名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

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野田第三次改造内閣組閣の日に、オスプレイ普天間へ配備

2012-10-01 20:53:46 | Weblog
2012.10.1(月)
 野田佳彦首相は今日(10月1日)、内閣改造を行い、夕方に第三次改造内閣を発足させた。18人の閣僚中、10人が交代、8人が初入閣となった。
 交代した10人は、総務(沖縄北方)大臣に樽床伸二氏(53)、法務(拉致)大臣に田中慶秋氏(74)、財務大臣に城島光力氏(65)、文部科学大臣に田中真紀子氏(68)、厚生労働大臣に三井辧雄(わきお)氏(69)、環境(原発事故)大臣に長浜博行氏(53)、国家公安委員長(消費者)に小平忠正氏(70)、
金融・少子化担当相に中塚一宏氏(47)、郵政・防災担当相に下地幹郎氏(51)、
国家戦略・経済財政担当相に前原誠司氏(50)である。
 岡田克也副総理、藤村修官房長官、玄葉光一郎外相、枝野幸男経済産業相、森本敏防衛相、平野達男復興相、羽田雄一郎国土交通相、郡司彰農相は留任。
 何の新鮮味もない改造人事である。そもそも政権発足後僅か1年余で三度の改造人事は異例のことだ。 野田首相は消費税増税のための一体改革法案を通すに当たって「近いうちに」解散するといっていたが、もはやその近いうちとは「任期一杯」のこととなりそうである。

 さてこの内閣改造の日に、米軍岩国基地に一時駐機していた新型輸送機MV22オスプレイ12機のうち6機が今日午前、沖縄県宜野湾市の普天間飛行場に配備された。
 仲井真沖縄県知事は「県民の不安が払拭されない中で移動を強行するのは、理解を超えた話だ。安全保障と県民の安全は別問題。一日も早く普天間飛行場の移設・返還をしてほしい」と述べた。宜野湾市の佐喜真淳市長も「怒り心頭だ」と話した。
 本来、民主党政権はこうした問題には市民の側に立ってよい方向に解決してくれるものと思って政権交代を認めたはずであったが、いまや市民とは敵対する政権になってしまった。
 民主党政権の再来はもはやあり得なくなったいま、新しい野田政権は任期ギリギリまで抵抗するつもりであろう。今日はその終わりの始まりである。