前回紹介の當麻とは直線距離にしてわずか2km足らず、良く似た大和棟の茅葺き民家です。
市街地とまでは言えないけれど、それなりの近郊地域の茅葺き民家は、やっぱりそれなりのステータスや財力の裏付けがある。
長屋門と白壁土蔵のこの民家は、奈良の地酒「金鼓」の「大倉本家」自宅兼事務所。
そう古くない長屋門には三輪の「しるしの杉玉」と、両脇には地酒 「金鼓」の薦被りが置かれている。
大きく、急傾斜大和棟は葺き替えられ、まだ間もないのか端正な美しさを保って居る。
相当手も入れられて要るのか??、遠目には建物自身もそう古い感じは受けない。
漆喰で固めた切り妻の白と、茅葺き屋根の年を経た濃茶色のコントラストが眩く映る。
以前、近く「竹之内街道」太子町で見掛けた大屋根の針金細工ミニチュア松ノ木がここでも見られた。
多分「火災除け」とか「家運隆盛」とかの呪いの様な気もするが・・・・・、誰か知っていませんか??
勿論前回の當麻町の茅葺き民家でも見られました。
撮影2014.9.13