橋本屋吉次郎電子日誌

YAMAHA SR400・マツダ デミオ・ツーリング・城廻りについて・その他

柳ヶ瀬トンネル

2020-06-25 | お城巡り(続日本100名城)
コロナ禍も一段落し、県またぎの旅行が可能となりました。
この報を受けてまず出掛けたのが、福井県の玄蕃尾城です。

昨年末に向かったものの峠で通行止めにあい引き返すハメになりました。
しかしながら、実は道を間違えていたことがわかりましたが、再度アタックしようにもあまりの寒さにその気さえ消え、撤退したのでした。

春になったら、再チャレンジしようと、三月になるのを待っていたのですが、
折からの新型コロナウイルス騒ぎ・・・
ようやく、リベンジの日になったわけです。

梅雨でありながら、この日はからりと晴れ、バイクに乗っても快適に走ることができました。
ただ一点、小虫がヘルメットのシールドにたくさんぶつかってきたことを除けば・・・

滋賀県の木之本から、国道365号線を北上しました。
程なく問題の地点にやってきました。


正しくはここで敦賀方面に右折しなければいけなかったのですが、昨年末は直進してしまったのです。

左折するとすぐトンネルが見えてきました。


このトンネル、柳ヶ瀬トンネルといって1883(明治16)年に北陸本線用に貫通、1964(昭和39)年からは道路用に転用されているものです。
ネットでは「古くて、暗くて、狭く怖い」と書かれていました。
たしかに、単線鉄道に作られたトンネルですから幅はありませんが、入口に信号機が設置してあり、一方通行になっているので、すれ違いを心配する必要はありません。
ちなみに、この信号、「赤」が6分30秒という日本一長い信号だとか。

さて、信号が青になったので、トンネル内に進みました。
明るくはありませんが、オレンジ色の明かりがぽつぽつと並んでいます。

しばらくすると、だんだん暗くなり、真っ暗になってしまいました。
トンネル進入前からハイビームにしてありますし、ヘルメットのシールドも曇るのを恐れてあげていましたが、何も見えません。
むちゃくちゃ怖いです。
SRのライトはハロゲンでマルチリフレクターではなくレンズカットによって配光している古いタイプであり、決して明るくはありません。
が、いままで暗くて困ったこともありませんでした。
しかし、このときはブラックホールに光が吸い込まれていくように、何の役にも立ってないような感じがしました。
私にとって、アンラッキーだったのは、このとき先頭を走っていたことです。
でなければ、前の車のテールライトを追っていけばよかったのですが・・・

闇に目が慣れてくるにつれ、壁面の貧弱な明かりが見えてきました。
でも、出口は見えません。
このトンネルは、1352 mあり、できた当時は日本一だったのです。

途中から下りになっているようでしたが、スピードを上げないようにかつ下げないように、速度も姿勢も一定に保ちながらじっと我慢して走行しました。

やがて、出口の明かりが見えたときは、ほっとしました。


このトンネルの福井県側出口を出ると玄蕃尾城はすぐです。

コメント (2)
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