妙蓮塚守る様にずら~と塚の周りに並び建てられた十三仏板碑群。
昨日も紹介した妙蓮塚は直径5m、高さ1.4mの円墳状をしており、表面には砂利が敷き詰められ、周囲を新しい石柵で六角形に囲んで居る。
その外柵内、土盛り裾に立掛けるように山形二条線の一石一仏板碑が周りを一回りめぐって土留の役も果たして居る。
幅約30cm、高さ80cm内外、二条線直下に舟形を彫り窪め中に蓮華座に座す尊像を中肉彫りで刻み出す。
ところどころ、倒れてしまったものや、傷んだものも見受けられるが、概して保存状態は良く、その数は大凡70体にも及ぶ。
素人目の僕にも昨日の「十三仏石室」よりも、明らかに古いものだということが良く判る。
板碑の様式像容から室町後期の造立と考えられ、妙蓮塚も同時期に整備されたのだろうと考えられて居る。
少し下って行くと信貴山内がほぼ全貌出来た。
撮影2012.5.26