2月8日(水)曇時々雨
海辺の散歩道の花壇に鎧羊歯が茂りだした。豪州北部原産の常緑性の、鎧のような鱗を持つ羊歯。英名はエンボス・ファーン。どう見ても鎧というより、エンボス(凸版加工)だ。この勝負は和名より、英名の勝ち。最初はウイルス病で凸凹になった病葉かなと思ったが、鎧羊歯は健康状態は良好。葉の表側はエンボスで、裏側はデボス(凹版加工)。この凹版のくぼみに胞子を蓄積するので、胞子の完熟まで雨風で飛ばされたり、流されたりしない。葉の色が明るい緑で、つやがあるので、生け花やブーケにも多用される。