ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

夏のカツオと熟成したピノ・ノワール

2010年08月19日 | ワインの話

Photo 暑い日が続くが、これはこれで楽しまなくてはいけない。
暑い日には、カツオの刺身が旨い。
赤身のさっぱりとした味わいは夏にこそ美味しい。
カツオの刺身の鉄っぽい味わいは、暑さで疲れた体を治してくれる気がするものだ。
そしてカツオにはやっぱり赤ワインだ。
鉄っぽいミネラル感に対応してくれるのは、メルローだろうかピノ・ノワールだろうか。
クアトロの父はピノ・ノワール派である。
ピノ・ノワールもブルゴーニュの熟成したものが格別に良い。
そこで98年のドメーヌ・ベルナールのピノ・ノワールを入手したクアトロの父だ。
このドメーヌはピノは熟成してこそ美味しいのだというこだわりがあり、熟成して飲み頃になってから蔵出しをし、しかも価格が安いという超良心的なドメーヌである。
ピノの新しいものは、ブドウ・ジュースに近い味で、味わいが単調に感じる。
そうして、ピノに近づけない人が多い。
熟成したピノの魅力を知ると、ワインのレパートリーの裾野が広がるというものだ。
特に、夏にクラーの効いた部屋で飲むピノは格別に旨い。
ピノの持つ独特の果実味と酸味が夏向きなのだろうか。
夏のカツオと熟成したピノ・ノワール、クアトロの父の秘かな楽しみである。

コメント
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