世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

実家なう

2012年06月30日 21時34分43秒 | Weblog
実家なう。
私の生まれ育った雀宮は、都内から電車で1時間半の場所にある。
雀宮駅前には鉄塔が立っていて、私はこれを見て育った。帰省し、これを見る度に「帰ってきたんだ」と思う。



駅から実家までは歩いて帰った。そんなに暑くないので苦ではなく、むしろ車の中からは味わえない懐かしさを風景に感じることができた。
駄菓子屋、通っていたピアノ教室、友達の家、メインストリートの国道4号線、その脇の小屋に貼られている錆びたマルフクの看板、何もかもが懐かしい。
見上げた空には帯状の雲が水彩画のように漂っていて、夕日を受けた飛行機が何機か、雲の間に光って見えた。


5月の連休以来の帰省。
両親は元気だ。
中国地方のお土産をいただいた。尾道のお香。
父の日のプレゼントを贈呈。
クマパパが大好きな八海山。
彼は八海山を手にした瞬間、蜜壺をもらったプーのようにニヤニヤしていた。よっぽど好きなんだな。

母は料理が上手い。普段変なものしか食していない私には、どれも御馳走。
正嗣の餃子、混ぜご飯、貝のお吸い物、とうもろこし、梅酒…嗚呼、お腹いっぱい。









とうもろこしと、とうもろこしの葉で作った人形(母作)。



からし蓮根は父の熊本の出張土産。
私の大好物である。よく駅で開催されている物産展で見かけると必ず買い、まるごと1本をむしゃむしゃ食べるぐらい、大好きな食品だ。うまい!うますぎる~!



最近あったことなどをぼそぼそと話し、片付けをし、2階の母ヨーコたんの部屋でごろごろしながら「サラリーマンNEO」を鑑賞中。面白い!笑い転げながら二人で爆笑なう!



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去る者の背中を見つめて

2012年06月29日 23時36分16秒 | Weblog
人事部長・T部長が当社を去った。
勤続27年。当社の生き字引みたいだった彼女。
女性唯一の部長職に君臨。

彼女は風紀チェッカーの役目も担っていた。
我々女子の間では、
「その服、T部長的に駄目なんじゃね?」
という会話に用いられるという、彼女の好みは皆の基準そのものだった。
永山基準、みたいな。


13年前。
社長面接が終わり、社長室の隣のソファで、リクルートスーツに身を包んだ私に「あなたを当社に迎い入れたいと思います」と両手を伸ばしながら内々定をくれた。

会社でキレてしまったとき、私を落ち着かせるために「大丈夫よ」と抱き締めてくれたことや、トイレで美術館談義に花を咲かせたことなど、走馬灯のように思い出す。

私は割と彼女には好かれていた。
トイレに貼るポスターを作るように頼まれたことがあり、勝手にクマのイラストを入れたときも「まあ!」と驚かれたが、怒られなかった。

出勤最終日の今日は、取引先から彼女宛にたくさんの花が届き、部長の周囲がなんだか花屋みたいな様相を呈していた。

定時後、フロアの全女子が集まり、彼女を取り囲んだ。
「T部長、お世話になりました」
と皆で一斉に言って別れを惜しんだ。
そして火曜日に私とCちゃんが買ったプレゼント(ウエッジウッドのティーカップ&ソーサー)を贈呈。


「ありがとうね。あなたたちも頑張ってね」
と、部長は目にうっすらと涙を溜めていた。

私が会社を辞めるときは多分大泣きするに違いない。
勤続12年。やはり様々な思い出がある。
部長には私の倍、27年間の思い出があるのだから尚更だと思う。
しかし、自らの感情に蓋をし、彼女は最後まで凛とした姿を我々に見せつけた。
27年、あの会社でやっていくには、あれだけの強さが必要なんだというのが、残された皆の一致した意見だ。

