光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

キンモクセイの香り

2008-10-09 18:50:17 | 植物・花(秋)
  すっかり暗くなって、西の空を眺めている。汗ばんでくるからいやになってしまう。

  西の空は少し明るく、薄明の時間かも知れない。それで、南の方を見る。もう少しで、物の影に隠れそうな、金星が輝いていて、その明るさは、今は真南にある木星とあまり変わらない。どんどん金星は地平に近付いて、雲やら靄に影響されてその明るさを失う。木星はずいぶんと長い間、見えていたことになるが、やがて夏から秋の星座が見えなくなるころ、太陽に接近すると、この星もしばらくお休みの時間となる。金星と木星が、どの程度まで接近するか、接近して見えるか興味のあるところだが、その角度は今はかなり大きい。ちょうど月が見えている。きのうも、上弦に近い月が見えていて、なかなか感じはよかった。今は少しお腹が出てきた。月は思いのままにスタイルを変えられて、結構うらやましい。月から見た、地球もまた同じように、痩せたり、メタボンになったりする。うらやましい限り。

  キンモクセイが、あちこちで咲いていて、これは今よく通る道に多く、つまりご家庭の庭木として、その木がたくさんあることを示していそうである。ここにもキンモクセイはあってもいいと思うが、ないようで、ギンモクセイはあるが、残念ながら今年は花は咲かない。ちょん切られてしまったのである。この木まで切ってくれなんて、露頼まないのだが、だれも頼まなかったが、切られてしまっては、ギンモクも立場がなく、花も咲かないし、匂いもしない。
  キンモクセイの匂いは最初は、病院の裏手にある庭のような、公園のようなしかし人のいないところで、した。匂いと同時に、その姿もわかった。キンモクセイの匂いがして、その姿が見えないというのが望ましいと思うが、そうゆうケースは少ないようだ。逆にずいぶんと花は咲いている。しかし匂いはさっぱりで、もしかしたらこの木は、匂いのしないキンモクセイかとも思ってしまう。今日の感じはというと、匂いの感じるものは半分以下で、はたして風の影響か、そもそも匂いのしないものなのか、判断しずらい。匂いのしないキンモクセイって自分で勝手にそう思うだけである。
  
  匂いもそれぞれだけど、よくトマトとか、キュウリがだめという方は、多くはその匂いがだめで、という場合が多いようだ。まったく残念な感じがする。また、納豆などもその匂いがだめでね、といわれる。そうゆう方は、臭いということになるのだろうか。この匂いも、外国に住まわれていて、納豆が好きという人もいて、いろいろだが、やはり子供のときから食べていると大丈夫な感じがする。野菜嫌いと匂いはかなり関係があるみたいだが、食べることが出来るほうが、何事においてもいいような感じがする。
  匂いと花も関係があって、それをしかしあまり感じないのはなぜだろうか。妙な名前をもらっている、蔓性の植物がある。匂いはというと、感じない。また、ハナニラなども匂いは感じないが、これも、茎などを折ってみないとわからないのかも。ニラそのものも、外だとあまり匂いは感じない。

  今の時期だと、匂いというと、これはフジバカマに限る、と思う。今日もこの花のそばにいった。すると、なにもしなくてもいい匂いが漂ってきた。キンモクセイと比べると、その花の数は少ない。しかしそばに寄れるぶん、匂いは強い。この花の匂いが一番いいようで、例えばバラなどはいい匂いの優等生になるのだろうけれど、その匂いがするバラがある、というところにいった記憶がない。深大寺の植物園で、かなりのバラを見たことを思い出したが、このときも匂いに関しては、何とも思わなかったようだ。

  匂いで一つ不思議なのは、かなり鼻が効く人がまずはおられて、それから犬は人の何十倍とか、何百倍とか、それよりももっと鋭い嗅覚を持つといわれる。人の場合は匂いの違いを感じる能力があるようだが、犬の場合は匂い全般について、感じる能力が高いのだろう。それで、なぜ、犬はその匂いに「むせ返らない」のだろうか。犬のこの能力を知ってしばらくして、ワンちゃんはかなりに、匂いに、臭いに悩ませられながら、生活しているとずいぶんと思った。かわいそうな感じもする。そうゆう風にはならないように出来ているのだろう。強すぎるものは感じない、とか。匂いにもちょうどいい濃さがある。犬の場合、どうして自分の嗅覚をコントロールしているのか、少し知ってみたい気もする。

