光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

秋は二度来る。

2008-10-31 18:36:51 | 植物・花(秋)
  秋が一回来たような気がする。それで、例えばススキがその花穂を夕日にキラキラ輝かせる。これは想像で、私は日中のそれしか知らない。ヒガンバナも今年は少しだけ早く咲いて、10月の頭にはもう最後の花が咲いていた。しかしその後、しばらくして、遅く出てきたヒガンバナもあって、花にも色々あるものだと思う。
  
  今年の秋は、一回来て、一旦お休みしたようだ。かなり気温の高い日が続いて、暑かった。その点、暖房などの心配はなかった。また服だって、夏の延長で済ませていた。こんな暑い秋も、残暑とは少し違うもので、珍しいと思う。これが、地球の温暖化と関係があるのか、とも考えたくなるが、どうもそう簡単なものではないような気がする。こうゆう気象とは別に、地球の温暖化の顕著な例というものは、あるようだ。これまた否定出来ない。
  ドタバタしている感じがあって、もう疲れたので、それで普通に歩く時間が出来た。もちろん、お天気さえよかったなら、きのうのように、いくらでもその機会は作れる。気乗りしなくてもやっぱり歩いたほうがいい。お腹は、ポッカリ膨らんだままである。これをへこませる手段は今は見つからない。
  それで、少し書いたけど、時計まわりと反対方向に歩いて来た。フェーン現象で気温もある。汗をかかない程度の歩き方をしないと、下手にこれ以上鼻ムズやら、喉のイガイガを悪化させてしまう。ときに、首の辺りに手を突っ込んで風をとおす。ちょうどいい感じである。

  何度も書いているし、写真も出しているけど、サザンカの花がよく目立つ。秋の花だった、ムクゲはこれはもうない。そのとなりにサザンカがある。これが色々な色を出すので、楽しい。また光線の角度によって、明るさによって、その花が引き立ち、また色あせる。今年は、なぜかナンテンのいい色のものがない。大体、まあるい球状の実そのものをあまり見かけない。
  セイタカアワダチソウは字のとおり背も高く、見上げるものという感じがあるが、このセイタカさん、ずいぶんと小さいものがある。昔からあるが、逆にいうと、見上げるセイタカアワダチソウがやけに少ないのである。ちょうど自分の背よりちょい低いというものが多く、またその黄色い花も、もういくらかは変色しているから、背の高さもこれ以上は大きくはならないだろう。小型のセイタカアワダチソウは、かわいいといってよく、その小型のものも、花が枯草色になっている。

  ススキが今また、空き地に出て来ているようで、セイタカアワダチソウと一緒にその花穂を開いている。これが、ちょうど太陽光に当たると、ススキの穂は揺れるから、またその花穂も複雑な構造をしていて、透過光は謎めいたものになる。セイタカアワダチソウと、ススキの花穂とが一緒になって、光り輝き、その透過光の怪しさを見ると、また今秋が来ているという印象が強い。もしかしたら、青空に柿の絵より、秋らしいかも知れない。ススキにも今頃、その花穂を開花させるものがあって、これが9月に、あるいは10月の頭に咲いていたものと同じかどうか、よくはわからないが、ススキにも、いろいろなものがあって当然かも知れない。

  なんだか無理やり、秋を強調したかも知れない。秋の光は、黄色いイメージがあって、これがもう少し、例えば水色の成分を、あるいは黄緑色のものを含んでいたら、これこそもう一つの秋が来た感じがする。


  ホトトギスの花。この花も、そういえばあそこにあった、と思うのがもう一箇所あったはずだが、今気が付くのは、こちらのお宅のものだけ。色々な花が出て来て、面白い花壇である。




  明るめにした。すると、ちゃんと明るく写っている。時期がもう遅いかも知れない。フェーンの風が休むことなく吹いていて、やりにくい。




  反対側から。




  少し下がって、全体の様子。こちらから接近すると、影に入ってしまう。  

青空に柿、柿、柿。

2008-10-31 16:18:14 | 植物・花(秋)
  朝はこのまま雨になりそうだった。実際に少しポツポツ来た。

  しかしお天気というのはわからないもので、
  なんと晴れて来た。さらに、フェーン現象のようで
  少しだけ暖かくもある。

  体の中に、カビが生えそうでもあって、いつもの時間に歩いて来た。
  咲いている、サザンカ、大きめの菊。ユズの実も黄色くなる。
  またまた、反対方向から歩いていて、少しだけ変則的だが、
  ふとあるところから東の方向を見ると、まわりは開けていて
  柿の木に、実がびっしり。
  この辺りにこんな柿の木がまだあった。不思議。
  
  青空に柿。



  よくこれだけの実が残っていると思う。もしかしたら、渋柿かな。
  



  中央辺り、拡大する。赤といっていい柿が一つあるから、
  それがマーカになる。




  さらに拡大。フェーンの空で、今一つ空の青さが足らない。
  でも、この柿を見つけて満足でした。  

目覚まし音

2008-10-31 06:58:24 | 散策
  朝のお天気、曇り。窓から外を見る。雨は降っていない。窓を開けると、かなりの勢いで、風が入ってくる。乱風気味で、南風。これが冷たい。アメダスの6時の気温、11.4℃、気圧は1019.2hPa。室温13℃、ヒータがいる。

  朝に近い時間、目が半分開きかけて、しかしその後二度寝状態になって、目覚まし音がなった。二度寝だろうが、その時間まで眠っていた、半分意識はなかったわけで、これはよかった。あっさりと目が開いて、その後布団の中でグダグダしているのは気持ちのいいものではない。ただ、もう寒い。もともと早起きでもないし、やっぱりこれからは布団から離れられない、そうゆう状態が強くなる。

  ドタドタする。新聞を引き抜いてきょうは金曜だった、と思う。TVやら、ラジオやらの、1週間分の特集が入っている。これをさっさと本体から引き抜いて、手元においておこうと思う。玄関まで来たからついでに外に出たが、書いたとおりの南の風が強く、乱不気味で涼しいを通り越している。少し明るい。
  カエデの葉の色が赤く変わっているなー。いよいよここのカエデもその葉を赤くするときが来た。それと、パラパラ落ちているカエデの葉もある。箒ではかないと、うずたかく積もるかというと、そうでもない。道路面に枯れ葉もあれば、田んぼの土もある。後者は、田起こしに行ったトラクタの落し物で、これは重く長く路面に残る。枯れ葉はというと風に吹かれて、どこかへ飛んでゆく。また土の落し物もやがて消えてゆく。雨が降れば、この土も流れていって、跡形もなくなる。

  カエデのきれいな紅葉というものも、ここの古木ではなかなか出来ない。小型のカエデが垣にあるが、他の原因で変色し、枯れている。蜘蛛の巣に引っかかって揺れる、灰色で、褐色のカエデの姿は、それはそれでなかなか美しい。咲かなかったサザンカが、突如咲き出す。ここにもサザンカはあった。

  きょうは、曇りのち雨の予報、朝焼けは少しあって、今空を見るとまだ雨雲はなく、青い空が見える。

  やっぱり、TVとラジオの1週間分の特集を持ってくるのを忘れた。