世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

ふわふわふるる

2009年07月30日 21時50分52秒 | Weblog
夏休みが近づき、社内の話題ったら、「夏休み、どちらに行かれるんですかー?」である。
一昨日なんて、給湯室でおばちゃん部長に遭遇し、拉致された。
そして、旅話を永遠に聞かされた。


会社帰りに、夏旅の新幹線の切符を購入~♪

京都に寄ってコスプレを堪能し、
尾道のラビリンスを思いっきりさ迷い、
初上陸の愛媛を冒険する、
怒濤のプランを決行する予定。
「(株)吉熊トラベル」の一押しプランである。

楽しみなのは、やはり広島県尾道市。
出張帰りに足を伸ばし、尾道に初上陸した2002年。
あれからほぼ毎年、あの土地へ行く。…暑いのに。

「尾道に恋人がいるんじゃないのか?」
と噂されたこともあった。
旅先での写真の提出を求められたこともあった。
(当然、景色と吉熊しか写っていないんだが)

しかし、今や
「あ、この人は孤独が好きなんだな」
という理解が周囲に浸透し、無駄な詮索を受けずに済んでいる。
「あー、今年も一人で尾道?」
と。あっさり。


毎年、夏の気配を感じる度に、
「今年も尾道に帰らねば」
という義務感が私の中で湧きいずる。

きっと前世の私は、尾道市民だったに違いない。


前世と言えば、小室哲哉氏。

「彼の前世は絶対に女性だと思う」
と言ったのは妹・芋子だ。
最近、本当にそう思う。

年に何度か、私は熱病を患うかの如く、彼の音楽を聴き続ける時期がある。
今はちょうどその時期らしい。

小室さんの作品…楽曲もさることながら、歌詞がスゴい。
女心を豊かに表現している。
この微妙な心理は女性でしか分からない…という事柄も、さらりと曲に乗せている。素敵すぎ。


マイブームは、tohkoの「ふわふわふるる」



「現実は経験と憧れと失望かも」
…まさしくそうかもと思った次第。
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祇園精舎の鐘の声

2009年07月29日 22時20分19秒 | Weblog
今週の会社の花(踊り場)は、撫子と竜胆。
撫子の花言葉は「長く続く愛情」
竜胆の花言葉は「淋しい愛情」

どちらの花も好きなので嬉しい。
通りかかると見とれてしまう。

午前中は会議が一件。後輩女子Cちゃんと出席。
各部から1~2人づつがこの会議に出席をする。
いつもと変わらぬメンバーが数ヵ月に一度こうして集合し、いつもと変わらぬ報告をするのである。
変化したことといえば内部統制云々の話が加わったぐらいだろうか。

社内のことは何でも熟知しておかねば気が済まぬ●●●ィ~(部長)も当たり前のように鎮座していた。
頭が良すぎる彼は、きっとこの会議を無意味だと思っているに違いない。
テーブルの下に見える彼の長い足が、さっきから小刻みに震えているのを私は見逃さなかった。

この会議の、この時間における社員の人件費を算出しているのかもしれぬ。
兎に角、彼は無駄を好まない。
そのぐらいはやりかねないのである。
締めの彼の台詞は、やはり「無駄をなくしてクダサイ」だった。
きっと彼の地位が今よりも上がったら、この会議自体、なくなるんだろう。

そう、経費削減のテーマのもと、ロビーや踊り場に飾られている存在が危うい生花と同じように。

永遠に続くものなんて、ないんだ。きっと。
時がうつろいゆけば、それに伴って変化が訪れるのも仕方がないことかもしれない。

そんなこんなで、会議終了。

午後もバタバタと過ぎていった。


残業後の一服。
喫煙所の窓の外には、夏の夕焼けが広がっていた。
狂ったかのように鳴き続ける蝉の声を聞きながら、煙を吐く。

はあ…。
一日が終わった…。
どこかから、祇園精舎の鐘の声が聞こえてきたのは、空耳だろうか。
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素の自分を曝け出せる場所