今夜、人事部は高級ホテルの中華で送別会らしく、人事部一同はバタバタと去っていった。



明かりが消された人事部エリア。
その奥にある、さっきまで部長がいた机が、少しだけ寂しそうに見えた。

部長、今までありがとうございました。

私、頑張ります。

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気分爽快 株主総会

2012年06月28日 22時04分27秒 | Weblog
株主総会。

毎年この日は早起きをして後輩女子Cちゃんにモーニングコールをする。
「おはようございます!起きてますよ。今日は宜しくお願いします」
という愛らしい声のCちゃんで爽快な目覚め。

リポビタンDを飲んでいざ出発。
いつもより1時間早いので電車が空いていて快適。

変なテンションのまま出社をすると、既にみなさん、お揃い。
勿論社長も。

吉熊上司に秘書検定の結果を報告。
「おお!よかったね」
と、喜んでくれた!
自分のスキルアップのために頑張ってきたのだが、よく考えると、彼のためでもある。
吉熊上司の片腕とまではいかないが、小指ぐらいの価値がある部下でいたい。


総会の会場入りをし、始まる直前まで受付業務の打ち合わせ。
議決権行使書・株主出席表の取り扱いを復習。


総会、無事終了。
ホッと安心。
どっと疲れが出た。

続いて、人事部長を頭にして、役員会のあとの役員さんたちの食事会の配膳の手伝いをする。

人事部長は独身時代、丸の内で社長秘書をしていた。
このような業務ではいつも頼りにしていたのだが、彼女は明日で退職してしまう…。
最後のお勤めといわんばかりに張り切る人事部長。
我々はそんな彼女の言うがまま、ロボットと化していた。
来年からどうなることやら…。


役員さんが職場に戻ったあと、我々も食事にありつく。
ボリューミー。お刺身は苦手なので残してしまった。




事務局一同で株主総会の反省会。
男性陣は食べ終えてすぐに職場へ戻ったが、
人事部長、人事課長、私、後輩女子N子ちゃん、Cちゃん…この5人はゆっくりまったり。

人事部長は明日で退職だからか、普段よりもよく話をした。

初恋の話や旦那さんとの馴れ初めとか!
御歳67歳の恋愛話に我々は興味深く耳を傾けた。

一人ずつ初恋の人の名前を暴露させられた。
これでは女子会である。

職場に残り、仕事。
総会の荷物を整理。

朝早かったので疲れていたのだが、月末業務が終わらずに残業。

後輩女子Cちゃんと途中まで一緒に帰る。
二人で今日一日の反省会。

「お疲れさま!」
と、ヘロヘロになりながら別れた。

長い長い一日がやっと終わった。
株主総会が終わると一気に夏が来る気がする。

そろそろ夏の一人旅の予定を立てなければ。

その前に秘書検定準一級の面接試験の勉強だ!!!

頑張ろう!!!!

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結果

2012年06月28日 00時08分51秒 | Weblog
秘書検定準一級(筆記)の合否判定が出た(0時)。

結果は…





合格!!







超嬉しい!!!!

面接試験も頑張ろう!!!


敵は面接にありぃぃぃ~!!!!!!


応援してくださった皆様、どうもありがとうございました!!!!!!



わ~い!


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株主総会前夜

2012年06月27日 23時03分11秒 | Weblog
株主総会の準備のため、午後からは会場設営に勤しんだ。

お昼はがっつりと。
「吉熊上司満足弁当」を食した。ハンバーグとオムライスの洋風幕の内弁当である。お腹いっぱい。



まずは受付周辺を設営。
重いソファや屏風を働きアリのようにせっせと移動。
後輩女子Cちゃんとは息が合うので、さくさくと進められた。

続いて会場設営班に合流。
総務室長を筆頭にし、華麗なるチームワークを発揮。
例年よりも1時間早く終えることができた。
気温も湿度も低かったのでフットワークが軽かったのも要因。

