世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

凪のような時間

2009年02月28日 19時56分20秒 | Weblog
何もせず。

一日中、布団でゴロゴロ。
ひどく無気力で横の物を縦にするのも面倒極まりない。

誰とも会話をせず。
エアコンの音だけが狭い室内に響く。

やるべきことは沢山あるのに。

心身がそれを拒否している。

人生の中で、こんな時間をかき集めたら、一体どれぐらいになるんだろうか。

そして、そんな時間は価値がない、やはり無駄な物なんだろうか。

今日は晴れだったらしいが、窓の外にはその面影もない。

夜の帳はいつの間にか降りていて。
静かな夜が広がっている。


明日は初春の光を浴びに出掛けよう。
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世界の山ちゃん

2009年02月27日 21時50分20秒 | Weblog
雨は昼前に雪に変わった。
湿気を含んだ雪が途切れなく降るのを、同じフロアの人たちは窓越しにチラチラ見ていた。
この冬初めての雪。
本来だったら今日、歯医者のあとに同期会に参加する予定だった。

全国各地を行脚し、店長になった同期たち。
みんな関東に戻ってきたから飲もうと思っていたのに。

「雪降ったから中止ね」
とメールがあり、残念無念。

ちえっ。

でも、楽しみが延びたと思うようにした。


画像は他部署の先輩からいただいたキャンデー。

名古屋名物 世界の山ちゃん

幻の手羽先

…どんなんだ?
幻の手羽先。
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エレガント部長

2009年02月27日 21時49分23秒 | Weblog
歯医者デー。

●●●ィ~(部長)がいないのをいいことに、マッハで定時上がり。
脱兎のごとく。

そして歯医者へ!

待合室で待つ。
なんだか視界の端にエレガントな光が…!

何?と思ったら他部長の部長が一生懸命にブーツを脱いでいるではないか。

物腰がソフトでエレガントな殿方である。
「あれ、あれ…んしょっ…ん…」
と言いながらブーツを脱ぎ、こっちに向かってきた。

立ち上がって挨拶をする私に、
「あら!あなたも!?どれぐらい通われていらっしゃるの?大変だわよね、お互い」
と笑う彼。

互いに椅子に腰かける。
鞄からゴソゴソと何かを出している彼。
何?
何が出てくるの?

横目で観察をしていると…これまたエレガントな海外の雑誌が出てくるではないか!
しかも熟読してるし。

どんだけエレガントなんだよ?

頁を捲る音が、小さな待合室に麗しくこだましてた…。

院内のBGM「展覧会の絵」と彼のオーラが非常にマッチしていて、なんかもう、それはミステリアスな世界観を醸し出していた。
目が離せない…。

先に名前呼ばれて診察室で治療を受けている私の隣の席で、彼も呼ばれて待機しているもよう。

私には真田先生が、彼には歯科衛生士さんが付いた。

ガラスのパーテーション1枚隔ててお互いカバみたいに口を開けているこの今って…と思ったら、急に笑いが。

普段エレガントに生きている彼だって人の子。
エレガンスは医療行為には勝てない。

パーテーションの向こう。
「では磨き方チェックしましょうね。〇〇さん(彼)、いつも通り磨いてみてください」
と言われた彼はしおらしく
「はい」
と呟く。

「…あ~あ~!ダメですよー。強すぎです!歯茎がなくなっちゃいますよ。持ち方はこうですよ~」

という歯科衛生士の言葉に
「ぐぁい」
と返答する彼。
歯ブラシをくわえながら返事してるのね…。

いくら会社の近隣にあり、当社の保健室状態にあるこの歯科医院でもプライベートはプライベート。
その領域に簡単に踏み込まれ、また逆に踏み込むことができるこの場が、面白くてたまらない。


ちなみに私の根管治療はあまり上手くいってないもよう。
根が細くてやりずらいと宣告された。

根が細くて、ネを上げそうだネ。
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そんなエブリディ

2009年02月26日 22時41分41秒 | Weblog
昨日に引き続き、今日も一日パソコンとにらめっこ。
他の仕事をしようとすると●●●ィ~(部長)から進捗状況を聞かれる。
「頼んでいる件、どうデスカ?」
と。