2009年07月28日 22時16分04秒 | Weblog
心療内科デー。

火曜日は、比較的空いているあの心療内科。
しかし、今日は激混み。
私の前の前の前の…患者さんが長引いているもよう。
時々、待合室まで聞こえる泣き声と怒鳴り声にガクブル。

こりゃ、長期戦になるわな。
持ってきた「終の住処」(磯崎憲一郎)を取り出して読み始めた。
磯崎さんの文章に読み慣れないせいもあるのだが、少々読みづらく感じた。
時々、文章が脳内を滑走してしまい、また数行戻るを繰り返してしまう。
しかし、後半、グングンと面白くなっていった。

作者の磯崎さんは商社マンらしい。
仕事をしながら本作品で芥川賞とゲットした。すげー。
来週、彼のサイン会(紀伊国屋)に行くのでそれまでに読んでおきたいと思っていたのだが、案外、今日中に読了してしまえるかもしれない。
あと数頁で読了というというところで、名前を呼ばれ、診察室へ入室(待ち時間は3時間)。

今日のクマ医師とのやりとりは、まぁ普通。
生理の遅れと口元の大きな吹き出物は、ホルモンバランスの乱れだと指摘された。
認知行動療法は、上手くいっているとのこと。
そのままセルフコントロールを心がけてください、と助言を受けた。
減薬段階に突入してるっぽいので、経過観察の意味あい深き診察だった。
処方変更なし。

来月から、新たなビルに引っ越すこの病院。
この建物で受ける診察が今日で最後だと思うと、何故だかしみじみとしてしまう。
ちょうど3年前。
2006年7月。
あの日から2週間に一度、ここに足繁く通院していた。
この診察室で、私は泣いたり笑ったり拗ねたりしてきた。
家族や友達、同僚にも見せない素の自分をここでは曝け出せていた。

定時になると停止してしまう憎きエレベーターに乗るのも今日が最後。
アディオス!エレベーター。
もう君には二度と乗らないであろう。

次回の診察は来月20日。

夏旅が終わり、きっと腑抜けになっているであろう自分が、目に浮かぶ。
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虹がでた日

2009年07月27日 23時04分20秒 | Weblog
・晴れのち豪雨。そしてまた晴れ。
残業をしていたら、他部署の部長(女)が、
「虹よぉ~!」
と騒ぎだした。
窓際に人が集結。
なるほど。
ビルの間から、太い虹が弧を放っている。

「昔、あれを渡れると信じていました」
誰に言うでもなく、ポツリと告白しみたら、
「あらー。昔は可愛かったのねー、あなた」
と部長に言われた。
悪かったな、今、こんなんで。


・後輩男子タイスケくんから不思議な飴をもらった。
『大人のOFF〈しょうゆ飴〉』と記載されていた。

正直、もらったときは絶句をしたんだが、舐めてみたらみたらし団子の味が口内に仄かに漂い、かなり美味しかった。


・業者に依頼していた商品のサンプルが届いた。
きちんとこちらの要望をメールと電話で伝えたのに、明らかに寸足らずなものが届いた。
しかも二度目!
…久々に怒りで震えた。


・短信のチェックを始める。嗚呼、そんな時期なのね。
チェックしながら、当第1四半期会計期間におけるわが国経済を垣間見た…気がした。
これをリリースしたら、夏旅はすぐそこだ~♪ガンガレ、俺。


・日経平均1万円台奪還。今年になって3回目の1万円台乗せ。
9営業日続伸し、1988年2月の13連騰以来約21年5カ月ぶりの連続高となった。
私のメンタリティは日経平均株価となぜかシンクロをしている。
このまま上向きのチャートを描いていくことを願う。


今週は月末業務もあり、忙しい。

プライベートでは、特に金曜日が怪しい。飲み会の梯子が予定されているんである。
来週までに読まなければならない本もあるし…。

体力を温存せねば。

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映画「クヌート」

2009年07月26日 22時29分20秒 | Weblog
映画「クヌート」を観てきた。


2006年にベルリン動物園で誕生し、一躍人気者になったホッキョクグマ“クヌート”の成長を基につづるドキュメンタリー。北極とベルリンで暮らすホッキョクグマと、ベラルーシの森で生きるヒグマという3つの異なる環境でたくましく生きるクマたちの生態に迫る。日本版ナレーションを担当するのは音楽活動だけにとどまらず、俳優としても活躍中の藤井フミヤ。絶滅危惧種であるホッキョクグマの現状が、われわれに多くの疑問を投げかける。(シネマトゥデイ)

もうね、クマ好きにはたまらない映画ではないだろうか。
クマ、クマ、クマ…!!!

クヌートは飼育係のトーマスさんに甘えるとき、グルグル…鳴く(ささ鳴き)。
その様子が可愛くて。
目を細めながら見入っていると、
「グ~グ~」
おや?
リアリティ溢れるこのささ鳴きは何?
演出?
この映画館の音響設備ってすごいのな?
と思っていたが、よく聞いてみたら、後ろの席に座っている人の鼾だった。

そう、この映画。
クマに興味が無い人にとっては拷問に近い作品かもしれない。
クマ好きの私でさえ、
「盛り上がりに欠けるなぁ」
と思ったぐらいだから。

人工保育で育つクヌート、
北極で生きる野性のホッキョクグマ、
ベラルーシの森の中で生きるヒグマ、
クマ好きにはたまらないが、果たして三種類のクマを出す意味があったのだろうか。
ホッキョクグマ=絶滅危惧種=環境問題…に繋げようと必死っぽい雰囲気が、ちょっと萎えるんだよな。
また、その映像が突如切り替わるので、落ち着かなかった。


でもいいの、いいの。
クヌートもその他のクマたちも、ヨダレもんの可愛さだったから。

クヌートの飼育係だったトーマスさん。
実はこの人のこと、ずっと前から気になっていた。
愛情を込めてクヌートに接する姿が印象的だった。
この方、昨年9月に急死されたらしい。
クヌートのこと、きっと死の間際まで気になったんだろうなぁと思うと心が痛かった。

クヌートのぬいぐるみも販売されていたもよう。
しかし、見たら絶対に買ってしまうので、敢えて見なかった。
…これ以上クマが増えたら、我が家は人口爆発ではなくクマ爆発になってしまう。

我が家のクヌートこと・ロッキーは今日も元気!


クマに元気をもらえた。
明日からも頑張ろう。
クマー!!




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夏色

2009年07月26日 22時25分05秒 | Weblog
夏旅の計画を練り練り。
ねるねるねるね。
本やパソコンと睨めっこ。
そして、ようやくホテルや施設の予約をした。
ツアーだったら楽なのであるが、行き先を決められるのが厭で、ずっとこのスタンスを貫き通している。

ふぇ~。
少し疲れてしまった。
決断という行為は、若干、人を疲れさせる。

夏の陽は高く、その光は庇で遮られてしまい、部屋の奥には入ってこない。
薄暗い部屋の窓から見上げた空は、夏色に輝いていた。

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クマになった父親

2009年07月25日 22時00分56秒 | Weblog
本日のタイトル…映画「星になった少年」っぽくね?


先日の帰省のとき。
母は言った。
「あ、そろそろクマに餌をやらないと」
と。
真面目に言ったんである。

一瞬何のことだ?と我が耳を疑った。
なんてことない。
父に昼食(冷やし中華)を作ることを指していた。

母よ…いつの間に飼育員になったんだ?
しかも父。
クマになったんだ?
たしかにメタボだけれども。
種族とか超越しちゃったんだ。
ダーウィンもビックリだYO!

