橋本屋吉次郎電子日誌

YAMAHA SR400・マツダ デミオ・ツーリング・城廻りについて・その他

日本百名城登城認定(後半)

2017-12-22 | お城巡り(日本100名城)

三日後、日本城郭協会から返信のレターパックが届きました。


無事、日本百名城登城の認定をしていただきました。
なお、登城順位は18××番目だそうです。
(意外と多いですね。)

帰ってきたスタンプ帳には、

「祝登城完了!」のスタンプと協会の印が押されていました。

さらに、日本100名城登城認定証盾の案内が同封されていました。

これは、日本城郭協会に15,000円寄付することで、作ってもらえるそうです。

1,500円ならば即申し込むところなんですけど、15.000円はなぁ~
しばらく悩みましたが、
今までの人生でトロフィーや楯をもらったことのないことに加えて、
ここまで楽しませてくれた協会へ感謝とこれからの発展祈念の意を込めて申し込むことにしました。

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日本百名城登城認定(前半)

2017-12-20 | お城巡り(日本100名城)

日本百名城すべて登城し、スタンプもすべて押印することができました。
そこで、日本城郭協会の認定を受けることにしました。

まずは、押印したスタンプ帳を協会事務局まで送ります。
郵送と宅配便を利用する方法がありますが、私は郵送を選択しました。

レターパックという日本郵便が提供する専用特定封筒を使いました。
サークルKにて、360円で購入、スタンプ帳と返送用レターパックを同封して、ポストに投函しました。

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そして、また名古屋城へ

2017-11-23 | お城巡り(日本100名城)

日本百名城をいっしょに旅したスタンプ帳


すべて押すことができたので、日本城郭協会に百名城登城をを認定してもらうことにします。

しかし、ここに来て問題が・・・

一カ所、スタンプが綺麗に押せてないところがあるのです。


城名がわからないのはやっぱり問題ですよね。

幸いなことに、この城は百名城の中でも自宅に最も近く、クルマで30分ほどでいけるので名古屋城でした。

出不精である母を連れて出かけてきました。


もう、すっかり秋の装いです。


そうそう、以前来たときは入場券売り場でスタンプを押したのでした。
ただ、カウンターに段差があって、そのため半分綺麗に押すことができなかったのです。

今回行ってみると、正門を入ってすぐのところにある総合案内所に移動してありました。おかげで、綺麗に押すことができました。

西の丸では名古屋城菊花大会が開かれていました。


素人目でもすばらしさがよくわかります。


本丸御殿は来年の6月に完成予定だそうです。


天守閣は木造でつくり直す計画が持ち上がっていますが、はたしてどうなることでしょうか。

とはあれ、これで百名城登城の認定がしてもらえそうです。

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日本百名城を振り返る

2017-11-18 | お城巡り(日本100名城)

日本百名城スタンプラリーを振り返って、思い出にのこっている城をいくつかあげてみます。


登城がたいへんだった・・・鳥取城
鳥取城は鳥取市の中心部にある平山城です。
しかし、それは近世に造られた部分であり、これとは別に中世の山城が背後の久松山山頂にあるのです。



この山道がきつかったですね。


熊が出るような本格的山道で、登って降りてくると脚の感覚がなくなるくらい疲れてしまいました。
これだけ堅固な場所に建てられていると、秀吉が兵糧攻めにしたことも頷けます。


石垣がすばらしい・・・中城城
台風の通り道になりやすい沖縄ですから、曲線を描いている石垣がよく見られます。

青い空をバックにした白い石灰岩はとても美しく感じます。

とりわけ、中城城には石のアーチまであります。

小高い丘の上にあるこの城は、ラピュタかとおもうほど神秘的な魅力があります。

次点:熊本城
高石垣を有する城はいくつもありますが、扇の勾配と呼ばれるこの曲線美は唯一無比なものでしょうね。


広い・・・江戸城
「江戸城って皇居じゃないの?」とよく聞かれます。
たしかに、西の丸に宮殿と宮内庁庁舎が、吹き上げ庭園に御所が置かれていますが、、江戸城の中心部である本丸・二ノ丸と三ノ丸の跡は皇居東御苑として開放されています。
ですから、天守閣跡も

桜田門も残されており、見所は多々あります。

江戸幕府の要の城ですから、大きさは特別で、周囲を走ると5kmのジョギングコースになるほどです。
しかし、これは内堀のまわりであって、外堀の周囲となるとこの何倍になることか・・・
そこで、私は電動アシスト自転車を借りて、まわりました。

名案でしたが、さすがに8月の炎天下では、やっぱり辛かったです。


攻略が難しいだろうと思われる・・・七尾城
「自分が武将となってが攻めるならばどう攻略するだろうか」という観点で城を眺めるのは楽しいものです。
私もつねづね、これを考えて楽しんでいますが、一番攻略が難しいいと思えるのが七尾城でした。