英語の書類を見せたら
「え?こんなのも訳せないんデスカ?」
…ええ。
リトル・チャロレベルで齷齪してますから。


連日パソコンを見詰めていたら、白目に血が滲んでしまった(←勇気のある方だけご覧になってください)。
けっこうグロい。
ホラーのようだ。
結膜下出血といって、あまり心配はしなくていい症状らしい。
自覚症状もなく、痛くも痒くもないんだが、他人からは目につくようだ。
みんなに「キモい」を連発され、いささか滅入る。


今日一日の進捗を●●●ィ~に報告し、残業終了。
「帰ろうっかなー」とコートを着ようとする●●●ィ~を尻目に、さっさと帰ろうとしたそのとき、

「〇〇さんっ!」
と●●●ィ~に呼び止められた。

ぎくっ。

「逃げなくてもいいじゃないデスカ。一緒に帰りまショウ」
はあ。
案の定というか…。
ムスカの「待ちたまえ!…良い子だからぁ!」を彷彿とするような●●●ィ~の声に抗う術などなく、一緒に帰ることになった。

一緒に帰るって…何を話せばいいのだろうか。

暫くは、先日行った「蘭展」について語り、東京ドーム近辺の話で繋いだ(彼は東京マニア)。
今日の●●●ィ~は疲れているらしく、話があまり続かない。気まずい…。

するとそこに他部署の上司がキター!

まさしく、ネ申!

ダウンジャケットを羽織り、ニット帽を被った彼はとてもリーマンには見えない。
その様子を珍しく感じたのだろうか。
●●●ィ~は彼の被っている帽子に執着を見せる。

「その帽子、素敵デスネー」
を繰り返す●●●ィ~。

あまりそこには触れないであげて!

「お洒落で被っていらっしゃるんデスカ?」

…!

だーかーらー、彼の頭部には触れないであげてって言ってるじゃない!…心ん中で。

「お洒落と…実質を兼ねてです…寒くって」

彼はニット帽を脱いだ。

そこには個人差を伴う自然の摂理があるわけで…。

●●●ィ~は
「そちらの部署はあか抜けている格好をしている人が多いデスヨネ。ね?〇〇さん?」
と満足げに言った。


はあ。


そんなエブリディ。

これじゃ、目から血が出るっつーの。

…明日も仕事、頑張ろう…。
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月桂冠 花鳥風月 

2009年02月25日 22時46分24秒 | Weblog
石原真理子と玉置浩二の電撃結婚について。

23年前に別れて結婚って…。
「この人たちって…いったい…」と唖然としてしまった。

そして驚いた。
そんなこともあるんだ。
人の想いって風化しないのだろうか。

自分のことに置き換えてみる。

過去に付き合った殿方との復縁は…

嫌だ。
耐えられない。

相手の嫌なところに耐えられなくて別れたのに、今更同じことを繰り返して同じ感想を抱くだなんて時間の無駄だと思う。
そんだったら我が家の愛しいクマとマフマフしていたい。

交際期間中に抱いた相手への不満や嫌悪は何年経過しても消えない。
良いところは日毎風化していくのに、相手の嫌だったところは増大していくから不思議。私の場合。

勿論、交際していた殿方たちも私についてそう思っているのかもしれないので大きなことは言えないんだが。

母と「彼らは離婚するか否か」について賭けをした。

二人とも
「離婚する」
に票を投じた。
これでは賭けにならないではないか。


玉置浩二と言えば、「あの頃へ」が好き。


月桂冠「花鳥風月」のCMソングだった。

月桂冠 花鳥風月 1992 





朱色の鳥居の中(伏見稲荷大社)を一升瓶を持ちながら歩く真田広之。(なぜ?一升瓶瓶を持っていたんだろう…謎。そんなもん持ちながら歩かないだろう、普通)

着物姿の女性に軽く会釈する真田さん、萌え。


日本の朱は瞼に熱い
日本の朱は心に溶ける

というナレーションのあとに、朱色の杯に入ったお酒を一気に飲み干す真田さん、…激萌え。

クマとマフマフしてる場合じゃねぇっつーの。

見てると心がフルフルしてくる。
またCMにしておくのが勿体無いぐらいの完成度の高さだ。
「日本の美」とかジャポニズムという言葉を聞くと必ずこの風景が脳裏に浮かぶ。
朱色、緑、このバランスが取れた配色はどうだろう。
溜息モンの美しさではないか。