昔は互いを尊重しあう夫婦だったのに。
飼育員とクマという主従関係で結ばれているこの夫婦って一体…。
敬語で会話をしていたあの頃のあの夫婦像は幻だったのだろうか。

今日、母はクマ父の歌まで披露していた。
「森のくまさん」の替え歌である。

「ある日
 我が夫
 メタボに
 なっちゃった
 あらあら困った~
 あらあら困っちゃった~」

2番と3番もあるのだが、ここでは割愛。

クマと飼育員の関係といえば、先日、一本のDVDを観た。
妹・芋子がくれたんである。
「白くまピース ~日本初・人工哺育の全記録~」
日本で初めて人工哺育が成功した愛媛県とべ動物園の白くまピースに5年間の密着取材を敢行し、その成長ぶりに迫ったドキュメンタリーである。
飼育係・高市さんと共に生活する様子や幼い頃のピースの微笑ましい姿も多数収録。

母熊の育児放棄によって飼育係の高市さん宅で育てられたピース。
ぬいぐるみのように可愛い。
また、初めての散歩で、必死に高市さんのことを追うピースのモコモコとした様子には骨抜きにされた。
あのシーンだけで、白飯、3杯ぐらいいける。

高市さんが初めてピースを檻の中に入れて帰宅するシーンで泣いた。
「ここから出して頂戴!」
と泣き叫ぶピースがあまりにも切なくて。
人間と白クマという生体の垣根がもどかしかった。

檻で隔てられても、高市さんとピースの仲は変わらなく、私は久々に「愛」などを感じてしまった。

コペルニクス的転回で考えると、我が両親の間にもまだ「愛」が残留しているってことなのだろうか。
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暑中御見舞い 申し上げます。

2009年07月24日 23時20分37秒 | Weblog
暑中御見舞いを書いた。

毎日、雨の日が続いていて
「梅雨っぽくね?」
と、かしこで噂されているが、あと一週間余で葉月なんである。

ということは、魅惑の夏旅…近しっ!!!!!

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願わくは、バージョンアップ

2009年07月24日 22時34分57秒 | Weblog
午前中、株板を眺めていた私に、●●●ィ~(部長)が声をかけてきた。
「アナタとはまだ面談をしていませんよね?」
と。

役員応接室に拉致され、
「最近、どうよ?」
と尋ねられる。

どうよ?と訊かれても…。
皮切りに、手掛けている書類作成のことを言及。
先日提出した書類(表)についてである。

「あれですねー。もう少し掘り下げて作成してクダサイ」
と感想を述べられた。
アレ以上掘り下げたら、他部署の仕事の粋に突入しちゃうんだと思うんだが…。

「はぁ」
と答えつつ、でも、なんだか「じゃ、やってやるよ!!」的なものが沸々と湧いてきた。
私の可愛い自信作だもの。
願わくは、バージョンアップをさせて、ギャフンと言わせたい。

今後、店舗の制服をどうするのかをよく考えてみるように、
そして、経費削減と事務作業効率化を依頼された。
私の仕事内容、よく把握している…。
上司だから当たり前なんだが。

最後は、彼の好きそうな話を二言三言話して差し上げた。
品のある顔立ちをした彼が、顔をくしゃくしゃにしながら笑う様子を、私は不思議な気持ちで傍観していた。
ようやく釈放。
シャバに戻ると、前場は終了しかけていた。
まるで浦島太郎のような面持ちで席に着く。
どっと疲れが出てきた。

彼との面談は、課題はまだ山積みだということを感じさせる。
月末月初の支払い業務が終わったら、あの書類、何とかしよう。
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書類作成にまつわるエトセトラ

2009年07月23日 22時28分19秒 | Weblog
うちの部署に本が大量に入ってきた。
「これを読んで、より質の高い書類を作ってクダサイ」
という●●●ィ~(部長)の発案らしい。
●●●ィ~文庫…といったところだろうか。

