「レミーのおいしいレストラン」子供向けアニメかと思いきや、これが中々おもしろい。
アニメの映像も素晴らしかったが、やはり脚本がよく書かれている。
ディズニーの作品の特色ではあるが、脚本のチームはかなり洗練されている。
随所に料理の格言をちりばめてあるところも良い。
「ひとつひとつの素材の美味しさが合わさるとさらに数倍美味しくなる、それが料理の楽しみだ」
確かにその通りである。その素材選びからこだわるところから料理は始まるのだが、最後は料理に愛情を吹き込むことが出来るかが美味しい料理をつくる秘訣であると締めくくる。
クアトロ・リニューアルのおすすめ「山形牛の赤ワイン煮」も、素材の美味しさを凝縮させ、最後に愛情を吹き込みました。
クアトロの父おすすめの赤ワインと共にいかがだろう。
クアトロのママが作るデザート“ティラミス”が復活。
語源のイタリア語は“Tirami su!”ティラミ・ス=わたしを引き上げて。
わたしを引き上げてが転じて、わたしを元気にしてという意味になる。
そのクアトロの人気デザートだったティラミスが帰ってきた。
スポンジ生地にエスプレッソコーヒーとエスプレッソ・リキュールを染みこませ、クリームチーズの女王と云われるマスカルポーネから作ったクリームを合わせたデザートだ。
傷んだ心のようなコーヒーの苦みをマスカルポーネの優しい甘みが包み込む。
まさしく、あなたを元気にしてくれるデザートがティラミス。
デザートなんて、甘ければ良いとか、ティラミスなんてどれも一緒と思っている人。
そんな人の心も引き上げるクアトロのティラミスはいかがだろう。
ルイ・マル監督「五月のミル」。
とても心に残るクアトロの父の大好きなフランス映画。
都会から田舎の実家に集まった家族が繰り広げる人間模様を描いた映画。
何よりも素晴らしいのは、その田舎の生活の描写だ。
ザリガニ採りやサクランボ刈り、庭での食事、卵焼き、ワインといった何気ない描写が心憎い。
この映画の舞台は南フランスだが、クアトロで使っている白ワイン「ヴィオニエ」もこの南フランスが故郷。
ヴィオニエは南フランスらしい、香りが良くて青リンゴのような爽やかな風味が特色。
白カビ系のチーズや生ハムなどととても相性が良い。
白ワインの貴婦人と云う表現が似合いそうな白ワインだ。
この五月のクアトロのバーカウンターに座り南フランスの爽やかな風でも思い浮かべて、クアトロの料理とこのヴィオニエを楽しんでみよう。
サクラマスをマリネにして、天然ヒラメは昆布締めにしました。
この五月のヴィオニエに良く合いそうです。