16時半、他部署の人や役員さんたちも集まってきて、リハーサル開始。


昨年、社長交代があった当社。
新社長の堂々たる議事進行に一同呆然。
役者かとオモタ。
彼は前いた会社で総会担当を担っていた。
想定問答2000個を暗記していたらしい。

リハーサルは無事終了したが、今回から受付業務が変わるので少し不安。
粗相のないようにしなくては。


警備、集計、誘導、受付の打ち合わせのあと、みんなで食事。
自席に戻り、残業を終えて、帰ろうとしたら、社長に「一緒に帰りまショウ」と言われ、途中まで一緒に帰ることになった。

ということで、今日は疲れた…。

明日は明け方に起きなくてはならない。
寝坊防止のため、朝、Cちゃんにモーニングコールをする予定。
田代まさしばりの囁きをプレゼントしよう。

そしてリポビタンDを飲んでハイテンションで総会に臨むつもり。
頑張ろう。

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バラ色の日々

2012年06月26日 22時55分22秒 | Weblog
人事部長が今月末で退社になる。

後輩女子Cちゃんが
「このフロアの女子で何かプレゼントを贈りましょうよ」
と言った。
万丈一致で女子の賛成を得た。

明日は株主総会の準備、明後日は総会当日できっとクタクタになるに違いない。
「じゃあ、今日にしようか」
ということで、今日は退社後、伊勢丹へ行った。

人事部長は女性だ。
女帝のような彼女はちょっと小うるさいが、私たちの母のような存在で、良き理解者である。

給湯室で、
「6月末で、私、辞めるのよ」
と彼女に告げられたのは4月。
あのときはショックだった。
彼女がこの先もずっと人事部長だということに何の疑いもなく生きていたので。

思えば私を採用してくれたのも彼女だったっけ。
6月も末に近づき、ついに彼女がいなくなる実感が押し寄せてきた。

後輩女子Cちゃんと、人事部長を回想し、食器売り場を散策。
「こんなのがいいんじゃないか?」
「これ、部長の趣味っぽくないですか?」
「げ~、このティーカップ、10万円だって。どんな人が買うのかね」

二人で1時間も悩み、やっと決めた。
ウエッジウッドのティーカップ。
プレゼントを選ぶときって、その人のことをすごく考える。
どんな趣味を持っているのか?
どんな思想を持っているか?
…こんなに人事部長を想ったことは今までない。

お腹が空いたので、Cちゃんとサイゼリアで食事。
彼女とは先週の金曜日も飲んだのに、話が尽きない。

・人事部長がいなくなり、この先、うちの会社はどうなるのか?
次期女帝はやはり、あの課長!?
げ~。

・ハイヒールはやはり「卑弥呼」がいいよね。
高い靴はそれなりに持つよね。


・来年開催されるCちゃんの高校の同窓会について。
私も彼女も高校は県立の出身。
通常、卒業して10年後に同窓会が開催される。
「あれって何を着ていくんですか?」
「どんな雰囲気なんですか?」
というCちゃんの素朴な疑問に答えた。

・サイゼリアのミラノ風ドリアって神だよね。
298円でこんなに美味しくお腹いっぱいになれるだなんて。


・明日は株主総会の準備で体力を消耗するので、昼の弁当は「吉熊さん満足弁当」にしよう。そうしよう。

という話をしながら3時間。


帰り道。
あんなに可愛い後輩女子が私の元に来てくれたことに、神に感謝した。

同時に、毎日変わらぬ日々と思いきや、実は時っていうものがけっこう無常に流れていることを、人事の入れ替わりぐらい感じさせるものはないと強く感じた。
だから、吉熊上司やCちゃんと一緒に仕事をできる間は、精一杯、笑顔で頑張ろう。