Excel、そして私とは関連性が低いACCESSやPowerpointの専門書などがずらりと陳列された。

昨日から今日にかけて吉熊上司からいただいている書類作成の仕事で、関数を使えばより良い表が作れるんだけど的なものがあった。
早速、Excel専門書を読んで解決。そして関数の豊富さに驚愕した。
何でもできるんだな、Excel。
考えた人、凄い。

私の、パソコンとの出会いは大学一年の春だ。
96年春。
マックのパソコンだった。
YAHOO!を「ヤホー」と堂々と発言していたっけな。

Excelとの出会いは、大学1年生の夏期講習のときだ。
エクセルという響きが「森永 エンゼルパイ」を彷彿とさせた。
簡単な表計算を使ったグラフを作成するのに、私は2時間も掛かり、教えてくれた大学院生たちを霹靂とさせた…。
「私、こういうの、苦手なんでー」
と笑えば済まされていたあの時代がやけに懐かしい。


ワープロとの出会いは小学生の時だ。
父が所有していたものである。
「ねぇねぇ、あのね。ワープロで遊びたいの」
と言うと、父は喜んで貸してくれた。
父の大きな机に向かい、動物園の図録を片手に、動物の人気度を勝手に想像して書類を作成していた。

バク…25%
でんきうなぎ…35%
など。

今の私がそれを作成するならば、

クマ…100%

で終了なのだけれども。

プリントアウトをしている間、インクリボンの動きを見るのが好きだった。
あんな悪戯書類に対してでも、歓喜を示してくれた両親には頭が上がらない。


今、私が手掛けている書類たち。
どれもいとおしく感じる。
文章でも表でも。

上司たちは、どんな表を欲しているのか?
より分かりやすい文章にするには?

そんな思いで取り組んできたものに対し、やはり私は愛を感じてしまう。

なんだか、今。
無性にやる気が出てきた!

視線よりも高いところを目指していきたいと久々に思った。
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快気祝い

2009年07月23日 00時17分29秒 | Weblog
吉熊に新しいお洋服を買い与えた。

マリンルックである。
あまりの新鮮さに、ニヤニヤしてしまった。

ぢつは、先日の帰省で、吉熊は手術をした。
腕が取れそうだったんである。
ここに記載しなかったのは、取れそうな腕があまりにもショックな様相を呈していたからだ。

謎の執刀医・母ヨーコたんのお陰で一先ず安心。
ブラックジャック並みの腕の持ち主である。


この夏も沢山思い出を作ろうね、吉熊。
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皆既日食

2009年07月22日 22時22分28秒 | Weblog
天気は曇り。
日食は見られなかった。
11時の前場終了後、書類を作成しながら
「そう言えば今、日食中ですよね?」
と部内の人と話すのみ。
稟議書デリバリーの最中、他部署の人が雲の切れ間から、見えた云々という噂を聞いただけである。
あっけないもんである。

余談だが「皆既日食」って「怪奇日食」だと思っていた。
太陽が欠けるだなんて、あまりにも「怪奇」だから…。

夕方、吉熊上司からいただいた表の手直しをする。
目が屡々。
(*_*)←このような感じになっていた、目。
残業後、喫煙室にて喫煙。
集中したあとの一服ぐらい美味しい煙はない。
屡々した目に煙がしみるが、私にとって至福のひとときである。

朝の雨の痕跡が残るアスファルトを歩きながら、母親に携帯電話で今日一日の報連相。
異常なし。

異常がないことも幸せの必須要素なのかもしれない。

何の話の流れか、高校時代の私の友達A君の話になった。
漢文の時間、音読を任命された彼は、
「鶏口牛後」

「とりくちごご」
と読んだ話である。
母親、爆笑。

私の「怪奇日食」と五分だな。

電話を切り、書店に寄った。
直木賞受賞作品を買おうとしたんだが、どうやら入荷待ちのもよう。
文庫本2冊を購入し、喫茶店で珈琲を啜りながら読み耽る。
とても静かで優しい時間。
これも至福のひとときだ。