七尾の由来となった七つの尾根の中に高石垣(まだ積み上げる技術が低かったので三段になっている)をもったいくつかの郭からなる山城です。
かの上杉謙信でも、なかなか攻め落とすことが出来ず、凋落をもって内部分裂を起こし、ようやく手に入れることが出来たほどです。

次点:郡山城,熊本城
毛利氏の本拠地、郡山城はとにかく巨大な山城です。
急峻な地形のため正攻法で攻めるのはたいへんですし、といって兵糧攻めにするにも取り囲むのがたいへんな大きさでした。

平山城では熊本城が最強でしょうね。
なにしろ、扇の勾配の高石が気に加えて、通常の城の天守閣クラスの櫓が何本も連立しています。

西南戦争の際も持ちこたえたことで、証明されています。


城下町がすばらしい・・・松山城


近世の城では、城下に家臣だけでなく、領民も住まわせることによって、城下町が形成されました。
この城下町を見て歩くのもお城めぐりの楽しみの一つです。
日本の大都市の中には城下町から発展したものがたくさんあります。
なかでも、いまだに城下町の様相を残しつつ発展しているのは松山市ではないでしょうか。
市の中心部にお椀を伏せたような丘がありその上にある城は、いろいろな角度から見ることができます。
ぐるりと囲むように市電が走っており、通勤通学はもちろん買い物、飲食はては温泉まで行けてしまうのは魅力です。
瀬戸内にあるので気候温暖であるのもうらやましいです。

次点:岩国城
錦帯橋はもちろん、歴史を感じるレトロな建物も多く、時間をかけてゆっくりまわってみたい町です。


鳥瞰がすばらしい・・・五稜郭
山城にしろ平山城にしろ、城は下から眺めることが多いですね。
逆に高いところから見下ろしてみたいと思ったことはありませんか。
そうすれば縄張りの全容も見えて面白いと思うのですが・・・
これは出来そうでなかなか出来ません。
城を見下ろすような場所があれば、格好の攻撃拠点になってしまうのでそんなところは存在してはいけないのです。
また、城跡は文化財でもあるので許可なくドローンを飛ばすことも許されません。
そんな中で唯一、絶好の角度で城跡を見下ろすことが着るのが五稜郭です。

なんと、隣に見学用の五稜郭タワーがあるのですから。


遊覧船からの眺めがすばらしい・・・松江城
逆に低い位置から眺めることが出来るのが松江城です。

松江城は、内堀だけでなく外堀もほとんど綺麗に残されています。
堀が当時のまま現存する城下町は全国でも珍しく、この堀を小舟でめぐる「堀川めぐり」がおこなわれています。


おいしかった・・・島原城
日本百名城スタンプラリーに参加するということは、全国を旅するということであり、見知らぬ食べ物との出会いもあります。印象に残っている美味しいものはいろいろありますが、中でも島原城入口脇にある姫松屋本店で食べた具雑煮は忘れられません。

名のとおり具だくさんで、シロナ,かまぼこ3種類,アナゴ,ごぼう,卵焼き,シイタケ,凍豆腐,れんこん,鶏肉,餅、春菊の計13種類も入っていました。
さらに、鰹&昆布の上品な出汁で、アッサリながらも、コクのある一品です。

次点:宇和島城
桑折長屋門横にある一心の鯛めし定食も良かったですね。


取れたての鯛をヅケにして玉子ご飯に乗っけるのだから、もうサイコーですね。


もっと評価が高くても良いのでは?・・・松山城(伊予国)
2015(平成27)年、松江城が国宝に指定されました。
しかし、国宝になってもよい城はまだまだあるとおもいます。
そのひとつが松山城です。
松山城は加藤嘉明が1602(慶長7)年から25年にわたって作り上げた(完成前に会津藩に転封となる)ので、近世城郭の完成形であると言って良いかと思います。
天守が見えても、まっすぐ進むわけにはいかず、ときには背を向け、いくつもの意匠を変えた門をくぐらねばなりません。
小さいながらも現存天守であり、他の三つの角に櫓を配する連立式で、重厚さを感じます。
現存建築物も多く、もっと高い評価があってもよいかと思うのです。




復元天守だが美しい・・・岡山城
日本にはたくさんの城がありますが、現存天守は12城のみです。
したがって、これ以外の天守はすべて再建されたものです。
再建と言っても、少なくとも外観は以前の通りに復元したものを復元天守とよび、天守がかつて存在したことは確かで、元の場所に構造問わず再建された天守のうち、史料不足により規模や意匠に推定の部分があるものを復興天守とよびます。

岡山城天守は1945(昭和20)年の岡山空襲で焼失してしまいました。
1964昭和39)年、再建が始まりましたが、当時は消防法の関係で高層の木造建築物が許されず鉄筋コンクリート製となっていますが、外観は消失前のものとほぼ忠実に作られています。


