もう7~8年前にも紹介した事のある柳生阪原の多尊磨崖仏。
7~8年経ってもこの柳生辺りは何一つ変わらないけ、どブラ~と出かけた序でに寄ってみた。
奈良市街方面から国道369号線で一走り、阪原の中央を横切る白砂川右岸縁にこんもりとした木立の森がある。
森斜面から川岸に球状巨岩が突き出し、その表面に都合三枡の双体仏と、背光五輪塔と墓碑が各1基。
現在廃道となってしまった川沿いの旧道の正面には大小の枡形を浅く彫り沈め・・
共に阿弥陀と地蔵の立像を中肉彫りで刻み出す。
大枡左壁面に銘らしきものが見えますが苔生し確認できません。
向かって左下方には墓碑のように見える刻み付けが・・・
向かって右側面には二つの枡形、その一つはやっぱり阿弥陀と地蔵の双体仏、もう一つの枡には背光五輪塔が刻まれている。
正面の大きい枡形の双体仏が最初に刻まれ、後、何度か追刻されたようで、それぞれに違った顔を見せている。
撮影2012.5.1