今、ここにある日々はきっとバラ色なんだ。
日常の雑多なことに紛れて見落としがちだけど。


バラ色の日々 ~THE YELLOW MONKEY






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路地裏を彷徨う魂

2012年06月25日 22時21分08秒 | Weblog
こんなアンケートを発見。

広島といえば? - gooランキング



広島には親戚や友人はいない。
しかし、一時期、毎年夏には広島に行っていた。

山口(柳井)→広島、
京都→倉敷→広島、
京都→広島→松山
…と、夏を重ねるごとにアレンジをした。
でも広島は絶対に外さない、みたいな。
船に乗って瀬戸内海に浮かぶ島…大崎下島の御手洗、大久野島の毒ガス資料館なども行った。


栃木に生まれ育ち、大学を出てからは東京に住んでいるのだが、広島には訪れる度に不思議と懐かしさを感じる。
中学時代の社会(地理)で中国地方を学んだ際、授業の冒頭で行われる小テストはいつも満点だった。
他の地域は興味がわかなくて勉強しなかったが…。

私の前世はきっと広島県民だったのかもしれない。
高校時代、宮島と原爆資料館に行ったときも、広島上陸した自分に大興奮であった。


私をここまでさせたのは、大林宣彦監督の映画「ふたり」である。
広島・尾道が舞台の映画だ。
映画の上映前、たしか中学1年生の3学期、あの映画の短縮バージョンがNHKで放送され、それを観た私は、帰らぬ人になりましたのです、ハイ。

中学3年生の体育の時間。
創作ダンスでこのBGMを使うぐらいの好きっぷり(マイミクあやみちゃん、覚えてる?「線香花火」というタイトルで踊ったよね?)。
地元・雀宮に路地があれば「尾道みたい!」と登校時に遠回りして歩き、部屋を主人公の実加みたくしたい一心で汚くした(これは今も)。


あの作品を観ていなかったら、恐らく私は広島に興味を示すことなく、まして訪れることもなく生きていたのだと思う。
大学時代は真剣に青春18きっぷで宇都宮から広島まで行こうと時刻表を買って調べていた。
度胸がなくて行けなかったが。

2002年。
本社で勤務していた私は、急きょ、浜松へ出張に行くことになった。
翌日、翌々日に振休をもらった私は「そうだ、尾道に行こう」と思い立った。
念願の尾道に行く、そう決めたあのときの興奮はいまだに覚えている。


19時半発の新幹線で浜松を出て、尾道に着いたのは深夜だった。
何を思ったか、駅の山側の出口に出てしまった。
辺りは真っ暗。
途方もなく佇んでいたら、車が一台、私の前で止まった。
「どうしましたか?」
車の窓を下げ、運転席の初老の女性、助手席の彼女の息子らしき人に訊かれた。

「尾道ロイヤルホテルに行きたいのですが」

と言うと、

「送りますよ!」

と快く乗せてもらった。


私を乗せた軽自動車は真っ暗な海沿いの道を走った。
車に乗せてくれた人の優しさと尾道にいる自分に頭が真っ白。
ようやく左手に「尾道ロイヤルホテル」の看板が見えたとき、私は出張の疲れと安堵で力が抜けた。

翌朝、窓のカーテンを開けると、キラキラとした眩い光を宿した尾道水道と、向島やその他の島々の向こうに輝く7月の朝日が見えた。
ルーベンスの絵を観たネロのように
「嗚呼…ついに来た…来たんだよ、尾道」
と一人言を言いながら、ひたすら窓を眺めていた。

あれから10年。
ここ2年間、夏は海外に行っていたのだが、やはり夏の足音が近づくと、尾道の存在は私の中で熟成し、そして貫いていく。

魂はいつもあの路地裏で彷徨っている。





ふたり



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俺たちのボルタレン

2012年06月25日 22時18分49秒 | Weblog
月末まであと一週間あっから、余裕余裕~と思っていたが、よく考えると今週は株主総会があるだっけ。
ということで、今日はせかせかと伝票を片付けたり、第1四半期決算短信の文言部分を考えたりしていた。

