田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

寒さの中で生徒たちになにを伝えようかな。  麻屋与志夫

2012-11-06 05:16:59 | ブログ
11月6日 火曜日

●昨日は12月9日の模擬試験の申し込みが2名あった。
塾生以外の申し込みも受け付けている。
よその塾へ通っていたのだが、その塾がツブレテしまった。
それで、勉強をあきらめてしまつて、今日に至っている。
そういうことらしい。

●模擬試験を受けたからといって、学力がupするわけではない。
むしろ、あまりの点数の低さに、さらにさらに勉強がきらいになってしまう。
こともありうる。学校での試験の点数より5教科でマイナス100点、ということだから生徒はつらい。
でも、そんなことにメゲズにがんばってもらいたい。

●中学生を教えるのはむずかしい。
塾のセンセイは直接授業料をいただいているだけにむずかしい。
ともかく成績がのびなかったらすぐにやめてしまう。
あまりきつい授業をすると女の子はついてこられない。
怒られる経験の少ない今の子は大声で叱咤しただけでやめてしまう。

●そのツブレテしまったという塾の先生は良心的で、いい先生だったのだとおもう。
大手の塾のように塾生をお客さんとおもわない授業を、続けてきたのだと思う。
それでポシャった。
のだろう。
宣伝費をかけられない地元の塾にはきびしい歳末がやってくる。

●師走とはむかしは教師はすくなかったろうから、
その多忙さはたぶんお坊さんのことを言ったのだ、
と記憶している。
こちらは、僧侶ではないが、
これから年末にかけて、
1年の帳尻があうかどうか、
不安な日々を過ごすことになる。
来年生徒が必ず増える保証はない。
そんな不安とたたかいながら、
塾を始めてから、
50と何回かの歳末むかえようとしている。

●寒さが身にしみる季節だ。
GGは寒冷地に住んでいるためか、
良寛さんや、
道元がすきだ。
正法眼蔵随聞記をよく読む。
道元禅師の言行を知ることのできるのは幸せだ。
寒さに耐えながら、ことしもそろそろ「正法眼蔵」か随聞記を読みだそう。

●その教えをすこしでも現代風にアレンジして子どもたちに伝えよう。
むずかしいだろうな。
でも、
ほんの一言でもいい、
禅師のこころを伝えたいのだ。

●今年はとくに北陸のかたに励ましのコメントをいただいているので、
これからの長い冬の夜を良寛さんの作品を読んだり、
道元禅師の教えに襟を正す思いがさらに強くなるだろう。

●寒さの中でモノを想う。
すきだ。



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