田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

物臭は……○○っ臭いよりわるい  麻屋与志夫  

2012-11-03 10:50:09 | ブログ
トレリスを買う

●昨日の夕暮れ時。

VIVAまで買い物に出かけた。

北風が吹きだしていた。

木枯らし一号だ。

いままでの風の冷たさとはまったく違う。

肌をさすような風だ。

ジャンパーをきて冬支度をしてきてよかった。

●格檣。読み方:かくしょう。別表記:トレリスをかった。

●カミサンが造成中のプチバラ園の仕切と。

ツルバラをはわせるための必需品だ。

●ふたりで交互に手に提げてもちかえった。

●夕暮れどきだ。

夕餉の食卓から焼き魚などのにおう街をふたりで歩いた。

風が強かった。

ダンボールの平べったい梱包に、強風があたり、からだが押し流されそうだった。

風を受ける――ことから帆前船から、ヨット、石原慎太郎と三題話のように話題がとぶ。

カミサンは重い荷物をわたしと交互にはこんでいる。

それでも、すなおにキョウミをしめす。

わたしの話についてきてくれる。

●こんな場所で天下国家を論じたところでなんにもならない。

蟷螂の斧だ。

●そんなことはわかっているのだが、悲憤慷慨。

きくのはカミサンばかりなり。

●家に戻った。

カミサンはうれしそうにトレリスをくみたてている。

●GGは電気をつけて手もとを明るくしてやるくらいしかできない。

●世間一般的な作業はなにもしない。

できない。

むかしおやじにいわれた。

●「モノグサは糞っ臭いよりわるい」

●よく、カミサンに逃げられなかったな……。



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