豪州落人日記 (桝田礼三ブログ) : Down Under Nomad

1945年生れ。下北に12年→東京に15年→京都に1年→下北に5年→十和田に25年→シドニーに5年→ケアンズに15年…

アカプルコの暗い影

2002-07-21 22:50:38 | 海外旅行
7月21日(日)快晴 

   アカプルコの暗い影

11:00アカプルコ入港。港の右側の新市街地は高層ホテルが林立し、熱海か別府を連想させる俗悪な眺めだ。港の左側の旧市街地はかなりさびれて壊れ朽ちたホテルや別荘が目立つ。したがってワイキキやゴールドコーストの華やかさはない。アカプルコ湾内の水は濁ってたくさんのゴミが浮かんでいる。
タクシーで1人で3時間の市内観光。観光案内のフィルムでおなじみの飛び込みの岩、ジョン・ウエインの別荘、旧市街地のマーケット、新市街地、市内を見下ろす見晴台、シルベスタ・スターロンの別荘を見物して回った。最後に港近くの海辺のバーでマルガリータを2杯飲んだ。運転手にはレモネード2杯。支払いは合計90ドル。
アカプルコは治安のいい街だ。良くも悪くもメキシコらしさの感じられない街だ。高速道路が開通したのでメキシコシティーから4時間バスに揺られて大勢のメキシコ人が観光にやってくる。旧市街地では1泊1000円以下のホテルと仮設の土産物屋がが軒を連ねている。先進国の高い労働力の補完勢力として労働集約的な新興工業国として躍進したアジアのNIES諸国。メキシコが中南米のNIESになりうるかどうかは今後5年間で明らかになるだろう。世界不況と進まぬ民主化が暗い影を落としている。

読書:「ルポルタージュを書く」鎌田慧

映画:「アマデウス」
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