橋本屋吉次郎電子日誌

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中津城

2022-04-23 | お城巡り(続日本100名城)
九州遠征3日目、大分を出発して、レンタカーで中津へ来ました。


中津城第一駐車は無料で本丸内に止めることができます。


門の両脇を扇形に石垣が積まれていましたが、一部残っている程度です。





奥平神社
中津藩奥平家中興の祖である奥平貞能,信昌,昌家が祀られています。




模擬天守
萩城天守をモデルに1964(昭和39)年鉄筋コンクリートで、つくられました。
内部は、奥平家歴史資料館として一般開放されています。

奥平家歴史資料館
所在地:大分県中津市二ノ丁1273-2
開館時間:9:00~17:00
休館日:年中無休
入館料:大人(高校生以上) 400円,こども 200円

続日本100名城スタンプは1階で押すことができます。


太鼓櫓

天守最上階から本丸を見下ろしてみました。


すぐ北には、中津川があり、



海に流れこんでいます。
このため、高松城・今治城とともに日本三大水城と言われています。


中津城は、1587(天正15)年、黒田高孝(如水)によって築かれました。
その後、細川氏、小笠原氏、奥平氏と城主を代え、江戸時代には、中津藩の藩庁が置かれました(一時、小倉に移された )。


黒田官兵衛資料館
模擬天守内の展示は、奥平色の強いものでしたが、大河ドラマで軍師官兵衛放映されるとこちらの施設もつくられました。
内容的には、今さら感がぬぐえません。


太鼓櫓と模擬天守
ベストアングル


右は黒田時代の石垣、左は細川時代に増築されたものです。


ここにも石垣の違いが、手前は随分新しい時代のもののようです。


中津神社
かつては、松の御殿がありましたが、西南戦争で消失してしまいました。
1883(明治16)年、六所神社・丸山神社(義氏社)・稲荷神社・蛭子神社・八幡大江神社の分霊を合祀し、中津神社と称しました。


水門跡
上方まで早舟を使って3日で行けたそうです。


本丸東側の石垣と堀
右は中津市立歴史博物館
残念ながら月曜日だったので休館です。


椎木門跡


薬研堀と二の丸


中津大神宮
1881(明治14)年、伊勢神宮を分霊して建てられました。





金刀比羅宮


坂井神社
江戸時代に中津藩主小笠原長円が宇都宮(坂井)鎮房を城井大権現として、祀ったのがはじまりです。
宇都宮鎮房はこの地を治めていた戦国大名ですが、豊臣秀吉の命により伊予国へ移封されることになりました。
しかし、父祖伝来の地に固執した鎮房はそれに反発し、籠城して豊臣軍を迎え撃つこととなりました。
黒田長政が率いる豊臣軍は苦戦した後、和議を結ぶフリをして鎮房を中津城に招き、酒宴の席で謀殺してしまいました。
この黒田家の黒歴史に、小笠原氏の時代になっても呪縛されていたみたいですね。


扇城神社
こちらには、宇都宮鎮房の家臣が祀られています。

中津城は以前訪れたことがあり、今回は続日本100名城スタンプを押すことを目的で再訪しました。
しかし、以前見落としたところや気がつかなったところが、いろいろあったことを知りました。
やっぱり城跡はいいものですね。
コメント (2)
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