豪州落人日記 (桝田礼三ブログ) : Down Under Nomad

1945年生れ。下北に12年→東京に15年→京都に1年→下北に5年→十和田に25年→シドニーに5年→ケアンズに15年…

 ムンクの「叫び」

2002-06-22 15:27:27 | 海外旅行
6月22日(土)快晴後雨 

   ムンクの「叫び」

8:00オスロ入港。

N遠藤とオスロ駅、質素な王宮を見学の後、国立美術館で世紀末派の重鎮、ムンクの絵30枚を見た。土日は博物館と美術館の入場は無料になるのだそうだ。
「私は2人の友人といっしょに道を歩いていた。ちょうど太陽がまさに沈みかけようとしており、空の色は赤く染まっていた。私は、風のそよぎの吹き過ぎるのを感じた。私は死んだように疲れ果てて、じっと立っていた。青いフィヨールドと町の上に、火と血の舌が這い回った。友人たちは先に行ってしまい、私だけが後に残っていた。その時、何とも知れぬ恐怖に震えながら、私は自然の大きな叫びを聞いた。」
「芸術は自然の対立物である。芸術作品は、人間の内部からのみ生まれ出るものであって、それはとりもなおさず、人間の神経、心臓、頭脳、眼を通して現われて来た形象にほかならない。芸術とは、結晶への人間の衝動なのである。」
「私の揺りかごを見守っていたのは、病気と狂気と死の黒い天使の群れだった。彼らはずっとその後も私の生活につきまとって離れなかった。」
昼食にすし屋に入ろうとしたら土日は夕方しか営業をしていない。北欧の生魚の味を賞味したかったが残念。北欧で魚料理屋チェーンの展開には少々不安が残る。
国会議事堂の隣のオープンテラスへ。2人前で7000円のシーフードの昼食は100点満点の43点。その根拠は、3000円なら100点だからだ。従って6000円なら50点、7000円なら43点なのだ。

18:00オスロ出港。

読書:「中国の数学」薮内清

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