別名、鵜城といわれる由来となった黒漆塗の下見板の雰囲気が良く復元されていて、美しいです。


結局のところ日本一・・・姫路城
一番をあげるとなると、やっぱり姫路城ですね。
百名城登城したわけですから、もっと渋い答えを出したいところですが、悔しいけど姫路城を押さざるを得ません。


大きく美しい天守閣は有名ですが、それだけではありません。
松山城の項で説明した、近世城郭の完成形がこの城にもあてはまります。
そして、櫓、門、塀、石垣といった建築物も多く残っており、かつ立派なものばかりです。

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日本百名城登城記録

2017-11-13 | お城巡り(日本100名城)

2007年に開始した日本百名城スタンプラリー、10年かけて完遂しました。
その足跡を残しておきます。


2007年登城
伊賀上野城(三重県),彦根城(滋賀県) (計2城)
8月から開始したとは言え、寂しい数ですね。

2008年登城
名古屋城(愛知県),高取城(奈良県),長篠城(愛知県),岡崎城(愛知県),武田氏館(山梨県),甲府城(山梨県),篠山城(兵庫県),安土城(滋賀県),明石城(兵庫県) (計9城)
少しペースが上がったでしょうか。

2009年登城
姫路城(兵庫県),赤穂城(兵庫県),岡山城(岡山県),高遠城(長野県),首里城(沖縄県),今帰仁城(沖縄県),高岡城(富山県),金沢城(石川県),岩村城(岐阜県),上田城(長野県),松本城(長野県) (計11城)
ほぼ月1ペースになってきましたね。

2010年登城
松阪城(三重県),備中松山城(岡山県),福山城(広島県),広島城(広島県),丸岡城(福井県),一乗谷城(福井県),小谷城(滋賀県),二条城(京都府),小田原城(神奈川県),山中城(静岡県),駿府城(静岡県),掛川城(静岡県),鬼ノ城(岡山城),津山城(岡山県),竹田城(兵庫県),犬山城(愛知県),七尾城(石川県),観音寺城(滋賀県),和歌山城(和歌山県),岐阜城(岐阜県),大阪城(大阪府) (計21城)
城見学のおもしろさがますますわかってきました。
ツーリングでの目的の上位にお城訪問を置くようになりました。

2011年登城
丸亀城(香川県),高松城(香川県),徳島城(徳島県),小諸城(長野県),千早城(大阪府),松代城(長野県),川越城(埼玉県),江戸城(東京都),箕輪城(群馬県),春日山城(新潟県),鳥取城(鳥取県) (計11城)
このころになると日帰りでいけるところはなくなりました。
その割には、なかなかいいペースですね。

2012年登城
佐倉城(千葉県),水戸城(茨城県),松江城(島根県),月山富田城(島根県),足利氏館(栃木県),金山城(群馬県),鉢形城(埼玉県),八王子城(東京都) (計8城)
一気に関東制覇!

2013年登城
平戸城(長崎県),名護屋城(佐賀県),佐賀城(佐賀県),吉野ヶ里(佐賀県),大野城(福岡県),福岡城(福岡県) (計6城)
夏に九州北部へ遠征しました・・・が、それだけですね。寂しい。

2014年登城
会津若松城(福島県),新発田城(新潟県),多賀城(宮城県),仙台城(宮城県),山形城(山形県),二本松城(福島県),小峰白河城(福島県) (計7城)
方向を変え、東北南部に遠征

2015年登城
岩国城(山口県),郡山城(広島県),大分府内城(大分県),岡城(大分県),熊本城(熊本県),島原城(長崎県) (計6城)
この年の夏は、娘と九州中部に出かけました。

2016年登城
中城城(沖縄県),久保田城(秋田県),弘前城(青森県),根城(青森県),盛岡城(岩手県) (計5城)
この年の夏は東北北部へ。台風でフェリーが欠航したのでバイクで仙台まで一気に走ることになりました。

2017年登城
今治城(愛媛県),湯築城(愛媛県),松山城(愛媛県),大洲城(愛媛県),宇和島城(愛媛県),高知城(高知県),萩城(山口県),津和野城(島根県),人吉城(熊本県),鹿児島城(鹿児島県),飫肥城(宮崎県),根室半島チャシ跡群(北海道),松前城(北海道),五稜郭(北海道) (計14城)
ゴール目前にして、俄然やる気が出てきました。一年間に四国一回、九州二回(萩城・津和野城は門司までフェリーで行きました)、北海道二回も出かけちゃいました。

 

都道府県別

北海道・東北
根室半島チャシ跡群(北海道),五稜郭(北海道),松前城(北海道),弘前城(青森県),根城(青森県),盛岡城(岩手県),多賀城(宮城県),仙台城(宮城県),久保田城(秋田県),山形城(山形県),二本松城(福島県),会津若松城(福島県),小峰白河城(福島県)


関東・甲信越
水戸城(茨城県),足利氏館(栃木県),箕輪城(群馬県),金山城(群馬県),川越城(埼玉県),鉢形城(埼玉県),佐倉城(千葉県),江戸城(東京都),八王子城(東京都),小田原城(神奈川県),武田氏館(山梨県),甲府城(山梨県),小諸城(長野県),高遠城(長野県),上田城(長野県),松代城(長野県),松本城(長野県),春日山城(新潟県),新発田城(新潟県)


北陸・東海
高岡城(富山県),金沢城(石川県),七尾城(石川県),丸岡城(福井県),一乗谷城(福井県),岩村城(岐阜県),岐阜城(岐阜県),山中城(静岡県),駿府城(静岡県),掛川城(静岡県),名古屋城(愛知県),岡崎城(愛知県),長篠城(愛知県),犬山城(愛知県),伊賀上野城(三重県)松阪城(三重県),

近畿
小谷城(滋賀県),彦根城(滋賀県),安土城(滋賀県),観音寺城(滋賀県),二条城(京都府),大阪城(大阪府),千早城(大阪府),姫路城(兵庫県),篠山城(兵庫県),赤穂城(兵庫県),明石城(兵庫県),竹田城(兵庫県),高取城(奈良県)和歌山城(和歌山県)

中国・四国
鳥取城(鳥取県),松江城(島根県),月山富田城(島根県),津和野城(島根県),岡山城(岡山県),備中松山城(岡山県),鬼ノ城(岡山城),津山城(岡山県),福山城(広島県),郡山城(広島県),広島城(広島県),岩国城(山口県),萩城(山口県),徳島城(徳島県),丸亀城(香川県),高松城(香川県),今治城(愛媛県),湯築城(愛媛県),松山城(愛媛県),大洲城(愛媛県),宇和島城(愛媛県),高知城(高知県)


九州・沖縄
福岡城(福岡県),大野城(福岡県),吉野ヶ里(佐賀県),佐賀城(佐賀県),名護屋城(佐賀県),平戸城(長崎県),島原城(長崎県),大分府内城(大分県),岡城(大分県),熊本城(熊本県),人吉城(熊本県),飫肥城(宮崎県),鹿児島城(鹿児島県),首里城(沖縄県),今帰仁城(沖縄県),中城城(沖縄県)

 

 

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五稜郭

2017-11-09 | お城巡り(日本100名城)

函館旅行二日目、ホテルで朝食をとり、レンタカーで五稜郭へ移動しました。


五稜郭タワー向かいにある函館市芸術ホール
こちらの駐車場がお薦めです。

公営の駐車場ですので、1時間まで200円、以降30分毎100円加算と比較的リーズナブルですが、さらに裏ワザがあります。


函館市北洋資料館
所在地: 函館市五稜郭町37-8(芸術ホールに隣接)
開館時間: 9:00~19:00(4~10月),9:00~17:00(11~3月)
休館日: 12/31〜1/3,器材点検のため休館日あり
入館料:一般 100円,学生・生徒・児童 50円

こちらの施設の受付で駐車券に認証を受けると2時間まで無料(以降、30分毎に100円)でご利用できるのです。
展示の方は入館料100円ということでまったく期待していなかったのですが、これがこれがなかなか面白かったです。


いざ、五稜郭へ
五稜郭は箱館開港時に函館山の麓に置かれた箱館奉行所の移転先として1866(慶応2)年に築造されました。
箱館戦争では、旧幕府軍に占領され、その本拠となりました。


観光客のほとんどが中国語、ときおり朝鮮語で話しており、日本人は少数派?のように感じました。

五稜郭は、フランス築城方式を取り入れた星型要塞です。


右側に飛び出た矢印は何かと、よく聞かれます。
これは、半月堡とよばれる出丸であり、本来は五カ所造られる設計でしたが、後期と予算の不足から一カ所だけになったのです。

まずは、その半月堡へ行ってみました。


石垣の上部には、西洋のはね出し工法を用いた武者返しがつけられています。
これは、たいへん珍しいつくりで、他には品川台場、人吉城、龍岡城ぐらいしか見られないそうです。

周囲は土塁で囲まれています。

五稜郭へ渡るには、2つの木橋を通る必要があります。
どちらも復元橋ではありますが、往事の姿をとどめております。
元来、城の橋は籠城の際に落とせるように木橋が多いのですが、実際に残されているもの(あるいは復元されているもの)は非常に少ないです。


表門の本塁石垣
五芒星の周囲は土塁で囲まれ、武者返しを備えた石垣に覆われています。


藤棚のトンネルをくぐります。


門番所跡


五稜郭に限らず、函館周辺は紅葉が綺麗でした。


桜の木もあちらこちらに植えられているので春もきっと綺麗なことだろうと思います。


建物があったところは、このように整地されています。


仮牢跡


北門


函館奉行所の復元された建物


所在地: 函館市五稜郭町44番3号
開館時間: 4月~10月 9:00~18:00(17:45 受付終了),11月~3月 9:00~17:00(16:45 受付終了)
入館料: 一般 500円,学生・生徒・児童 250円
休館日: 12/31~1/3,ほか臨時休館あり

1864(元治元)年に完成しましたが箱館戦争の舞台となり、1871年(明治4)年に解体されました。
2010(平成22)年、、庁舎の1/3を復元しました。


内部の様子


可能な限り建築当時の材料・工法を使用しているそうです。


井戸ではなく、水をためておくところのようです。


管理事務所


板庫(いたくら)
本来は書庫ですが、休憩所となっていました。
日本百名城スタンプはここで押すことが出来ます。
ちなみに、五稜郭をもって私の日本百名城スタンプラリーは完遂です。


土蔵(兵糧庫)
五稜郭築造時の建物で、唯一現存する建物です。


外国製の大砲


武田斐三郎(たけだ あやさぶろう)顕彰碑
五稜郭の設計者で、あやかって頭が良くなりたい人があとを絶たず、なでまわされて顔の部分がテカテカになっています。


五稜郭近くで見かけた寺院


薬局
どちらも函館奉行所の建物を模しています。

さて、五稜郭見学で書くことが出来ないのが、ここ


五稜郭タワー
所在地: 北海道函館市五稜郭町43-9
展望料金: 大人 900円,中・高校生 680円
営業時間: 4/21〜10/20 8:00〜19:00,10/21〜4/20 9:00〜18:00,
      五稜星の夢期間中(冬季) 9:00〜19:00,1/1  6:00〜19:00
休館日: 年中無休


中に入ると、土方歳三がお出迎えです。

エレベーターで展望室へ
これが地上90mからの眺めです。

しかし、よくもまあこんなものを幕末に作ったものです。
たとえ、現在、ショベルカーやトラックを使っても大工事ですよね。

奉行所のアップ


五稜郭の模型
往時の建物の様子がわかります。


展望室から見た函館の街
正面に見えるのが函館山です。

階下では、再び土方歳三がお出迎えです。


こちらは地上86mからの眺め
少し角度が異なると、イメージも変わってきますね。


なぜか、床の一部がガラス張りになっていました。
平気な顔をして、この写真を撮っている私を家内は驚いてみていましたが、私はちっとも怖くありません。
だって、万一ガラスが割れても、ここにハマるだけで、落ちないもの・・・・?

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松前城

2017-11-01 | お城巡り(日本100名城)

松前城(福山城)は、北海道内で唯一つの日本式城郭であり、石田城(長崎県)と並び日本における最後期の日本式城郭でもあります。

函館空港でレンタカーを借りて、海岸沿いに走ること、約2時間半かかりました。
土曜の昼ということもあったのか函館市内が混んでいたこと、国道228号線(福山街道)の流れが遅かったことから、思ったより時間がかかってしまいました。
もっとも、事前に得ていた情報どおり、福島町でネズミを狙う白黒パンダ発見!安全運転に徹するのがよろしいようです。

道の駅 北前船 松前の駐車場から

駐車場は城内にも用意されています。

道南は紅葉が見頃でした。

この地は、蠣崎家(後の松前家)治めており、江戸時代は松前藩が置かれていました。
とはいえ、1万石格であったため、城ではなく陣屋がある程度でした。
しかし、幕末になりロシア艦隊などが来航すると幕府は、1849年(嘉永2年)に北方警備を目的に、松前築城を命じたのでした。
江戸幕府は初期においては一国一城令を発し、諸藩の城を減らしてきましたが、時代が変わり事情も変わってしまったのです。

この堀は近年つくられたものでしょうね。

天神坂門

番所跡


模型が置かれていました。
三の丸から本丸までを津軽海峡に向けて雛壇式に築城されています。

番所跡から見た、天守

搦手門へ

搦手二の門


二重太鼓櫓跡


海側に向けて7つもの砲台が用意されていました。
海側に対しては強固な要塞でしたが、山側はそうではなかったようです。
1868(明治元)年、土方歳三率いる旧幕府の残党700名ほどは搦手門方向から、松前城を攻撃し、わずか数時間で落城してしまいました。

私が理想とする城は、三方を堅固にするのに対し、あえて一方を地味目に造っておくのです。
敵は防御が弱い方向から攻めてくるので、あらかじめ兵力をそちらに集中させて準備することが出来ます。
もちろん、裏をかいて正面突破を狙ってくることもありましょうが、堅固のため侵入に時間がかかりその間に兵力を回すことが出来ます。
実は、これは私の発案ではなく日本中の城を見て歩いて学んだことなのです。
百戦錬磨の土方歳三はこんなことは知っていたのに対し、太平の世をすごしていた松前藩士にはそのような知識はもちあわせず海上の榎本艦隊ばかりに気をとられ落城に到ったと推測します。


多聞櫓
現在では松前城資料館となっている天守の入口です。

松前城資料館
所在地: 北海道松前郡松前町松城
開館時間: 9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日: 12/11~4/9
入館料: 大人 360円,中学・小学生 240円

日本百名城スタンプは受付で押すことが出来ます。


天守
明治になり、城内の大部分の建物は取り壊されましたが、天守や本丸御門東塀は残され、国宝(旧国宝法)に指定されていました。
ところが、1949(昭和24)年、城跡にあった松前町役場の当直室から出火から、飛び火して天守と本丸御門東塀を焼失してしまいました。
現在の天守は、1961(昭和36)年に、鉄筋コンクリート構造によって、焼失前の姿をできる限り忠実に再現した復元天守です。
寒さで凍み割れやすい粘土瓦のかわりに銅板を葺いてあります。

天守の北側に本丸があったのですが、塀に囲まれて様子をうかがうことは出来ませんでした。



本丸御門
本丸の正門でした。

本丸御門と天守



二の丸


本丸表御殿玄関
表御殿は、松城小学校校舎として充用されてきましたが、それも1900(明治33)年、新校舎建築の際撤去されてしまいました。
しかし、この表御殿玄関だけは、小学校正面玄関として利用され、1982(昭和57)年まで、原形を保っていました。
現在は、そのまま曳屋され、城内で管理保存されています。


石垣の石は付近の山で採れる、比較的柔らかく加工しやすい緑色凝灰岩が使用されています。
北地のために石垣の奥の土が解凍の際に流れ出してしまわないよう、隙間のないように石が敷き詰められるなどの工夫がなされています。

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再度、北の大地へ

2017-10-27 | お城巡り(日本100名城)

本百名城スタンプラリーも残すところ、松前城と五稜郭の2城となりました。
ゴールが目前に迫ったことにより、俄然やる気が湧いてきました。
8月末に、根室半島チャシ跡群へ訪れましたが、できればこのとき残り2城にも足を伸ばしたかったのです。
しかし、まとまった休みを取ることができず、LCCを利用して2回に分けて北海道へ出かける計画を考えたのでした。
今回は家内も同行したがったこと、2日間連続した休みがなかなか取れなかったこと、航空券が安い期日にしたかったことなどの理由でなかなか出発できずにいましたが、ようやく10月21日に出かけることができました。

例によって中部国際空港からの出発です。

今回利用したのは、AIR DO

到着機の遅れのため、15分遅れの出発となりました。


東海地方は、秋雨前線が停滞し、ここのところ雨が降り続いていたので致し方ありません。
AIR DOは、北海道に本社多く航空会社ですが、ANAの支援を受け子会社化しており、サービスもANAとほぼ同等になっており、快適に搭乗することが出来ました。

1時間ほどで函館に到着
五稜郭がお出迎えです。

前回同様、日産レンタカーを利用しました。
ノートを、それも半額キャンペーンで予約していたのですが・・・

「申し訳ありませんが、お車の変更をお願いします。」といわれ、料金そのままで、


エクストレイルに変わりました。

ノートを借りた際、気になったCVTの回転数が上がってから、スピードが乗っていく違和感を、エクスタレイルでは感じませんでした。
エンジンも足回りも乗り心地もスムーズで、SUVとして息の長いモデルだけ合って洗練されている印象を受けました。

初日の昼食は、函館ラーメンです。


ラーメンの王道 北浜商店 昭和店
所在地: 函館市昭和1丁目29番5号 函館昭和タウンプラザF棟
営業時間: 平日・土曜日 11:00~23:00(L.O.22:45)
      日曜日・祝日 11:00~21:00(L.O.20:45)


特選函館 塩ラーメン
硬めで小麦の香りがする麺はグッドです。
スープの表面に脂の膜が張っているためか、熱いままで食べにくかったです。
寒い北海道ならではの工夫でしょうが、この日は愛知県と変わらないぐらいの気温でしたので、もう少し脂を減らしてもよかったかと思うのは、私が五十代だからでしょうか。

その後、松前町まで海岸線沿いを走って、松前城を訪問。


再び函館に帰って来ると、午後六時を過ぎていました。
いったんホテルによって荷物を置いた後、バスに乗り換え、函館山に向かいました。

この日の天気は、イマイチでした。
エクストレイルで移動中は雨が降ったりやんだりで、かろうじて松前城を見て回っているときは傘を必要としなかった程度でした。
そして、函館山の山頂はなんと濃霧!

霧の中から、頑張って撮った夜景がこれです。


この日はロープウェイが定期点検で運休中のため、登りも下りもバスを利用しました。
頂上以外にも3カ所ほど夜景を見られるポイントがあり、そこではバスの速度を落としてくれました。

頂上とは異なり、見事な夜景が広がっていたのですが・・・
完全に停車したわけではないので、こんな写真しか撮れませんでした。

夕食はホテル近くの海鮮料理店で、

海光房
北海道函館市若松町11-8
営業時間
11:00~14:00(L.O.13:30)
17:00~23:00(L.O.22:00)
定休日
不定休


活いか刺し
これが食べたかったんだよね。

ゲソは茹でてもらいソースをかけていただきました。


海藻サラダと刺身盛り合わせ
このお店、値段はそこそこですが、とにかく新鮮なのとボリュームがあります。
刺身の盛り合わせは、1人前ですが2人で食べてちょうど良いぐらいでした。


ビールはもちろんサッポロクラシックです。

お店からのサービス、「大きすぎる甘エビをそのままどうぞ」


翌日はホテルで昼食をとった後、五稜郭に向かいました。

帰りの飛行機が12:35出発予定だったので、昼食はテイクアウトにしました。


ラッキーピエロ 五稜郭公園前店
所在地: 函館市五稜郭町30-14
営業時間: 10:00~0:30(土のみ~1:30)

函館市を中心とした道南地区で展開するハンバーガーショップチェーンです。

人気No.1でかつ、全国ご当地バーガー日本一の栄誉も獲得したチャイニーズチキンバーガー

鶏から揚げのハンバーガーなんて???と思っていましたが、
甘辛いタレが絶妙!たっぷりのレタスとマヨネーズもこれによく合う!
また食べたいと思わせる一品でした。


フライドポテトは、ホワイトソースとデミグラスソースのダブルテイストしかも粉チーズまでプラスされている独特のものでした。


さて、初日の夕方くらいから、脳裏に黒い雲が立ちこめていました。
それは、超大型で非常に強い台風21号が近づいているためでした。

さらに、二日目朝には、悪天候のために天候調査を実施して、その結果は出発1時間前に発表するという意味深のメールが届いていました。

結局のところ、


備考1の出発遅れはこの際たいした問題ではありませんが、
備考2は・・・
中部国際空港の上空まで行き、着陸不可能と判断されたときは、北海道まで引き返すという条件付き運航だそうです。
台風は北に向かっていますから、おそらく翌日の北海道は出発も不可能となり、引き返した際は2日間足止めは必至となります。
もちろん、明日から仕事があるのに・・・

北海道まで引き返さなくても、静岡空港ぐらいに着陸してくれれば良いのに、せめて羽田か成田でも・・・とおもうのですが、このあたりはLCCですからいろいろ大人の事情もあるようです。


ともあれ、25分遅れで函館空港を出発。

中部国際空港には、40分遅れではありますが、無事到着することが出来ました。
なお、到着2時間後には、暴風警報が発令されましたから、滑り込みセーフといったところだったようです。

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根室半島チャシ跡群(後半)

2017-09-13 | お城巡り(日本100名城)

ノツカマフ1・2号チャシ跡から9km、納沙布岬方向へレンタカーで移動しました。
旧温根元小学校を過ぎると、道路脇に標識が見えます。

ここから温根元漁港に向かって500mほど行くと、ヲンネモトチャシ跡です。


5台程とめられるスペースがあります。

駐車場脇に置かれていた貨車

原野を歩いて行くと、

案内板があります。

さらに、海岸に向かって歩いて行くと、


また、案内板が現れます。
ここで、右に曲がると、

ヲンネモトチャシ跡に着きます。


壕が見られます。
兵や武具を隠したのでしょうか。


小高い丘になっています。

登ってみました。

防波堤は、海猫がびっしり

温根元漁港が見えます。

へこんだ部分は人工的につくられたのか、自然の地形を利用しているのかわかりません。

こちらにも壕の跡が見られます。

チャシ跡を見るのは春が良いといわれています。
冬は雪で隠されるし、夏や草で見づらいからです。

こちらは、根室観光インフォメーションセンターでもらった絵はがきの写真です。

クルマで温根元漁港まで移動しました。

日本百名城ガイドブックの写真と同じ構図です。

根室半島チャシ跡群は、北海道の東端(というより日本の東端)にあるため、日本百名城スタンプラリーを行っている人の多くが後回しにしていると聞きます。
地理的な問題の他、城跡としてわかりにくいので、たしかに後回しにした方が良いかと思います。
そのかわり、100も城を見て回れば堀とか土塁とか郭といった基本構造がわかってくるのでここも楽しめると思います。
日本百名城の中でも、上級者向けなのです。

せっかく、根室半島に来たのだから、先端の納沙布岬に寄ってみました。

この日は根室市内のビジネスホテルに宿泊しました。

夕食に回転寿司店に向かいました。
なんでも北海道はネタが新鮮で、回転寿司でもじゅうぶん納得いくおいしさだとか。


この店は各地に支店もある人気店ですが、ネットに根室は2万6千人しかいないので、それほど混むことはないを記載されていたのでいってみたのですが、
けっこうたくさんの人が待っていましたので、パス

ふらふら歩いて、偶然見つけた、回転寿司屋に入ることにしました。


祭囃子
所在地: 根室市常盤町3丁目9番地

左の皿の炙りサンマが最高に美味しかったです。


一夜明けて、霧の朝です。
新千歳空港から根室までの移動に時間がかかった場合は、2日目の早朝にチャシ跡を見て回るプランも考えていましたが、この霧の中で見て回るのはたいへんです。


ビジネスホテルで朝食
どうっていったことないメニューですが、味噌汁の中にさりげなく蟹が入っていました。

さて、15時の飛行機に乗るため、それまでに新千歳空港に戻らなければいけません。

例によって昼食は道東道のSAで弁当を広げることとします。

根室から釧路に向かう途中、厚岸駅前の駅弁の店に寄りました。


厚岸駅前氏家待合所
所在地: 北海道厚岸郡厚岸町宮園1-15
営業時間: 8:30~14:30
定休日: 木曜日

今から22年前、バイクで北海道ツーリングに出かけました。
その際ここに寄って昼食と予定していたのですが、到着が遅れ、13時過ぎになったところ、売り切れ!

この日は、平日の8:45でしたから、なんなくゲットできました。
22年間思い続けた?
かきめし弁当


牡蠣が4つしかないけど・・・よーく味がしみて美味しいから気にしない。
いっしょに入っているアサリもご飯も良い味を出しています。


焼きとうきび茶
焼きとうもろこしの香ばしい香りがして良いのですが、何口も飲んでいると飽きちゃいます。

今回は1泊2日の旅でしたので、チャシ跡の他には納沙布岬といくつかの道の駅に寄っただけでした。
まぁいいや、LCCだから、

無事、セントレアに帰ってきました。

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根室半島チャシ跡群(前半)

2017-09-10 | お城巡り(日本100名城)

新千歳空港到着後、まず空港内の専門店でサンドイッチを購入しました。


サンドウイッチハウス グルメ 千歳空港店
所在地: 北海道千歳市美々 新千歳空港ターミナルビル3F
営業時間: 7:30~20:30
定休日: 不定休


今回の相棒は、日産レンタカーで借りたノートです(e-POWERではありません)。
市街地走行では不満はないのですが、高速時では足回りの弱さがときどき顔を出します。九州で借りたラクティスは、接地感がイマイチでしたが、全速度域でその挙動は変わらなかったので、安心感がありました。
また、CVT特有のエンジン回転数がまず上がってから、速度が高まる感覚に違和感を感じました。
まぁ慣れの問題でしょうが、ラクティスはそれほど違和感はありませんでした。

このあと、釧路まで237km道東自動車道を走行しますが、北海道の高速道路はSA・PAが少ないのです。

しかも、SA・PAといっても、駐車スペースの他にはトイレと飲み物の自販機があるくらいで、レストランやコンビニの類いは見当たらないことが多いです。


十勝平原SA
サービスエリアでようやく、焼きそばと豚丼の露店があるくらいです。
このために、サンドイッチをテイクアウトしてきたわけです。


北海道限定缶コーヒー

道東道を降りてからも、さらに149km走りました。


やっと到着した、根室駅に隣接した根室観光インフォメーションセンター
所在地: 北海道根室市光和町2丁目10番地2
営業時間: 8:00~18:00(6月~10月),9:00~17:00(11月~5月)
休業: 年末年始
結局ここまで、386km、到着したのは15時30分でした。

根室半島チャシ跡群に関する資料をいただき、百名城スタンプを押しました。
百名城スタンプラリーで、ここが95~100カ所目だった場合、「日本100名城登場達成を祝う根室市民の会」より記念のステッカーがもらえます。
私も97カ所であったので、これに該当します。

チャシとは主に近世にアイヌが築造した施設です。
高い場所に築かれ、壕や崖などで周囲と切り離されたものが多いです。
道南、道東に多く、特に根室、釧路、十勝、日高地方に集中しています。
これはシャクシャインの勢力圏と一致している為、シャクシャインらが和人と戦う中で多くのチャシが築かれたのではないかと推測されています。
根室半島チャシ跡群は、根室市にある24か所のチャシ跡の総称で、国の史跡に指定されています。
このうち、パンフレットで紹介された、ノツカマフ1・2号チャシ跡とヲンネトチャシ跡を見て回りました。

観光インフォメーションセンターから約15分、道道35号線沿いに風力発電の施設が2つ見えてきました。

この目印を過ぎるとじき、道路脇にノツカマフ1・2号チャシ跡の案内板が見えてきます。


自動車数台とめられる駐車場があります。

海に向かって、200mほど歩きます。


小さな森を抜けると、

ササの平原に出ます。

ほどなく、案内板が見えてきます。

まず、ノツカマフ2号チャシ跡から、


写真中央に壕を確認することが出来ます。


半円状の壕の跡

壕は深くはなく幅深さとも数mほどです。


海に向かって、三角の土地がありました。
人工的なものかどうかはわかりませんが、出丸として使えそうです。

根室半島は高い山はありません。
しかし、海岸は隆起した土地により岩肌が露出した海岸段丘となっているので、この特徴をチャシは利用しているようです。

ノツカマフ1・2号チャシは海岸線沿いに半円状に壕を掘ってつくられています。

続いて、ノツカマフ1号チャシ

こちらの方が壕の幅も深さも大きいです。




さらに、盛り土も行われたようです。


(続きます)

コメント (4)
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