玉置浩二の歌声も真田広之の演技も素晴らしい。



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できたこと。

2009年02月25日 22時43分44秒 | Weblog
後輩女子Cちゃんが他部署に期間限定の奉公に出てから、何気に忙しい。
しかも予算の数字を見直したいのに、●●●ィ~(部長)から調べものを依頼されている。

月末の締めもあるし…何を優先的にやるべきか?という疑問に溢れ、只今迷走中。
余裕のない精神状態が部屋のあちこちより滲み出始めた。
溜まった洗濯物、灰皿に溜まった吸い殻、床に散乱しているゴミ、風呂場には抜け落ちた髪の毛…。
ははは。
オレって。

…ガクッ。



全てを100%にしようと思うから、きっと自己評価が下落して自信が持てなくなるんである。
だから、物事の70%を目指して、今日できたことを考えよう。

そうすると、「洗濯してみっかなー」とか「明日も頑張ろう」とかいう意欲が出てくるから不思議。
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砂漠でダイヤ

2009年02月24日 22時34分41秒 | Weblog
心療内科デー。

前回の診察日もそうだったんだが、今日も●●●ィ~(部長)からの頼まれ事があり定時ジャストに会社を出られず。

「明日でいい」という●●●ィ~の神のような言葉を信じ、駅までダッシュ。

私の足、ひょっとして走るエイトマンのようになっていたかもしれない。

普段走らないので少し走っただけで息絶え絶え。

心療内科が入っているビルの1階に到着。

当然、エレベーターは…止まってしまっている。
雑居ビルの上の階まで登るには、このエレベーター一基しか手段がない。
私が通院しているのは、閉店時間になるとエレベーターの電源をオフにしてしまうクールでハードな心療内科だ。

「あのう、今、エレベーターに乗り1階にいるんですが」

と受付に電話をしなければならない。
これが狂おしいほど嫌なんである。
時間を守れない(=約束を守れない)自分を責めてしまう。
時間に遅れても誰も怒ったり詰ったりしないのに、いつもこうやって変なことに執着してしまう私。

モヤモヤしつつ、のっそりと動くエレベーター内で、「昔、エレベーターアクションっていうファミコンのカセットがあったなあ」などぼんやり考えていた。


待ち時間は1時間半。
普段は2時間を越すこともあるのでまだ良い方だ。

名前を呼ばれ、診察室へ。
クマ医師は今日もクマのようだった。

今日の診察はノーマル。
処方変更なし。
話もごく普通。

ただ、歯科医から処方されている薬や治療について、そして社内における人間関係について質問された。
今日気づいたんだが、彼は私の発する言葉よりも発する様子を見ていて、それを電子カルテに記載している。たぶん。

今日は認知行動療法の名言fromクマ医師はなく、基本的に「無理はしないように」ということを言われた。

患者とここまで二人三脚になってくれる医者も珍しいと思う。
クマ医師との出会いは、砂漠でダイヤモンドを拾うのと同じぐらいラッキーなことだったと、今さらながら実感。


次回の心療内科デーの夕方は、●●●ィ~に仕事を頼まれませんように!
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飛び交う銃弾

2009年02月23日 23時20分41秒 | Weblog
イライラ。
イライライラ。

自分でも理由が分からないんであるが、イライラしている。
イライラをもたらす銃弾は、働いている以上、回避することは難しい。

「そんなこと、私に言われても…」

という言葉をぐっと圧し殺す。
その連続。

「じゃあさ、あんたがやってよ」
という言葉をぐっと飲む。
その連続。


頭上を飛び交うイライラ銃弾をまともに受けていていたら身が持たない。

首を傾けることが唯一の回避方法だと、今日、なんとなく知った。


銃弾から守るために。
避けるために。



作られた微笑みをたたえ、小首を傾げる私のすぐ上を、明日も明後日も、銃弾は飛び交うんだろう。
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春一番 耳元吹き抜ける

