Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

目覚良いブルーマンディ

2024-07-09 | 
久しぶりに気持ちよく目が覚めた。特段これといった原因はない筈だが、月曜日に目覚めが良かったのは記憶にない。なるほど天候は晴れて、そして清々しかった。心理的に取り分け清々しい背景もなかった。ベットでのタブレットの使用も少なかったとはいえ全く使ていない訳でもなかった。ベットに入ったのが若干早かったのと、珍しく日曜日に飲酒しなかったことが大きいかもしれない。ワインの瓶をと取って来ていなかったからだ。やはり地下に入れておくと態々取りに行くには口実が要る。

タブレットで見ていたのはハイデルベルクの秋の音楽祭の売り出しがあったからだ。小さな秋のアルテアウラでの九つほどの催し物で、こじんまりとしたものだが、今迄の常連がついてきているので、それなりの集客力がある。先ずは定期会員を集っていて安く出ていたのだが、もう一つ行くとしてもポルノピアニストの妹のリサイタルぐらいで、お姉さんを見に行くのでもなく芸術的な価値は皆無だった。その他も有名なピアノトリオとかサローン以上の価値はなかった。正直プログラミングに全く芸術的なコンセプトを見出せない。

それでも初日にフランソワ・ルル―のオーボエリサイタルは興味を引いた。最近は奥さんのリサ・バティシュヴィリとミュンヘンからベルリンに移ったのだが、ハイデルベルクには初登場となる。友人らとは何度も話題になる演奏家なのだが、実は生で聴いた記憶がない。少なくともソナタ演奏は聴いていない。そこでこの機会に小さな会場で是非ということになった。レパートリーによってはやはり現在の第一人者という印象はある。ある程度の年齢なので、技術的に頂点にはいないのだろうが、少なくともソロリサイタルをやっているうちにということである。

入場料も最高額が52ユーロで、最低が20ユーロなので、それだけのギャラを取っているということでしかないだろう。適当な価格でと思っていたが、開始時刻を過ぎてから出て来たのは限られた自由席枠だけで、大して良い席はなかった。完売しそうで、如何にこの音楽祭が十年以上の時を経て定着してきていることも分かる。大学での開催乍その客層はそれほど若くと高年齢でもなく、ハイデルベルクの通常の聴衆という感じはある。様々な催しものではやはりマンハイムのそれとは異なって、若干インテリ層は多いかという程度で、姉妹都市のケムブリッジなどの聴衆ともに通っている。勿論予算の中で一番よさそうな席で手を打っておいた。それで充分だと思う。

フランス物プログラムで、殆ど聴いたことのない作品も入っているので楽しみである。九月の末はそこからフランクフルトでのバムベルク交響楽団、クロンベルクでの演奏会と三つほどが続いて、秋のシーズンに入る。今秋は車のことがあるので出来る限り出かけないようにしてあるのだが、なんとか最後まで無事走って欲しいと思うのみである。

目覚めがいいことと、眼精疲労とは関係性がある。目覚めがいいという時はやはり眼の調子もよい。明日あたりから夏日和となるので、そろそろ髪結いの夏休みを聴いておいて、一番都合の良い時に散髪としたい。そこで寝具も夏物とすれば、盛夏もそれで無事終えれるか。



参照:
しっとりとした旧市街風景 2024-03-17 | アウトドーア・環境
声が聞こえる大きな手 2024-04-13 | 音
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