吉熊上司は咳が止まらず、昼休みに近くの内科に行っていた。
そしてなぜか痛み止を処方されていた。
その名もボルタレン。

生理痛の酷い女子ならば周知されている薬だと思う。

「俺たちのボルタレン」
と後輩女子Cちゃんと囁きあいながらクスクスと笑った。

そう言えば来月早々に彼女の誕生日がある。
今日は定時に上がり、プレゼントを選ぶべく、ロフトをぷらぷら。
最近、脹ら脛が浮腫みやすいと悩んでいたので、マッサージ機が良いのかしら。
旦那さんの手前、変なものを選べない。
クマった。

…まさか、手持ちのボルタレンをあげるわけにもいかないし…。

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映画「ジェーン・エア」

2012年06月24日 23時10分55秒 | Weblog
新宿で映画「ジェーン・エア」を観てきた。



あらすじ: 早くして両親を失い、孤児院でつらい思いをしながら育ったジェーン・エア(ミア・ワシコウスカ)。家庭教師の免許を獲得した彼女は、ソーンフィールド邸に住み込みながら働くことになる。孤児院時代とは打って変わった充足した日々を送っていた彼女は、それまで不在であったソーンフィールド邸の主人ロチェスター(マイケル・ファスベンダー)と出会う。どこか暗くて冷たい雰囲気に包まれた彼と徐々に心を通わせるようになり、恋に落ちてしまうジェーン。しかし、ロチェスターが抱えていた恐ろしい秘密を知ってしまう。


観終えてから、脳内、19世紀前半のスコットランド祭り開催中。
城とかドレスとか。何より、ジェーンの聡明さに学ぶ的点が多かった。

以下、ネタばれあり。




孤児で養育院育ちのジェーン。
当時、女性が唯一働ける職業が家庭教師だった。
頭のよい彼女のリクルート先も、やはり貴族の家庭教師。
そこで主人に見初められる。
その主人っつーのがかなりの肉食系。
合コンで、好みの女の子がいたら、ひたすらガツガツと口説き落とそうと必死な男子、みたいな。

聡明なジェーンはそんな彼をサイボーグさながらの真顔であしらう。
本当は惹かれているのだが。ツンデレ?

ようやく打ち解ける二人。
距離感が急速に縮まる、あのシーン。
甘美で綺麗だった。



ついに結婚!というときに、ねるとん紅鯨団の「ちょっと待った!」コールばりに邪魔が入る。
主人には妻がいるという真実が明らかになり、破談になってしまう。
その妻っつーのは、屋敷に閉じ込められていて、かなりエキセントリック。
屋敷全体がホーンテットマンションばりにやけに不気味なのも、ここでようやく頷ける。


家政婦頭役にはジュディ・デンチ。
たしか「恋に落ちたシェイクスピア」でエリザベス女王を演じていたっけ。
超久々に見た。相変わらず存在感がある。


ハッピーエンドなんだかよく分からなかったが、まあ、あれはあれでいいんじゃないかな。
盲目なのに、好きな人の手を握っただけで相手を特定できる、そのぐらい人に恋したこと…私にはあまりないからよく解らぬが。

どうして観ようかと思ったのか。
それは先日、林真理子先生がブログで本作品を観たと書かれていたから。
しかも劇場も同じで、「嗚呼、先生もここで観たんだ」という感動の方が大きかった。

音楽と映像美と衣装は抜群に良かった。
あの時代の髪型とかドレスとか、もう、超うっとり。

上映中の数時間は日常を忘れさせてくれるという意味では映画らしい映画だった。

吉熊、ジェーンに恋をしてしまったもよう。



映画『ジェーン・エア』予告編






予告で流れていた「ローマ法王の休日」という作品がすげー気になる。
『ローマ法王の休日』予告編



魅惑の顔剃り

2012年06月23日 23時24分19秒 | Weblog
試験前にやりたかったことを次々にやる。
まさに、なぎ倒す的な勢いで。

まずはゆっくり朝寝。覚醒し、暫く微睡んでいる時間が最高に幸せ~。
次は、ハイヒールの底が減ってきたので、メンテナンスに行く。気に入る靴があまり売っていないので、気に入って買った靴は大事に履く傾向にある。