2009年02月23日 23時19分48秒 | Weblog
先日、春一番が吹いたのが嘘のような今日の寒さ。

春一番といえば、渡辺美里の「卒業」

小室さん作曲の名曲。


もうすぐ卒業式シーズンだ。

小学校から大学まで、私は様々な卒業式を体験してきたが、一番思い出に残っている卒業式は…中学校。

正確には、その翌日。

最終的な進路を担任に報告するために生徒はもう一度学校に行く。
中学校の最後の制服姿で。

私は密かに好きだった男子に
「第2ボタン、くれよ」
と迫った。

「え…」
戸惑う内気なM君。

私と彼は隣同士の席だった。

バレンタインデーにチョコはあげなかったが、ポケットティッシュはあげた。

ポケットティッシュの青春。

授業中、彼があまりにももぞもぞと鼻水を流しているもんだから。

それはそれは。
華厳滝状態であった。

私に母性が宿っていたと仮定するならば、あのときが最初で最後の母性の開花だと思われる。

鼻水を垂らしている彼を見捨てることができなかった、私の幼き母性。


なかなかボタンをくれない彼。

私の友達数人が彼を取り巻いて

「いいじゃん、ケチ」
「亮子さんにあげなよ」
「他にあげる人いないくせに」

と迫った。

恐るべし、女子の力。
ちょっとした恐喝である。

「大切にするならば…」

と、裏ボタンを外しながら承諾する彼。
強奪成功。
トラトラトラ。


いまだに大切に持っているよ。
約束は守ってるよな?私。

とっくに卒業した想いだけど、ときどき思い出す。

甘酸っぱい想い出。


後日談

5年後の飲み会ですっかり酔った私は彼に絡んでいたらしい。

先日、掃除をした際に発掘された、FRIDAYばりに撮影された証拠写真を私は顔を赤らめて見るのだった。
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らんらんらん♪

2009年02月22日 22時47分19秒 | Weblog
後楽園へ。

っても遊園地が目的ではない。
あんな怖そうなジェットコースターなんて、恐らくこれからの人生で乗ることはないだろう。


今日の目的は、世界らん展@東京ドーム
ああ、東京ドームなんて何年ぶりだろう。1997年3月13日のglobeのコンサート以来かもしれない。

会場に入る。

甘い香りがそこらかしこから漂ってきて、幸福感アップ。
私の場合、花を愛する気持ちは、精神的に余裕があるときにのみ生まれる。
今は余裕があるらしい。

カトレア



このどぎつい感じがたまんねぇ!
花の奥から妖しさを放ち、おいでおいでをしているように感じられる。

カトレアといえば、hideの「HONEY BLADE」
近親相姦の関係を断ち、父の元を離れる娘が置いていった花。
まさしくぴったりではないか。



我が部署の毒舌後輩タイスケくんっぽい花。

この毒々しさがまさしく彼。

斑点模様が不思議な蘭。



見ていると元気になれそうな蘭


私と吉熊の穏やかな日々を表したかのような蘭


滝…?


雪崩…?


エアロスミス…?(舌っぽい)


一番いいなと思った蘭。
薄紫の花弁が可憐でずっと眺めていた。


各ブースをじっくり見ながら歩いたので2時間ぐらいかかった。






金勝の蘭。
三つの花弁が地元の高校(宇都宮短期大学附属高校)の校章に似ている。


やはり花は良い。

ドームの白い屋根の下に咲く花たちから、たくさんのパワーをもらえた。

外に出ると薄暗くなっていた。
隣接する後楽園ゆうえんち。
光を身に纏った回転木馬が美しい。
「後楽園ゆうえんちで君と握手!」


その麓の銀だこでたこ焼きを食した。
熱々カリカリの中は、とろ~ん…はぁ、幸せ~♪
たこ焼き、大好き!たるる~。




番外編

総ビーズの蘭
本物と見間違うほどの繊細なつくりに仰天!


