名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

口諦疫罹患の牛・豚13万6千頭を処分

2010-05-23 15:49:20 | Weblog
2010.5.23(日)
 宮崎県で発生した牛・豚の伝染病である口諦疫の広がりが収まらない。依然として感染は拡大し続け、処分頭数は約13万6千頭に達したと報道されている。
 全く知らなかったが、牛についていえば宮崎県は種牛の産地でもあった。宮崎産の子牛は佐賀県や三重県などのブランド牛の生産地に出荷されており、例えば、それを松坂牛として育てるということである。育て方で、松坂牛にも佐賀牛にもなるということはつゆぞ知らなかった。
 それはさておき、この問題が明るみに出て1ヶ月ほどになるのであろうか、隔離、殺処分を繰り返しても感染は収まらず、豚を含めてとうとう13万頭にも及ぶ処分が行われてきた。
最近では、種牛の扱いについて宮崎県と国との対応で、違いが表面化してもめている。宮崎県家畜改良事業団が管理する種牛55頭のうち、49頭は殺処分することとし、優秀な種牛6頭を避難させたが、その6頭のうちの1頭に感染の疑いがかけられた。東国原知事は「宮崎県から種牛がいなくなる」との懸念から種牛49頭の殺処分方針を見直し、救済を国に要請したいと述べたが、国は否定的だという。49頭に口諦疫の症状は出ていなそうだから知事の気持ちも分かる気がする。しかし、どちらがいいのかは素人の我々には分からない。
 こうした事態から、民主党の四日市市議が自身のブログで「宮崎県知事と農水大臣は腹を切って死ぬべきである」と記載していたことが分かって、これまた批判が集まっている。市議は書き込みを削除し、「不謹慎であった」と謝罪したという。
 厳しい景気状況のなかで、一生懸命育ててきた農家の気持ちを思うといたたまれない。一刻も早い収束を祈るのみである。