豪州落人日記 (桝田礼三ブログ) : Down Under Nomad

1945年生れ。下北に12年→東京に15年→京都に1年→下北に5年→十和田に25年→シドニーに5年→ケアンズに15年…

 水族館

2003-05-29 20:47:59 | シドニー
5月29日(木)快晴

   水族館

豪州の海洋プランクトンの調査・研究のためにシドニー水族館へ。しかし微小生物の展示はしていないそうなので、今日は食用になる魚介類を中心に見学。ガイドの説明では、日本人の質問は「この魚は食べられますか?」が圧倒的だとのこと。当館名物のサメも蒲鉾にすればかなりダイナミックな味になりそうです。バラクーダも良さそうです。帰り道に実地検証をかねてスペイン・レストランでバラマンディーのレモンバター・ムニエルを食べました。

豪州魚介事情(その2):日本で永年釣りやダイビングをして感じたことは、年々魚影が薄くなり魚が小型化していることです。底引き漁法などで日本の漁場は枯渇寸前です。こちらでは小型魚は獲らないので、魚屋に並ぶのは大型魚中心です。「大型魚は大味だ」と言うのは間違い。オーストラリアの魚は生臭さがなく、甘味が強いのです。これはプランクトンのせいだとの説が有力です。だから生食でも加熱しても最高の味です。年配の日本人は生臭さに慣れているので平気ですが、日本の魚介は煮がかないと調理には向きません。シェフの言葉では「潮が濃すぎる」とのこと。こちらのサーモン、マグロもそうですが、ロブスター、アワビ、カキ、ウニなどの魚介類は世界の一級品で、とても日本産を食べる気はなくなります。
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