続いて顔剃り。
普段、自分でも剃っているのだが、やはりプロに剃ってもらうと違う。
4年来通っている店の店主マリコさんが体調を崩し、最近は他の店に通っている。
前回行った個人店に今日もお世話になった。

店員で唯一の女性(金髪ギャル)がやってくれる。
彼女は恐らくコミュニケーションを取るのが苦手っぽい。
しかし、腕は確か。
今日もがっつり剃ってもらった。
かなり豪快な剃刀使いである。

おでこ、左右の頬、顎、首筋。
ヒアルロン酸のクリームと泡を塗り、ひたすら剃り剃り。
たまに当てられる蒸しタオルが気持ちいいし、アロマっぽい匂いがしてうっとり。
耳たぶの毛も剃ってもらい、すっきりした。
最後に吸引器で、顔に蔓延る角質をすっぽんすっぽんと抜かれる。
仕上げにパック。

マッサージも最高に気持ちがよい。お姉さんの指先が私の厚顔無恥な顔を優しくリズミカルにトントンと叩く。
溜まったリンパ液が首筋から流れ出でるのを感じた。


しかし、店内のBGMがアニソンなのが気になった。なんでだ?


値段的にはマリコさんの店よりは高いのだが、満足。
顔剃りをすると化粧乗りが抜群に良くなる。
また化粧水の吸収も格段に良くなるのを実感。
止められませんなあ、魅惑の顔剃り。



男性の同僚に
「顔剃り、気持ちがよいですよねー」
と言っても
「俺、あれ、苦手なんだよね」
とか、
「そうかー?」
と、イマイチな反応しか返ってこない。そんなもんなんだろうか。


会計時、
「すごーく、気持ちよかったです~」
と言うと、お姉さんはにっこりと笑った。
笑うと頬に笑窪ができてとても可愛い。

また次回も彼女のお世話になろう。

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「縦」の流れには乗れなかったが

2012年06月23日 22時18分14秒 | Weblog
NHKスペシャル「産みたいのに 産めない~卵子老化の衝撃~」をたまたま観た。

子供嫌いで彼らの気配すら生理的に受け付けない私は、子供の頃から一度も子供を欲したことがない。
この主張だけは34年間、一度もブレたことがない。
子供を恐れるあまり、「一番の避妊は恋愛をしないこと。恋愛は妄想で済ますこと」と、生物的に飛躍的な進歩(退化?)を独自に遂げている。
小学生のときに行われた性教育で女性の先生が「皆さんは将来お母さんになるわけですが」と言っていたが、その発言に「いや、恐らく私はならないであろう」という思想を幼心に抱いていた。中学校時代、女子だけに行われる風疹の予防接種にも、「私は産まないのにどうして注射をしなくてはならないのだろう」と、ぶつくさと文句を垂れていたっけ。
兎に角、昔から子供が死ぬほど大っ嫌いで、子供と関わる人生を自分のものとしては考えられなかった。


そんな私はこういう特集を観ると完全に傍観者の気分になる。
柴田恭兵ばりに「関係ないね」という面持ちで、アイロンを掛けながら鑑賞(NHKしか観ない)。

不妊に悩む夫婦を見ていると「この人たち、授かればいいな」とは思うが、自分のこととしては到底考えられないし、ましては「んもう、私、心を入れ替えて婚活すっぺ」「合コンで貞子のモノマネやヲタ芸は封印!」という心境には向かわない。

就職氷河期を勝ち抜き、若い時期にがむしゃらに仕事をしてきた女性が、気付いたら卵子が劣化していて妊娠しずらくなっていた、その社会構造が云々…という番組の〆だったが、それもどうなの?と思ってしまう。上手く言えないが、どうも小骨が喉につっかかる感じは否めない。また、少子化対策で、この卵子老化の思想が広がった挙げ句、女性の社会進出に陰りが出てきたら嫌だと思う。