  
  キンモクセイだらけ。




  地点、A。




  地点、D。




  地点、G。




  地点Q。

  この最後のQ地点のキンモクセイは、かなり強い匂いがして、それからもっとも大きなもののように思われた。

朝露の植物

2008-10-09 16:19:33 | 植物・花(秋)
  暑い一日、きのう同様、かなり気温が上がった。
  面白くないお天気で、しかしまー雨よりはいいか、
  そんなことも思う今日。
 
  ふと腕を見ると、赤いところがある。点状で、しかしさほど
  痒くはない。すると、湿疹かな。あまりじろじろ見ることもなかった
  が、もう一つ見つかると、あちこち見てしまう。すると  
  やっぱりというか、ここにもそこにもある。
  たまに出るので、気にしないのが一番だろう。

  それで、いま少し前だが、なんだかその湿疹が痒く思えた。
  おかしいなー、よく見ると、そのそばで、うす赤く膨れている
  皮膚があって、蚊だ。もう遅かったが、これまたあちこち蚊に噛まれている。
  まだまだ蚊がいる。まったく油断出来ない。音もなかった。
  どこにそんな蚊がいるのか。暑いとろくなことがない。


  朝露が降りていた。
  暗い感じで、その様子もよくわからない。




  雨でも降った後のように、地面も濡れているようにも見える。
  大きな枯葉。今頃出てきた雑草に大きな露。




  これも、今に出てきたムラサキケマンかも知れない。その葉っぱの先に
  きれいに光る、水の玉があって、これも露。なかなか見ることのない
  光景ではないか。




  いつもの、カエデ。大きいものでは、露ではなく、葉っぱのまあるい突起
  がまずはある。小さいものは見にくいが、中央の葉でゆうと
  ちょうど葉の真ん中の線の上に、粒子のような白いものが見えるが、
  これが小さな露。

朝焼けがあって、普通の空に

2008-10-09 06:52:01 | 散策
  朝のお天気、雲の多い晴れ。かなり朝焼けが強く出た。風は、ほとんどない。アメダスの6時の気温、16.7℃、気圧は1022.9hPa、室温20℃。ほぼ一定。

  目覚まし時計とにらめっこ。この時計、暗いときは秒針は動かない。長短もあまり動かず、光が当たるとスルスルッと動き、正しい時刻を出す。まだまだ早い、寝ぼけた頭で考える。少し濁った感じが自分でもわかる。窓の光がもれて明るいが、ちょっと赤いかな。起きる。少し赤い。橙色か、茜色、くすんでいる。雲も多く、その朝焼けが広がる。

  かなり広く、雲もあるので東の空、南、それ西の雲も茜色に染まる。薄くなるより、それが濃くなる時間があって、朝焼けの理屈も私にはよくわからない。もういいか、と思うが、まだ赤い。
  顔を洗う。鼻うがいをする。しかし先に手を洗うべきだった。まず水を飲んで、うがいをするときがあるが、大体がそんな感じで物事は進む。変身はないなー。気分転換には変身が一番のような気がするが、変身っていっても、せいぜい散髪するか、着るものを変えるか、それくらいしか思い付かない。リンゴも食べた。牛乳も飲んだ。順序が逆だ。きょうは雨もない。

  外に出てみる。小さな葉っぱが出ている。こうゆうのもいい。その先に白いものが光る。これが小さくて、カビのようにも思えるが、接近すると、それは水滴だった。ある植物の葉っぱには、かなりの水滴があって、これは、露。うまく露が降りるものとそうで無いものがある。気体を液体にする、そうゆう仕掛けがあるのか。そうそう、さっきまで目を点にしてくれた、朝焼けはもうとっくにない。
  赤い色をした雑草。サツマイモの皮の色と同じ。秋だな。ぼさっとそこに立っていると、道を「さっさ」と歩いて来た人がいる。お元気そのものの方で、シャツ一枚で歩いておられる。慌てて、「おはよーございーす」という感じ、しどろもどろの挨拶をする。

  ずいぶんと時間がたってしまった。きのうと同じような青い空と白い雲があって、この組み合わせはなかなかいい。朝焼けもいいが、青い空に白い雲もいい。少し寒いと思う朝があった。が、どうも天気情報を見ていると、少し気温は高くなりそうで、夏回帰現象になりそう。きょうもノーベル賞の記事がトップにある。何のことだかさっぱりわからないそうゆう世界の話である。