名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

明治の産業革命 世界遺産へ

2015-05-05 09:50:03 | Weblog
2015.5.5(火)
 政府に4日入った連絡では、幕末から明治の重工業施設を中心とした「明治日本の産業革命遺産」(福岡県など8県)の全23施設を世界文化遺産に登録するよう、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関が勧告したと、メデイアが報じている。7月3日~6日にドイツのボンで予定されている世界遺産委員会で審査される。
 今回候補に挙がっている産業革命遺産は「軍艦島」の通称で知られる端島(はしま)炭鉱(長崎市)などで構成し、官営八幡製鉄所や三菱重工業長崎造船所が導入し100年以上にわたって稼働し続けている施設が含まれる。
 諮問機関の国際記念物遺跡会議(イコモス)は「西洋技術を積極的に改良して日本のニーズや伝統に適合させ、わずか50年余りという短期間で本格的な産業化を達成した」と歴史的な価値を評価したという。
 正式に決まれば、「富士山」、「富岡製糸場と絹産業遺産群」に続き3年連続で、日本の世界文化遺産は15件目となる。
 ところが、21の委員国のうち韓国が「(八幡製鉄所など)朝鮮半島出身者を強制労働させた施設がある」と強く反対しており、審議が紛糾する恐れもあるという。実はもう一つ、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」が競合したが、菅官房長官の裁定で産業革命遺産を優先したという。
 最近の官邸の動きを見ると、結構挑発的である。地元の人たちは喜んでいるのに水をさすようであるが、こんなことでまたギクシャクするような事態は困るし、情けない。