Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

赤か白か、有りの侭

2023-05-21 | 試飲百景
日本語版ツイッターのキーワードを変えた。過去にも一度会ったのだが合衆国のなヴァダのパラダイスというラスヴェガスの近いところからログインされたとあった。あまり関連させておらずそれ程怖くはないのだが、パスワードを調べると自身の名前が入っていたので、ネット検索で可也の情報が出て来る筈だ。年齢などは嘘の情報を入れてあるが、住所、電話番号にメールアドレスなどは出てくる。スパムなどが増えると嫌なので早めにパスワードを変えた。さらに最近はカムガールに名前まで呼ばれて、おかしなところから素性が明らかになるかもしれない。日本でもよく銀座などで有名になっているようなものだ。

日曜日は午前中から試飲会に出かけるので、金曜日の成果をざっと纏めておかないと忘れる。幸い飲み過ぎることもなく、土曜日に残ることもなく、いいものを見つけられた。アルコールが抜けるように、早めに就寝出来るように、日曜日に備えたい。

先ずは酸は円やかで、若干渋みのようなものを感じたが苦みはなくて、最初から取り付きやすいリースリングだった。アルコールを押さえて醸造してあるので、幾らでも飲んで仕舞えるために、通常はハウスワインを9本購入するところを12本購入した。16ユーロで、更に古い年度の各上のものがあったので、同年の2016年グランクリュワインを開けるための参考にそれを一本購入した。自分自身は購入後二年の内に全て飲み干していたので手元にはない。〆て220ユーロで、その他を秋の為に予約しておいた。

その予約の一本が、息子兄弟が棚を作って曾おじいさん植えた1949年のゲヴュルツトラミナー種の辛口である。これはその種が早く芽を出すこととその地所の湿気などからぺルゴらと呼ばれる棚を作って、新たに収穫したブドウのようで、コロナ期間中の大きな手仕事だったようだ。勿論その様な小さな農業科の苦労話でワインを選ぶことはない。そして試して見るとなるほど南ティロルの様な冷えた空気がないので涼しさは少ない。しかし綺麗な辛口になっていて、その種特有の香ばしい香りとの対照が著しかった。これは秋にはどうなるかという話しで、先ずは一本確保した。秋の試飲会には行けなくても少なくとも来年からの参考にはなる。

もう一つ注目は、所謂ピノグリ種のワインで、注いで貰ってロゼかなと思ったのでもう一度注がせたぐらいに色がついていた。そして味もいつものとは違って酸が効いていた。こうなると、ここの醸造所の24時間浸けおいてから絞る醸造法の仕業としか思われない。その件を質した。そして白ワイン種であるが抑々色が付いている種をどのように扱うかの話しとなる。つまり赤みが掛かった白ワインの市場での売り方である。

こうなるともう私には、セクシャルの話題しか浮かばない。つまり、白か赤で売らないでも有りの侭でいいのではないかと。今時は性別に態々チェックを入れる必要がなくなっている。これには若い息子たちの賛同が得られ、恐らく大きなワイン展示会でも今後はこのように紹介されるようになるだろうと確信した。

実際にロゼ―自体も皮を剥いでしまって薄く醸造していて、ピノグリに赤みが掛かっているのも当然ともなる。有りの侭でいいのである。食事にも面白いアレンジが可能だと思われる。



参照:
モンサント買収の意味 2016-05-26 | アウトドーア・環境
トレントの銘酒に触手を伸ばす 2012-06-12 | ワイン

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