2014.2.14. Fri. ヴァレンタイン・デー
20年振りの警報が出るほどの大雪。 朝起きると、普段とは違う景色にびっくり。
ふくらみかけていた梅の蕾も雪化粧。 後方、竹が雪の重みでしなってます。
昼:
イクラの手巻寿司
ミニきつねうどん
ヴァレンタインだし、父と連れにディナーのプレゼント。 と思い、中華料理店にワインを持ち込む予定だったのだが、あまりの雪に急遽キャンセル。
夜: 用意していたワインに合わせて、にわかディナー。 (丁度頂き物の「シェフの味」があって大助かり。 )
エスカルゴ・ブルギニョン
小鯛の笹漬けの手鞠寿司
- MOF熟成チーズ + 生ハム
『リーガ・ロイヤル・ホテル』製 オマール海老のポワレ ソース・アメリケーヌ
『リーガ・ロイヤル・ホテル』製 黒トリュフのフォアグラパイ包み焼き オレンジ・ソース
黒毛和牛牛と水菜のすき焼き風 メープルシロップ風味
Saint-Veran 2009 Domaine Faiveley (Maconnais)
「『サン・ヴェラン』とは、ブルゴーニュの南、 マコネ地区に位置するアペラシオンで、 同地区で名高いプイィ・フュィッセと姉妹関係にあります。 この地区はシャルドネ村が現存することからシャルドネの故郷とも言われ、高品質なシャルドネが生産されています。」
フェヴレ
ニュイ・サン・ジョルジュに本拠を置くフェヴレ社は、1825年の創立から7代にわたって続くグラン・メゾンである。
4代目のジョルジュ・フェヴレは、かの有名なコンフレリー・デ・シュヴァリエ・デュ・タストヴァン(利き酒騎士団)の創設者のひとりとして知られ、オスピス・ド・ニュイ・サン・ジョルジュのキュヴェにも、レ・サン・ジョルジュ・キュヴェ・ジョルジュ・フェヴレとしてその名を残す。
フェヴレが数ある他のネゴシアンと一線を画するのは、その広大な自社畑から造られるドメーヌもののワインが、全生産量の8割を占めるという事実だろう。
コート・ド・ニュイ、コート・ド・ボーヌ、そしてコート・シャロネーズまで、合わせて120haもの自社畑を所有し、シャンベルタン・クロ・ド・ベーズやエシェゾーなどグラン・クリュに10ha、ニュイ・サン・ジョルジュのレ・サン・ジョルジュやジュヴレ・シャンベルタンのクロ・デ・ジサールなどプルミエ・クリュに25haの畑をもつ。
ひとつのクリマの面積は平均して1haと決して大きくはないが、それだからこそクリマごとに手の込んだシュール・ムジュール、すなわちオーダーメイドのワイン造りを行うことができるのである。
フェヴレが所有する120ヘクタールの自社畑のうち、半分以上の68ヘクタールはコート・シャロネーズに位置する。
フェヴレ家がこの地域の潜在的な可能性に気付いたのは、第一次世界大戦と世界恐慌により産地が疲弊していた1933年のことだ。
この年にジョルジュ・フェヴレが賃貸耕作を始め、1963年には5代目のギィ・フェヴレがメルキュレイに最初の畑を購入。その面積を徐々に増やし、今日、ジヴリィ、リュリィ、モンタニー、ブーズロンまで、コート・シャロネーズ全域に版図を広げた。
メルキュレイ・プルミエ・クリュ・クロ・デ・ミグランをはじめとする数々のモノポール(単独所有)畑を手に入れ、コート・シャロネーズならフェヴレとまで言われるまでに成長。そして2012年以降、コート・シャロネーズの自社畑は「ドメーヌ・ド・ラ・フランボワジエール」という独立したドメーヌ名を掲げ、次のステージに上ろうとしている。
今日、メゾンを率いるのは、2005年に25歳の若さで事業を引き継いだエルワン・フェヴレ。奇しくも彼の父、フランソワ・フェヴレがメゾンを継承したのも25歳の時であったという。
エルワンは当主の座に就くや否や、改革を断行し、若いうちはなかなか飲みづらく、長年寝かせて初めて花開く典型的な長期熟成型のワインを、比較的早いうちに飲み頃を迎え、かつ長期の熟成もでき得るワインへとスタイルを変えた。