蘭をモチーフに作成されたネックレス。
素敵なデザイン☆

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NHKスペシャル「うつ病治療 常識が変わる」

2009年02月22日 22時44分12秒 | Weblog
NHKスペシャル「うつ病治療 常識が変わる」を観た。
過剰な抗うつ剤の処方が患者にとってイクナイ!という内容。


19種類の薬を処方されていた人とか出ていた(すげー。どんなブレンドなんだろう)。

それを一旦リセットし、別の少量の薬で患者の症状を良くする杏林大学のドクター。


現在私は
パキシル…抗うつ剤
ソラナックス…抗不安薬
マイスリー…睡眠導入剤
大建中湯…整腸剤
パリエット…胃薬

を処方されている。
これって多いんだろうか。

信頼する心療内科医クマ先生が処方してくれるので、これといって不平不満はない。
薬に頼らざるを得ない自分に嫌悪を抱くことはあるけれども。

副作用もあまりない。パキシルが間接的原因の痔とパキシルが切れると出てくるシャンビリぐらいだろうか。

私はクマ先生と出会えてラッキーだった。
認知行動療法の傾聴をしてくれるし、適切なアドバイスもしてくれる。
今日の番組でイギリスの認知行動療法の様子を観たんだが、あの質問をする様子や同意を求める間とかが、まさしくクマ先生と同じ!

認知行動療法がうまくいっている私が言えることは、「認知行動療法、いいよ!」ということだ。

悪徳精神科医の様子を観て、クマ先生の素晴らしさを改めて感じた。

今日の番組に姜尚中さんがゲストで出ていた。
知的メガネ男子の真骨頂★萌え。しかも今日はグレーのスーツをお召し。
彼もうつを患っていたらしい。
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編み編み鞄

2009年02月22日 22時42分11秒 | Weblog
池袋で鞄を購入~♪
革の編み編みが気に入った★

こいつを持ってどこに出掛けましょうか…?
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東大宮演劇祭

2009年02月21日 22時23分53秒 | Weblog
後輩女子Cちゃんとお出掛け★
Cちゃんは同じ部署の人なんだが、今は他部署に拉致監禁されている。
期間限定であと2ヶ月は戻ってこない。さみしいわ。
もちろん吉熊も一緒にお出掛け。
今日の吉熊はおニュー(死語)のセーターを着ておめかし。可愛いよ、吉熊。
Cちゃんにさっそく誉められた吉熊は照れていた。

休日に会社の人に会うって、けっこうテンションが上昇する。
Cちゃんの笑顔は業務中もプライベートでも変わらない。
素敵女子なんである。


今日は、会社の先輩の芝居を観に東大宮に上陸。

時間は12時。
まずは腹ごしらえといきましょうか。

東大宮駅東口の尾道学校にてラーメンとらー茶を堪能。
店内は教室と見まごうばかりの様子。
木の机や黒板が懐かしい雰囲気を醸し出している。


向かうは東大宮コミュニティセンター。
東大宮演劇祭での(劇)レインボウ城!さんの三作品。



今日も熱かった!
熱すぎるぜ。

三作品ともテンションが高く、Cちゃんと抱腹絶倒!

★「ルームメイト2」
愛に性差なんて関係ないのでは?という観点が軸。
独身寮に美女がやってくるんだが、実は男というストーリー。
好きになった人のセクシャリティがゲイだろうがレズビアンだろうが関係ないんじゃね?という主張が丁寧に内包されていて、とても考えさせられた。
私なんて性差どころか…クマでも可だもんね!
好きになる対象の間口を広げると、いろんなものを愛することができるんである。
素晴らしいことだ。


★「悪魔の結婚式」
父一人、娘一人。そんな父子家庭の娘が嫁ぐことになった。娘を溺愛する父親が結婚式を阻止することを企てるんだが…。
…このときの父親役の衣装がアーミー柄。ワロタ。
この作品で使用されていた音楽がどれも好きなものでコーフン。最後に使用されていた「ラヴァーズ・コンチェルト」など。久々にまじまじと聴きたくなった。

あと讃美歌312番のダンスバージョン!
「いつくみふか~き~♪友なるイエスは~♪」
手拍子付きでノリノリ!
もしも私が結婚式をするならば、これを使用したいなどとけっこう本気で妄想してしまった。

Cちゃんも私も神父(信者)役の斉藤アーサーさまに爆笑!


★「超・若様侍捕り物控」
3歳児の若様は身長1メートル92センチのだだっ子。お世継ぎ争いに敗れ、難を逃れて城下町へ…。

若様の舌足らずな口調がかわいかった。
でも身長高し。
見た目、普通の青年。
彼の衣装は、前掛けと着物とハーフパンツのミックス。
非常にシュールだったんだが、背中には大きなクマちゃんの絵柄が入っていて萌えた~。クマクマ~!

