美味しいラーメンの条件は三つある。
ひとつは、ドンブリが清潔であること。
次に、ドンブリに指を突っ込んで運んできたりしないこと。
最後に、ラーメンが美味しいことである。
ドンブリというのは、居心地の良い店かどうかという比喩である。
指を突っ込むとは、接客の心配りの比喩である。
美味しいものは、付加価値が加わって生まれるものだと云う深い話なのである。
今日は美味しいカレーを食べた。
美味しいカレーの条件が三つ備わったカレーであった。
カレーが美味しいだけでなく、食後のコーヒーにまで心配りがされている。
カレーのスパイスの余韻に、対応するコーヒーの味わいはどうあるべきか考えられている。
家族で食べに行ったのだが、食べ終わった人から良いタイミングでコーヒーが運ばれてくる。
さりげない心配りがあってこそ、美味しいカレーの味が引き立つ。
クアトロの父も、もっと心配りをしろよと教えられたのだった。
ケイタリングや通販のカレーでは味わえない美味しいカレーをいただいた。