10月1日(火)晴
岡山禁酒会館は、大正デモクラシー華やかな頃、クリスチャンや岡山県禁酒同盟などにより建設され禁酒運動の活動拠点として機能してきた。大衆食堂や集会場、宿泊施設を備える同施設は、講演会や展示会の場として供用され、国民禁酒同盟大会や禁酒展覧会が開催されたが、次第に活動が鈍化。1970年代には客足の減少により食堂を閉鎖。建物の老朽化による取り壊しもささやかれるようになった。2000年にはNPO法人「ミーツ」が禁酒会館の再生に取り組み始め、裏庭に多目的ステージを設置し、コンサートを定期開催、旧食堂を改装して喫茶店を開業。2021年にはキリスト教系書店を併設。喫茶室の客足も復活して、禁酒活動と歴史的建造物の補修・維持に努めている。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます