田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

『村八分』まだアルのですね。驚いています。 麻屋与志夫

2018-09-23 06:45:25 | ブログ
9月23日 Sat.

●奈良県天理市で村八分にあっている家族がいるという報道をYAHOOのニュースで昨日読んだ。わたしも40年以上昔『村八分』にあって一家離散に追い込まれた。子供たちを死んでも故郷にはもどってくるな、と、東京に移転させた。結果的にはこれでよかったのだと思っている。

●すべては時が解決してくれる。それ以外に解決の方法はないようなきがする。人間の根源的なイヤラシサ、残虐性に根差した行動だから、法律的には解決しても、こころの底の憎悪感はぬぐいされない。

●わたしの場合、いまは幸せに妻と故郷で暮らしている。わたしたちをイジメ村八分にした老婆たちは、もうとっくに、黄泉の国の住人となっている。

●でも、いままでの生活を思いだすと恐怖を覚える。一家の運命さえ変えられてしまった。

●わたしの場合、小説家だから耐えられたのだと思う。学習塾をやっているので、若いお母さんたちが熱烈に支援してくれたから、耐えられたのだと思う。

●大きく言えば、旧弊な町の考え方と、新しい世代の考え方の衝突の最先端に、わたしたちがあの当時は置かれていたのだ。

●「遊園地へ/妻と子供とぼく」――カクヨムにのせた作品にその当時のことが書いてある。そのほか、わたしの作品の随所に村八分をはじめ数々の迫害をうけた事実が書いてある。でも、相手を批判するようなことは書いていない。うれしい。すべては、時が解決してくれる。村八分というのは、どうしょうもない、人間の他者にたいする憎悪感からうまれてくる、自分たちとちがう、ただそれだけの理由で突発する差別待遇だ。

●まだ、そうした事案があるのを知ってオドロイテいる。




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