あと、今まで「産まない」と思っていたが、この番組を観ていて「自分、もう肉体的に産めないんじゃね?」と、ふと思った。
偏った食事と喫煙量、薬、ストレス。
34歳であと1年の時間的な猶予はあるが、私の卵子はとっくに老化しているのだと思う。


生物的に遺伝子を残すという「縦」の流れには乗れなかったが、「横」、つまり、今の人間関係を充実させていればいいんじゃね?という境地に至った。


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お疲れサマー会

2012年06月23日 13時10分17秒 | Weblog
二日酔い、なう!
昨日は飲んだ。飲みまくった!

経理部のO主任、後輩女子Cちゃんと「お疲れサマー会」決行。

Cちゃんは楽しみにすぎていたらしく、就業中、まだ16時半なのに
「もう17時半ぐらいだと思ってました。今日は時間が過ぎるのが遅いですねー…」
と。可愛い。

O主任は先日、簿記検定2級に独学で合格した。
彼女とは3ヶ月、一緒に図書館へ通った私。
一応まだ二次試験を控えているのだが、「お疲れ様」ということで深酒。

乾杯!






二杯目は「セックス オン ザ ビーチ」
これ、美味しくて大好きなカクテルなんだが、注文するときにモゴモゴしてしまうチキンな私。

「…モゴモゴ…ッス オン ザ ビーチ」
とあやふやな発音をし、店員さんに機転を利かせてもらう。
O主任、Cちゃん、爆笑!


窓からは私とO主任が通った図書館が見える。
なかなか感慨深い。



話題はやはり、社内の噂話。そして今後の人事関係。
そして、「一万円の下着の効能」「ネイルサロン」「カイロプラクティック」について。
女子会炸裂。

Cちゃんは既婚者。
義父母に気を遣うのか?という話題に発展。
実際、そうでもないらしい。
彼女の義父は東大卒のエリートで、時々彼女に来るメールが英語だとか。
見せてもらったが、分かんない~!見たことない単語、満載!


店内には熱帯魚がわんさか。


熱帯魚ってら、これだべ。
淋しい熱帯魚(PV)




〆はデザート。


土曜日、O主任は彼女主催の合コンでカップルになった二人から「感謝される会」に出席するらしい。
何人ものカップルを引き合わせた彼女だが、自分は何のメリットも享受していないことにがっかりしていた。


散々飲んで、帰宅後、バタンQ!
久々に地球の回転速度を感じるぐらい、飲んだ。

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人生の財産

2012年06月21日 23時58分51秒 | Weblog
心療内科デー。

待ち時間3時間半。
途中まではさくさくと進んでいたのだが、私の直前の二人が「女ののど自慢」ばりに涙ながらの語りを展開し(筒抜け)、結局いつもと変わらない時間になってしまった。

心療内科デーの日は基本的に18時で退社する。じゃないと受付時間までに間に合わないのである。
少し前、席を外している間に社長から電話があった。折り返し電話をかけたのだが、彼は既に打ち合わせに入ってしまったもよう。
悩んだ挙げ句、彼にメモを残し、18時に退社をした。これってサラリーマンの世界では許されないよなあーと、モヤモヤ。
しかし、パキシルとマイスリーを切らすことを考えたら仕方がないことだと、待ち時間中、ようやく割り切った。昔の私では考えられない割り切り方である。

さて、診察。
先日受けた秘書検定の出来を報告した。
「よかったですね!」
と、クマ医師。手を差し伸べてきた。
前回同様、いきなりの後楽園ゆうえんち的展開。
僕と握手!である。
クマ医師の手はモフモフしている。とても肉厚。今日はその感触を十分に堪能。←変態。