あと藤の方を演じた前野ハトゥーン姫(この劇団の役者さんの名前には「王子」「姫」が付く)の迫力のある演技は前から好きで、今日も堪能させていただいた。
あの透き通る声が羨ましいとはCちゃんとの一致した感想だ。

もちろん、三作品を通して見られた私達の先輩の役者としての顔も素敵だった。

大いに笑い、腹筋が疲れた。
この劇団のスゴいところは、笑いをただのコントにせず、「芝居」にしていることだ。
いつも帰り道に何かを考えさせるというお土産を持たせてくれるんである。
今日は帰りにCちゃんとお茶をしながら感想を述べあった。


たくさん笑って、たくさん話して、美味しいものを食べて…とても充実した日だった。

東大宮演劇祭での(劇)レインボウ城!さんのお芝居は明日も開催されます。
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モネのマネ

2009年02月21日 22時21分40秒 | Weblog
私の母は編み物が得意である。
茶の間の柱に背中を凭れ、しょっちゅう何かを編んでいる。
二本の棒と毛糸を器用に動かし、まるで魔法のようにセーターや吉熊の靴やらを生み出す。
本などを参考にはしない。
頭にイメージが浮かんできて、それを現実化するんだそうな。
また、本人曰く、「毛糸と会話をしている」んだそうな。

ミナクル!

今回編み上がったのは、モネの睡蓮をマネしたもの。

モネのマネ…。

セーターをキャンバスに見立て、絵を描くように編んだ渾身の作品。

彼女の編み物の技は、私にも妹にも受け継がれなかった。
私なんて、3平方センチメートルの面積を編むのに4時間かかるほどの不向きさである…(妹は器用だが編もうとはしない)。

おそらく母の編み物の才能は、彼女一代で途絶えるんだろう。

なんだか勿体ないような気がする。
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「日本アカデミー賞」

2009年02月20日 23時45分00秒 | Weblog
「日本アカデミー賞」の授与式のもようをテレビで観た。

結果は「おくりびと」が、各賞を総ナメ状態。
細切れシーンを観て、映画で「おくりびと」を観た時の感動が胸に蘇ってきた。

納棺師という難しい役柄を演じた本木さんの演技、脚本、音楽も全て良かったので頷きながら番組を観ていた。

観た映画の、作品なり俳優なり音楽がノミネートされると興奮する。
「おくりびと」もそうだが、特に「歩いても 歩いても」で母親役を演じた樹木希林が助演女優賞を受賞したのも嬉しかった。あの映画に出ていた樹木希林…言動が私の母に酷似している…。

☆「おくりびと」の感想
☆「歩いても 歩いても」の感想

私にはリアルタイムで番組の興奮を分かち合う人がいない。
CMの最中ごとに母と電話で感想を述べ合っていた。

余貴美子の着物(辻が花)が云々、松雪泰子が綺麗、など。
…そして番組進行役のお笑い芸人への糾弾も。

私はお笑いが嫌いでも何でもないが、今回、この番組の進行役に「タカアンドトシ」を起用した番組サイドにはものすごく腹が立った。
彼らの芸風がそうなのかもしれないが、相方の頭部を連続して殴打する様子は見ていてあまり気持ちがよいものではない。
しかも番組を「進行」する役割を担っているはずなのに、自らの芸を披露することに情熱を注ぎすぎてしまっていて、空気が読めていなかったように見えた。
映画の説明が流れているのに、それを打ち消す彼らの会話が非常に耳障りだった。
「うるさい!」と、思わずリモコンをテレビに投げつけてしまう始末…。
これは彼らが悪いのではなく、彼らを起用した者の責任だと思う。
楽しみにしていた番組だったので、非常に残念だった。

来年に期待しよう。

今、「日航ジャンボ機墜落 朝日新聞の24時」(朝日新聞社会部編)を読んでいるので、「クライマーズ・ハイ」をレンタルして観たいなと想った。

今年もいい映画に出会いたい。

とりあえず、6月上映予定の「ハゲタカ」(映画版)が、待ち遠しい。
鷲津政彦役の大森南朋さんが最優秀主演男優賞を取れますように…!
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