Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

漆黒でも冴えない星

2024-07-11 | 雑感
就寝が遅くなった。涼しく湿気もあって朝寝するかと思っていたら、蚊が飛んできた。就寝前にも特別に蚊取り線香を焚いていたのだが、取り分け大きく元気そうなのがやって来る。動きがいいので吸い付いてじっとすることもなく方々にアタックしてくる。仕方がないので、線香に火を灯した。こちらが燻される感じでないとこうした元気な蚊にも効かない。神経に来るのでこちらも堪えるので嫌だが仕方がない。毎晩のように一匹の蚊に悩まされるわけにはいかない。折角金鳥の貯えがあるのだからここぞという時に使う。

新シーズンのフランクフルトの買い物は結構な額になった。それでもまずは一安心で、あとになればなるほどお得な席は無くなる。ミュンヘンとかの招待券や戻り券のようなものはあまり戻ってこない。

NASに記録してあった記憶にないエンゲル指揮のファイルを朝から開いていた。あまり時間がなかったので音出しできていなかったが、頭出しすると2016年2月のベルリンのコミッシュぇオパーでのオペレッタ指揮だと分かった。なるほどミュンヘンデビューも予定より早く他の指揮者に代わってレハールを振ったので、違和感はなかったが、そのオッフェンバッハを振る背景は分からなかった。ネット検索をしてもその批評などはとてもいいもので、実際に音出ししてもアンサンブルもあそこの座付き楽団にしてはペトレンコが振ったレハール以上のもので驚いた。コンサート形式という利点があったのだろう。実際に昨年も飛行場のあの条件の悪いところで同じ楽団と素晴らしい音楽をしていた。

2016年を調べると、ベルリンでセミナーをしているサイトが出て来た。ザクセンアンハルトの催し物だったようであるが、若い指揮者を集めて新しい音楽へのアプローチを教授していたようだ。その中には日本で有名な京都の交響楽団の音楽監督になった沖澤もいる。沖澤のプロフィールにはエンゲルのセミナー参加とあったので驚かなかったが、もしこれだけなら最重要の音楽劇場に関しては習えていないのだろう。そもそもムーティの日本でのセミナー以外のどこでオペラ指揮の勉強をしたのだろうか。ペトレンコ指揮「スペードの女王」のアシスタントとしても真面に活躍できたとは誰も思っていない。

オッフェンバッハに関して一寸したプロジェクトの話しがあって、その方の以前から知り合いの専門家とコレスポンデンツしたことがある。上の音源は2020年にコロナ期間ということもあって、大晦日に特別にアーカイヴから流されたの良質の録音である。そこでもフランスでもドイツでもなしというユダヤ人にはあり得る話しなのだが、同時にオペレッタというフレンチカンカンで有名なオペラコミークとの間にもある。また作品自体がズボン役がホモセクシャルからヘテロセクシャルが扱われているという前支配人バリコスキー好みの典型的な催し物となっていたようだ。

知る限りエンゲルは両点にも関わらないのだが、どういう関心からというのはこちらもそういうプロジェクトが身近にあったことでもその時代の趨勢が知れるというものだ。

ボールダーに向かう時に我が市内でボンネットに星がついているのを初めて見て、発注したモデルと同じ車種だと初めて確認した。黒塗りだったが、あまり冴えなかった。縮小色で小さく見えてしょぼしょぼするので、試乗車のシルヴァーよりも悪かった。やっぱり星無しの方がデザイン的にも優れていそうだ — 抑々塗料で何が儲かる、なにを推せば最も利益率が良いかで売りの趨勢が決まる。



参照:
オーディオ的考察の叩き台 2024-04-27 | 音
しっかりと押さえた 2024-07-10 | 生活
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする