光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

タンポポのタネ

2008-10-21 18:53:16 | 散策
  すこし前に、TVでヒヨドリの渡りの映像があって、それをしばらく見ていた。海峡を渡るのである。

  私の過去の記憶だと、有名なのは渥美半島の伊良子岬から対岸の志摩半島に渡るもので、このときは渡りの練習の光景はなかったと思う。
  ヒヨドリは、留鳥もいる。ここにいるヒヨドリは留鳥ではないかと思われるものがいる。冬にもヒヨドリを見かける。その記憶も、毎年のことのようで、はっきりしない。留鳥がいることは確かなことだと思う。どの程度のヒヨドリが、どの程度移動するのか、最初のTVでのものは、たしか北海道から青森へと渡るような?、そうゆう場合であった。だから、渥美半島のヒヨドリの渡りと、寒さも違うようで、どの辺りまで移動するのか、面白いところである。
  その渥美半島の伊良子岬から、渡るヒヨドリもどの辺りまでゆくのか、その先の方をみたい気がする。

  伊良子岬の渡りはたしかドキュメント仕立てというか、ただ渡りについてのものではなく、この先に天敵である「ハヤブサ」がいて、渡りはハヤブサからいうと、ご馳走のやってくるときということになる。その先にどうゆう結果が待ち受けているか、これは想像に任せるのがよく、運命というものを考えさせられる。そのハヤブサも生き辛い状況にあるのだろう。

  ここのヒヨドリはどこで生まれて、あるいはどこからやって来てこの辺りにいるのか、これもなかなかわからないこと。群れ飛ぶヒヨドリを見るが、どうもそう大規模な渡りをするようには思えない。列島の端から端までは、ちゃんと地面が続いている。
  トンボの不思議もある。アカトンボがフワフワ浮いている。そのトンボもどこからとも現われて、どこかへと消え去る。今年はもう秋のアカトンボは見ることがないのかどうか、この辺り毎年アカトンボを見ているが、秋の入り口にすこしだけ、臙脂色、茜色、くすんだ橙色のアカトンボを見た。その後に赤いというものは見ていない。もう一度秋のアカトンボが来るのか、これもまだ観察の余地はあるのだろう。
  トンボというと、こんどはチョウになるが、ことしは今頃になって、それもかなり前からだが、モンシロチョウやらモンキチョウが飛んでいる。こうゆうチョウこそあまり気にしないし、いちいちそこにモンシロチョウがといって騒ぐわけにもゆかず、しかし今年は珍しくこのモンシロ、モンキは多く思える。
  春にもフワフワ、モンシロチョウは飛んでいた。今になって、このチョウがあちこちで飛んでいる。あちこちといっても、やっぱり空き地や休耕田や放置田であるが。それで、このお馴染みのチョウ、人懐っこいかというと否で、もはや遠くからヒラヒラと飛ぶチョウを見ることしか出来ない。

  タンポポの花。多い少ないの話しは止めたほうがよさそうだ。タンポポにも色々あって、なにがどれではわからないが、少し前に花弁の散った残りの部分を見ていた。そのものがまあるくなって、冠毛が球状に咲きそろう。それも少しずつ風に吹かれて飛んでいくようで、こうしてタンポポの未来というものも約束されている。この花、ますます種の、自身の繁栄のためにタネを飛ばしていて、これは考えようによっては、どこまでも飛んでゆくようにも思うが、しかし何かに引っかかる可能性も高そう。

 


  ほぼ完全な球かと思っていたが、ポカリ穴が開いているところがある。この部分の冠毛はすでに飛び立った。




  糸のような冠毛のその一本一本に水滴が、小さな水滴が付いていて、こうゆうのを見ると嬉しくなる。




  こっちにも、水滴。




  たぶん、そんなに時間はたっていないが、かなりのタネが飛んでゆく。一つだけ、なにかに引っかかっている。揺れるようで、回転はないようだ。  

常緑か落葉か

2008-10-21 16:17:44 | 植物・花(秋)
  午後のほうがいい天気。

  探し物は面倒。
  加えて、疲れる。体を曲げて、膝おって、どこにあるか
  わからないものを探す。
  これも普段、何にも考えてないからかも知れない。
  どうでもいいようなもので、これが必要になる。
  なんでこんなものがというものがあるが、それが常識らしい。
  納得出来ないが。

  体を曲げて、膝曲げてより普通に歩くのが楽。
  しかしそれも最近怠りがちで、ちょっとそこまでが疲れる。
  あー、溜息。

  木の葉の色。信号みたい色がある。




  薄い緑、黄緑がどうにかある。濃い緑だと、赤も濃くなる。




  実際の色はわからないが、ここに見えている赤い色は、なかなかいい感じ。




  この木も紅葉するのかどうか。これではないが、雪に埋まる同じ
  植物があって、これはやはり葉っぱは枯れるようだ。

朝靄か、朝霧か

2008-10-21 07:00:02 | 散策
  朝のお天気、晴れ。薄い雲が全体にあるか、靄がある。霧のようなものもあるようで、これは後から天気情報を見ると、お隣の県で霧が残るとか言っていた。嘘でもないようだ。アメダスの6時の気温、14.2℃、気圧は1021.0hPa。室温18℃、暖かめ。

  久しぶりに、鼻がグズグズいって、夜中にクシャミが出た。少し暑いくらいの気候で、寒くも涼しくもない。布団がどこかへいっていた事もないが、しかし鼻がムズムズ。トイレにゆくがそのときに幸いクシャミは出なかった。そのあと鼻うがいをする。すると、当然のごとくあまりきれいでは無いものが出る。ただ、これはただ白い、あるいは透明な粘性のある液体で、それ以上のものではない。朝まで、少しそのものが鼻に残っている。
  西の方角の灯りの数が少ない。曇りでももう少し外灯やらネオンが見えるのだが、それがない。雨でもなく、靄か霧かと思う。霧は朝に多いから、濃い靄というところ。

  それで朝が来た。電車に乗って迷子になる夢を見ていた。アホらしい夢だが、これが自分の何かを反映しているのだろう。
  すこしぼんやりしている。気合を入れて、先に牛乳を飲みさらにリンゴも食べた。1個100円相当のリンゴだが、まったく味がなく、高い買い物だ。ぶつぶつ言いながら全部食べた。それから、パンを焼いてそれも食べていて何か足りない、変だ、と思ったら、顔を洗うのを忘れた。もっとも、夜中に鼻うがいをしたから、それで省略したって、自分で考えて、無論もう一度正しい朝の顔を洗うことをやった。

  外に出てみると、最初に真っ暗な辺りの雑草を見る。すぐに、露が降りていることがわかる。さすがに、霜はない。もう少し朝に冷えないと、水は凍らない。よおく見ていると、露というより、植物の葉っぱ一面が水浸しのようで、かなり水蒸気の量も多いのだろう。メガネはプラのレンズであまり曇ることもない。
  しばし顔を上げて、虚空を睨むが、少しはっきりしない。レンズの曇りより、なにか霧のようなものが流れているようで、これは露に、靄に、霧がある、ということにする。すたすたと人の足の音。ガタガタは自転車の音。みな通り過ぎる。きのうのまだ開いていなかった、タンポポの冠毛がきれいに球を作っていた。ただ、きのうの写真はきのう撮ったものではなく、2、3日前のもの。これが今にきれいに開いた。下ばかり見ていて、月を見るのを忘れた。