二次試験対策(面接)は、普段の仕事で練習すればよいと言われた。
名案である!明日から吉熊上司に報告するときに「ご報告いたします。ただいまお時間よろしいでしょうか」と前傾15度姿勢で臨もう。


日陰と日向の仕事があり、私の仕事は日陰でカビが生えていると、先週、同僚に言われちゃったんですよ~と笑いながら報告したら、クマ医師、まさかの激怒。
周囲の人は私が怒らないからつい度が過ぎたことを言ってしまうらしい。キャパシティーオーバーになった私は心が磨耗して疲れてしまうんだとさ。その自覚を持つと少しは楽になるのだろうか。

あと、先週、書類を受け取った受け取らないで他部署の女の先輩といざこざがあった。
今日彼女に書類を渡すとき、普通にできたことを報告。昔の私だったら過度に構えてしまい、ソラナックスの世話になっていたんだろうが。

「いやー私もだいぶ変わりましたよ」
という私の言葉にクマ医師は
「そういう自覚、いいですね。あなた頑張ってきましたもの」
と。
「いえいえ。先生のお導きのお陰です」
と言うと、クマ医師は
「ははは~」
と、超照れていた!カワユス。可愛すぎて全俺が萌えた。

とまあ、通院し始めた6年前に比べるとだいぶ考え方や感じ方が変わってきた。
考え方や感じ方はその人の人生の財産だと思う。
いくら幸せな境遇にいても、受けとる側の土台が柔軟でないと幸せを感じられない。
そういうことをクマ医師は私に教えてくれた。

処方変更なし
パキシル、マイスリー、防風通聖散、ラベプラゾール



ストレス解消♪

2012年06月20日 23時52分17秒 | Weblog
台風一過で暑い一日だった。私の側にある温度計は32℃。
にもかかわらず、私のフロアはエアコンをつけない。
仕事をするには暑すぎはしないか?
しかも窓を全開にするもんだから風で書類が飛ぶし埃っぽい空気が直撃してきて落ち着かない。
冷え冷えの自宅に帰りたかった。在宅勤務の方が絶対に捗るに違いない。

ということで、節電なんだか経費削減なんだか理由もわからない我慢大会が今年も開催。

他部署の人に、「どうにかしろ」と言われたが、私は節電委員に属してないので何もできない。
「すいません」と言ったが、内心、「巻き込むなよ」と思ってしまった。

そんな鬱憤を抱えながら帰り道で仰いだ空。懐かしい色。
空を見ながら無性にお酒が飲みたくなった。



居酒屋で一人飲み会決行。試験前はずっと禁酒だったのでその反動でガバガバ飲んでしまう。
やっぱり酒と煙草は止められない。
うまい~!うますぎる!



割引券を持っていたのでそのままカラオケへ。1時間、ジャイアンの如く大熱唱。
華原朋美の「I'm proud」を熱唱。昇天。


カオスな選曲。

華原朋美 - I'm proud



ストレス解消♪

明日も仕事かー…。

でも花金目指して泳ぎきる。
また美味い酒が待っているのだから。


おめでとうございます!!

2012年06月19日 23時28分14秒 | Weblog
退社後、毎日一緒に図書館通いをしていたO主任。

無事、簿記検定2級に合格なさったもよう!


「もう駄目だよ…。完璧だと思っていても、必ずどこか間違えてるんだもの。ううっ」
「そんなことないです!今、その間違えが発見できて良かったじゃないですか」
と、手と手をとり、励まし合ったこの三ヶ月。

学生時代に戻ったような気になった。
合コン仲間であり、勉強仲間であるO主任。
彼女と出会えて、本当に良かった。

独学で簿記検定2級は相当大変らしく、吉熊上司も「すごい」と言っていた。(←彼は1級取得者←O主任曰く「血を吐くような努力が必要」とのこと)

今週金曜日、Cちゃんも交えて「お疲れサマ―会」を決行する予定☆

…って、まだ私は面接が残ってるんだけど。

頑張らないと!!!!



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