1月19日(土)雨
知人の古市君が最終選考に残っていたので、候補6作品を2日間で読んだ。彼は社会学者で小説は2作目。現在大きな話題となっている安楽死が主題。他の5作よりは面白いし、読みやすい。だけど平成の日本で安楽死が合法化されているという設定は無理で、ファンタジー小説化している。IT用語など横文字を多用しているが(これは「ニムロッド」も同じ)、縦書き原則の日本の小説には馴染まないし、賞味期限が短い。古市くん、文学を学び直しなさい!!ついでに直木賞受賞作「宝島」も読んだ。沖縄の戦いの物語だが、ストーリーが幼稚な作品だ。