ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

ありがたい世の中になりました

2023-10-04 11:35:23 | 徒然の記

 今からたった14年前、平成21 ( 2009 ) 年にブログを書き始めた時、私は朝日新聞の定期購読者でした。NHKを信頼し敬意を払い、憲法にも皇室にも、特段の思いを持っていませんでした。朝日新聞を嫌悪し、NHKを強く批判する自分になろうとは夢にも思いませんでした。

 自分の国である日本を意識するようになったのは、韓国政府の執拗な「慰安婦攻撃」と、訪日した江沢民氏がした宮中晩餐会での「歴史認識発言」がキッカケだったと記憶しています。「ねこ庭」のブログを調べれば正確な時期が分かるのですが、そこまでする必要がないので面倒なことはしません。

 鄧小平氏の時代、日本から巨額の資金援助と技術援助を受け熱烈歓迎していたのに、中国が突然日本を悪し様に言いだしたのは、江沢民氏の時からです。「歴史認識が足りない」、「反省が足りない」と、天皇陛下の晩餐会で喋り、出席した人々を不快にさせました。江沢民氏が豹変した陰に何があったのか。

 今では周知の事実となっていますが、クリントン大統領は、妻のヒラリー氏と共に、中国マネーに取り込まれた親中派の大統領でした。

 クリントン氏と江沢民氏は、日の出の勢いにあった日本を阻止するため、共同謀議をしています。日本経済の拡大を抑えるためなら、中国が何をしてもアメリカは黙認するとクリントン氏が了承し、江沢民は遠慮なく日本攻撃ができるようになりました。反日教育を始めたのも、江沢民政府です。

 それは丁度、キッシンジャー氏と周恩来首相が、「日本の再軍備を阻止するためなら、アメリカは中国と協力し合える。」と、密約した時とよく似た会話です。

 アメリカは日本にとって重要な同盟国であると同時に、心を許せない敵対国でもある事実をこの時知りました。怒り心頭に達する韓国と中国の日本侮蔑が、なぜ罷り通るのかと、これらの情報が眠っていた愛国心に火をつけました。「温故知新の読書」と、ネットの世界での「情報」を探す旅がここから始まったのです。

 「ありがたい世の中になりました」というのは、自由に出版されている書籍と、自由気ままに発信しているネットの世界を指しています。テレビと新聞、つまり大手メディアの報道だけでは事実の全体が見えません。

 日本では、知ろうとする意思さえあれば、ネットの世界と出版物からおよそ何でも調べられます。大手メディアの報道と合わせて考えると、ほとんどの事実が見えてきます。こんな便利な世の中に住んでいる有り難さに、私たち国民は感謝しなければなりません。だから、息子たちに伝えたくなります。

 「世の中に感謝するところで、終わってはいけません。ありがたい世の中にしてくれていると感謝する相手に、日本の国を忘れてはダメですよ。」

 私たちは毎日政府を遠慮なく批判し、政治家と官僚を攻撃しますが、誰も逮捕されず、刑務所にも入れられません。

 岸田総理やバイデン大統領のことだけでなく、プーチン氏や習近平氏、金正恩氏の近況まで何でも情報が手に入ります。不便があるとしたら、事実も捏造も併せて発信されているので、鵜呑みにしない用心深さが要るところです。私のようなあわて者は、時として片方の情報だけで判断し間違いをしますが、慣れてくれば失敗が防げるようになります。

 日本がこんな良い社会になった原因の一つは、私が一方的に「亡国の憲法」と批判している「日本国憲法」にもあります。戦前の政府は皇室を無きものにする「共産主義」警戒し、厳しい取り締まりをしていました。共産主義者は即座に逮捕され、拷問にかけられ、言論の自由も思想の自由も認められていませんでした。だから共産党は今もそれを恐れ、懸命に「憲法改正」に反対します。

 意外な話ですが、「憲法改正」に反対しているのは、全国各地にある警察組織と財務省だそうです。戦前は内務省が、全国の警察を管轄下において指揮命令をしていましたが、現憲法下で地方自治が徹底し、警察は地方の治安を一手に引き受けています。政府の指示が徹底しなくなりましたので、反日左翼への監視が緩くなっています。北朝鮮の拉致を見逃し、今だに解決しないのは現場の警察が反日勢力の影響を受けているという見方があります。この場合の反日勢力とは、共産党に代表される左翼政党だけでなく、自由民主党内のリベラル勢力が含まれているとのことです。

 こういう情報は大手メディアでは得られず、ネットや出版物を丹念に探すと手に入ります。玉石混交ですが、報道と出版の自由が守られている日本ならではの話で、騙されない用心を忘れなければ、「有難い世の中」ではありませんか。

 意外な事実のもう一つを紹介しますと、「憲法改正」に反対しているのが財務省だという情報です。内容を知れば簡単な理由です。

 ・現在の日本で最強の省は、財務省である。

 ・国の根幹となる財務を一手に掌握し、金銭に関する国民の情報を握っている。

 ・金銭的不正に関する強制調査権は、与野党の政治家、経済界、法曹界、マスコミ界を黙らせる伝家の宝刀である。

 ・憲法が改正され軍が再建されると、日本の最強の省が軍となる。

 ・軍の再建を阻止するためGHQがした財政法の改正が、憲法改正と同時にされると、財務省は軍の下位に位置する省となる。

 ・軍需産業の育成と保護が軍の管轄下となり、軍は戦前同様巨大な資力を手にすることになる。

 詳しい内容は割愛しますが、財務省が省を挙げて阻止する理由が想像できます。専門的な知識がなくても、この程度のことなら庶民の常識で理解できます。ただこれも正しい情報なのか、捏造なのかは、国民の判断に任されています。曖昧さはありますが、さまざまな角度から検討できる情報が提供される日本に、私は感謝しています。

 百田氏が作った「日本保守党」、水島氏が作った「新党くにもり」、神谷宗幣氏が作った「参政党」についても沢山の情報があり、私たち国民が自由に検討できます。騙される人は自己責任ですから、勝手にしてもらうとして、日本の国を思い、愛する国民にとって、今の日本は感謝すべきです。だから私は、

 「ありがたい世の中になりました」と、言います。

 これだけのことが報告したくて、本日は「ねこ庭」のブログを書きました。

 〈 追  記 〉

 大切なことを忘れていました。憲法を改正しても、次の2点は元に戻してはなりません。

  1.  共産党を弾圧する政府を作ってはならない。・・思想と言論の自由は現在同様に守らなければ、国民自身が不幸になります。

      2. 軍が跋扈する社会を作ってはならない。・・敗戦後77年間日陰に置かれていましたので、反動のため軍の主張が大きくなるのを防止しなければなりません。

 反日左翼勢力と、米国、中国、韓国・北朝鮮が怖れているのは、国民の敬愛の中心におられる陛下が再び統帥権を持たれることだと聞きます。戦前の強い日本が再建されると警戒しているのですが、国民も政治家も今はそんな国を考えていません。

 ・軍の統帥権は政府が持ち、陛下は室町時代の昔のように、あるいは仁徳天皇のように、国民の安寧を祈られるご存在に戻られる。

 そうでなければならないと、自由民主党の中の有力な政治家が意見を述べていますが、現在の日本ならこれができます。「憲法改正」に反対する勢力を安心させるために、大切な2点を追記いたしました。

コメント (2)
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