そう思うと、「幸せな時間」ってけっこうあるもんだと思った。

今回の日食は見られなかったが、26年後の日食の日も、今みたいな幸せな気持ちで迎えたい。
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繰り返される よくある話

2009年07月21日 22時10分45秒 | Weblog
久々にCDコンポを使用。
ネット環境を整えてから、動画サイトで音楽を聴くようになった。
オーディオ機器からは遠ざかっていたんだが、たまには…と思い電源を入れてみた。

久々にポルノグラフィティのアルバムとかかけてみた。
やけに早口な歌がある。
「サウダージ」である。
あの速さに口がついていかないのが悔しい。
つい何度も繰り返し聴き、早口に追い付くべく、額に青筋などを立てながら熱唱。
一人で何やってんだか…。

寂しい…大丈夫…寂しい

この曲を歌うとき、必ず頭に蘇る百人一首がある。
権中納言定家の歌である。

来ぬ人を
まつほの浦の
夕なぎに
焼くや
藻塩(もしほ)の
身もこがれつつ

【訳】
松帆の浦の夕なぎの時に焼いている藻塩のように、
私の身は
来てはくれない人を想って、
恋い焦がれているのです。

愛しい人を待ち焦がれる海女さんの詩である。

「サウダージ」の歌詞に似ていると思うのは私だけだろうか。

幾年経てども、人の心の質って変わらないんだと思う。
恋い焦がれたり、何なり…。

本当、「繰り返される よくある話」(サウダージ)である。

恋愛のことはよくわからない。
けれども、平安時代の宮遣いの女官たちも、私のように
「あー、今日もよくやった。やれやれ。さて、夕飯、何にしようかなー」
などとブツブツ言いながら、退社したんだろうか。

妄想、止まらず。
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向日葵の記憶

2009年07月21日 22時09分43秒 | Weblog
ロビーの花。
今週は向日葵。

借家に住んでいたまだ幼き頃、育てていた向日葵がやけに大きく育った記憶がある。
結局、台風で倒れてしまい、隣の家の駐車場に葬られたのも明確に覚えている。

向日葵というと、あのときの哀しい気持ちや喪失感が蘇る。
…強く明るい花なのに。
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三連休最後の日

2009年07月20日 21時40分03秒 | Weblog
三連休最後の日。
暑かったので、エアコンの冷気が充満した部屋で母親とまったりお篭り。
ネットをしたりお話したり。
たまに庭の花を鑑賞したり。






煙草が切れたので、オープンしたての近所のスーパーに買いに行った。
近所の小学生男子たちに「こんにちは」と挨拶をされたので、気持ちよく「こんにちは」と返したら…卑猥な言葉を発せられ、動揺してしまった。
小学生男子…怖い…。

新しいスーパーは、チラシが入っていたせいもあり、ものすごい混雑っぷりであった。
そそくさと煙草だけを買い、退散。

夕御飯は母の手製の豚しゃぶだブー。
さっぱりしていて美味しかったブー。



ゴマダレのゴマは私が擂ったのだわさ。
意外と上手いと褒められた。
そりゃ、いつも擂っているから。

この三日間はとてもゆっくりとできた。
夜、快速ラビット号で東京へ帰る。
電車が荒川を渡る際、娘モードから会社員モードに切り替える。
恒例行事だ。

明日からも暑さに負けずに頑張ろう。
西日本への夏旅はすぐそこだ!
ガンガレ、俺。


追伸:先日、中国へ出張に行った父親。
そのお土産。
扇子。
よく見てみるとパンダが刻印されているではないか。

もしかしてクマ好きの私の為に選んできてくれたのかしら?
と思って尋ねたら、「偶々」だとのこと。
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