分の正義をいかに貫こうかと舌の上で転がす人間に、いつの間にか私はなってしまった。
他部署の後輩どころか、自分の後輩に何も教えられていない。
吉熊上司に教わったことをこなすのに精一杯…。
その、「どっかの国のどっかの村」にいたら、村八分になってしまっているだろう。

自分のそんな甘い現状は認められるけど、まだ反省できる状態には至っていない。
どこかで強がっていないと、周りに負けてしまいそうで。

…。

いけない、いけない。
このままだと、いつもの後ろ向きメビウスの環を描き始めてしまう。

今夜は、もう寝ようっと。
明日は良い日でありますように。

おやすみなさいませ。

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プリンセスの輝き ティアラ展~華麗なるジュエリーの世界~

2007年02月18日 23時40分38秒 | Weblog
渋谷のBunkamuraで開催されている「ティアラ展」に行く。
ティアラといえば、幼少期に私が描く女の子の絵には、必ず登場していたアクセサリーだ。
お姫様の頭上、そして一般庶民の女の子に至るまで。
どんな女の子の頭上にも必ず描いてしまう、ティアラ。
それだけ憧れを持っていたんだろう。

さて、今回のティアラ展。予想以上にボリュームがあった。
どこかのプリンセスが着けていたティアラ、ティアラ、ティアラ…そしてティアラ。
100点もの世界のティアラを見て、お腹いっぱい。

印象的だったのは二点。
モナコ国王の妃、グレース妃のティアラ。
他のティアラに比べると小振りなんだが、品があり素敵だった。
手掛けたのはミステリーセッティングで有名なヴァンクリーフ&アーペル。
石留めを凝視したんだが、どこら辺がミステリーなんだかがミステリーだった。

もう一つはアウグスタ皇后のティアラ。
四葉のクローバーが「ぱんぱかぱーん」と正面で輝きを放っていて、心惹かれた。
その斬新なデザインは他のティアラとは何かが違っていた。
最近、クローバーのジュエリーがマイブーム。
クローバーイヤリングを買うか買わないかずっと悩んでいる私…。


ティアラを着けた日本の皇室一家の女性たちがスクリーンに映し出されているブースには、オバサマ方がごったがえしていた。
美智子皇后の結婚式の映像に、一同に沸き起こる感嘆の溜め息は…凄かった…。

最後はミキモト社のティアラ。
四季を表した可愛らしいティアラは、真珠があしらわれており、心和んだ。
ジュエリー展には必ずといっていいほど、参加しているよな…ミキモト。
儲かってるんかな。

そんなこんなで、すっかり姫気分。
渋谷駅に向かおうとしても、凄い人混みで進まない。
広末涼子が昔「渋谷はちょっと苦手~♪」と歌っていたが、その気持ちがよく分かる。

池袋で下車し、買い物。
ラストバーゲンの甘い勧誘に乗り、ニットをお買い上げ~。

しかし、どうしても、クローバーのイヤリングが頭をかすめてしまう。
なので、お買い物はやや控え目にした。

…なんて、あのティアラをしていたプリンセスたちには理解不可能な悩みなんだろうが。

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雨上がりの日曜日

2007年02月18日 23時33分31秒 | Weblog
意識の覚醒と共に我が耳に訪れてきたのは、雨音だった。
割りと早く起きたのだが、雨音が「もう少し寝れば?」と促すので、そうすることにした。

僅かな二度寝とまどろみから覚め、窓の方を見た。
カーテンの隙間から日が差していた。

雨上がりの日曜日。

ぬるま湯のような布団を蹴り上げ、ベランダに出てみる。
コーヒー片手に一服。♪ダバダ~。

舞い上がる水の粒子が、光に透けてキラキラ輝いている。
綺麗だったので、ずっと眺めていた。

吉熊と出かけようと思い、支度を始める。

公園を突き抜けて駅に向かう。

石でできた馬を取り囲むように、噴水がシャーシャーと出ている。
ここの噴水をこんなにまじまじと見るのは久々だ。
「雨上がりの日曜日」効果だろうか、日常に潜むささいなことが眩しく思える。

うきうき気分で携帯カメラを向けた瞬間、噴水は止んでしまった…。

ブログ開設 丸2年

2007年02月17日 23時37分40秒 | Weblog
ブログを開設して、今日で丸2年が経過した。

2005年2月17日。
あの日、風邪を引いて会社を休まなければ、
そしてブログというものに興味を持たなければ、
…このブログは開設されなかっただろう。

元旦でもない、
私の誕生日でもない、
2月17日という何の変哲のない日に訪れた絶妙のタイミング、
それはやがて習慣となり、
いまや私にとって欠かすことのできない要素になりつつある。

今まで、日々思ったことを淡々と書き記してきた。

ここに残す習慣が無ければ、すぐに忘れてしまっている些細なことばかりだ。
今読み返しても「そうなんだ」「へぇ」と第三者気取りで眺めてしまう自分がいる。

「いったいどんな人がここに訪れているのか」ということが頭をちらついて筆が進まないこともあるが、大抵は他人の視線を気にせずに、自分が思ったことをストレートに書いている。
ここは、リアルな世界では叫べない「声にならない声」を轟かせることができる唯一の場所だから。

今後もマイペースで続けていくつもり。

ネットアイドル(!?)の吉熊にも、本当に苦労をかけている。
このブログがなければ、狭いアパートの一室で、人知れず地味な生活をのんびりと送っていただろうに。


三年目の「世界の中心で吉熊が叫ぶ」も宜しくお願いします。





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