第8回 スケール・アルペジオ検定試験

昨日は「第8回スケール・アルペジオ検定試験」を行いました。これは私の教室独自の試験で、難易度に応じて10級から1級まで10段階、さらにその前段階の生徒さん向けにはミニスケールの級を設定して、それぞれのレベルに応じて挑戦してもらうというものです。今回はたくさんの生徒がチャレンジしてくれて、スケール・アルペジオ練習の大切さが今まで以上に理解されてきたと感じられてとても嬉しかったです。

スケールとアルペジオは、ピアノ練習の基本中の基本。曲の中にどんなにたくさんそれが入っていることか。これを集中的に学んで思い通りに指が動かせるようになると、色んな曲の中でそれに出くわしたとき、余裕で弾けるようになります。そうして曲の中でそのパターンをもっともっと魅力的に表現できるようになってきます。そのことはみんな分かっているんだけれども、スケールだけアルペジオだけの練習となると、これがおもしろくない。単調だし飽きてしまい易い。そこでこんな風にワンランクずつ級を設けて目標を設定してステップアップの実感が得られるようにすればみんなもっと励みになるんじゃないかと思って続けています。これまでに最上級の1級を取った生徒が何人かいますがその生徒たちを見ていると素晴らしく上達していて、この練習の大切さ、そしてその効果を益々確信しています。

そして、もうひとつ大切にしているのがその後のお楽しみ会。みんなでお菓子を食べて、子どもたちは全員庭に出て走り回って遊びます。日頃ピアノに向かって黙々と練習している生徒たちもこの時ばかりは大はしゃぎ。教室では決して見られない一面を垣間見ることも出来て、今後の指導の参考にもなります。

保護者の方々は、庭で走り回る子どもたちの姿を窓越しに見ながら、それぞれのお子さんの家庭でのピアノ練習の仕方について話がつきません。お母様方も、お子さんのためにどうしたら一番いいのか様々試行錯誤されています。お悩みもあるでしょう。そんなときこのような交流の場で色んな人の話を聞いたり聞いてもらったりするのはとても良いことだと思っています。もちろんそんな特別に固い話でなくて、ただの楽しいおしゃべりでもいいんです。お母様たちがまず楽しくしてることが大事です。そうすればお子さんも安心して楽しくなれます。

昨日は保護者の皆さまから私の指導法や教室運営などについてもいろいろご感想をうかがうことができました。私自身決して現状で満足していなくて、毎日毎日もっと工夫しなきゃ、もっと改善できるはずと考えながら走っているというのが実際ですが、皆さんがとても私のことを信頼してくださっているということが分かってとても嬉しかったです。まだまだやらなきゃいけないことがたくさんありますが、これからも益々、大切なお子さんをお預かりする責任をしっかり受け止めて、生徒たちへの指導に情熱を傾けようと改めて決意しました。

充実したスケール・アルペジオ検定試験でした。さあ、今日からもまた可愛い愛すべき生徒たちと励んで行こう！元気をもらった一日でした。

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