さらに、本拠がニュイ・サン・ジョルジュということもあり、コート・ド・ニュイの赤ワインに特化しがちだったポートフォリオをコート・ド・ボーヌの白にも広げるべく、2008年にグラン・クリュのバタール・モンラッシェとビアンヴニュ・バタール・モンラッシェを入手。同時にピュリニー・モンラッシェ・プルミエ・クリュのガレンヌも加わり、壮観なラインナップを完成させた。
またムルソーではマトロ・ウィッターシェイムと契約を締結。形式上は買いブドウによるネゴスものだが、実際にはブドウ栽培からフェヴレのスタッフが携わっているという。
ニュイ・サン・ジョルジュ最高のクリマ、レ・サン・ジョルジュのグラン・クリュ昇格を同年代の造り手とともに働きかけるエルワン・フェヴレ。新しい当主のもと、フェヴレ社はさらなる高みを目指して進化し続けているのだ。
柑橘類、パイナップルのアロマに弱めのグリーン・ノート。 飲み口はマイルドだが、ミネラル、酸味、渋味(嫌では無い)がしっかりとしていて、マロラティック発酵?と感じるマイルドな果実味が残る。
マコネだし今風果実味の物を想像していたが、思ったよりクラシカル・タイプで、今日の料理にはチョイス・ミスだったかも…
コンドリューあたりを開けるべきだったのかな?
手鞠寿司に△。 渋味が嫌な苦味に変ってしまう。
エスカルゴに◎〇。 お味は合うが、アフターが今一楽しめない。
生ハムに意外と◎〇。 ミネラル分と塩味がマッチしたのかな?
オマール海老に〇、意外や添えのクスクスとソースを絡めて◎。
パイ包みもオレンジを一緒に頂いて〇◎。 フォワグラを単で考えると△。
J.P.Moueix Pomerol 2006 Christian Moueix (AOCポムロール) メルロー80%、カベルネフラン20% オーク樽熟成15~18ヶ月
「選りすぐりの畑からのブドウから造られるアッサンブラージュワイン。ポムロールの卓越した品質はその土壌から来ています。粘土層と石を多く含む深い表土が豊かさと力強さを持ち合わせ、良いポムロールはそれがエレガントなバランスを醸し出します。この土壌ではメルローが最適で、若い時の魅力と長熟の可能性をもたらします。
瑞々しく凝縮感がありフルーティさに満ち溢れ、まろやかなワインです。ポムロールの典型的特長である土の香りが感じられます。」
埃、土、黒い果実のアロマ。 未だ頂くには早かったか。
タンニンもしっかり酸味もしっかり。 それでもその頑なさが、ポムロールらしく美味しいと言えるのかな?
フォワグラ(テリーヌに料理してパイにインしてあった。)に合わせてみるが、いけなくは無い。 〇△。
やはりお肉に合うが、味付けが甘過ぎて〇。 水菜のほろ苦味が意外と合って〇。
ブルーには良く合った。 ◎〇。
色々合わせ過ぎて、私は先にギブ・アップするが、連れはきっちり飲み干していた…
私が復帰する頃には連れが落ちていて、チョコレートはお預け…
2/15 Sat.
昼:
職場のお弁当
ご飯
お吸い物
夜: 休肝日。
ほっけの開き 大根おろしを添えて
青梗菜の焼いたん
粕汁
ご飯
一口いなり
『クリスティーヌ・フェルベール』製 ショコラ・アソート・クラシック
「1960年アルザス生まれ。1980年に父の店「メゾン・フェルベール」のパティシエに。1998年にシャンペラー&パティシエ連盟から最高パティシエ賞を受賞。コンフィチュールの名手。
本質的なマジックは自然の中にある。それがフェルベール女史の哲学。「春に変化が生まれ、夏には花や葉がついて実がなって。秋は収穫、冬は休息の時間になる。それが毎年繰り返されることは、本当にマジですよね。」カカオが木に花をつけ実になりショコラになるまでの過程も同じこと。アルザスの自然を心から愛する彼女だからこその境地に拍手。」
昨日頂く予定だったフェルベール嬢のショコラ。 今日は二人で贅沢に一気に頂く。 アルザスの空気を満喫させてもらい、幸せな一時。
やっぱり女子の真骨頂はフランボワーズやパッションなど、フルーツの絡むものだと再認識。
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