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最近の旅行記録とともに、以前訪れた場所の写真などを紹介し、見つけた面白いもの・鉄道・化石などについて記します。

2002年アメリカ その13 バーク博物館

2019年10月04日 | 昔の旅行
2002年アメリカ その13 バーク博物館
2002 USA trip: Part 13. The Burke Museum

I visited the Burke Museum of Natural History and Culture, Washington University at Seattle. I observer several fossil vertebrates in the starage room. They were, Oligocene cetaceans, Oligocene plotopterid birds, Miocene desmostylians, Cretaceous dinosaurs and others.

 2002年3月14日(木)朝、ゆっくりと起きてから、ジム夫妻とシアトルに向かう。行き先はバーク博物館Burke Museum of Natural History and Cultureである。シアトル・タコマ空港やセイフコ・フィールドを左手に見て、シアトルの中心街をすぎ、右に曲がってワシントン大学地区に入る。

13-1 シアトル市街 2002.3.14
13-1 City of Seattle. 2002.3.14

大学キャンパスのもっとも北にあるのがバーク博物館で、入り口の前を通って駐車場に車を停め、博物館の裏手に回る。

13-2 バーク博物館 2002.3.14
13-33 Burke Museum. 2002.3.14

 スタッフ用の出入り口で私の入場手続をする。胸にビジターのシールを貼り付けられる。このシールは、その場で二枚を張り合わせたもので、時間とともに下から何か染み込んできて表面が赤く発色し、次の日には使えない仕組みである。地下に降りて化石の処理室に入る。化石をクリーニングしていたのがブルースで、ジム夫妻は今日から別の客人が来るということで今夜はこの人の世話になることになる。
 化石処理室はかなり広い部屋で、主にエアーのクリーニング器具で処理をしている。現在ブルースが処理をしているのは第四紀のサケの化石で、40センチはあろうかという魚数体が机の上に並んでいる。まず、収蔵庫に案内され、おおよその棚の位置を教えられる。私の見たいのは海生哺乳類とプロトプテルムで、これらは二つの部屋のスチールケースに入っていた。

13-3 標本を見る。 2002.3.14
13-3 Observation of fossils. 2002.3.14

 それぞれの部屋は奥行きが10メートル、横幅が5メートルぐらいの収蔵庫としてはせまいもので、両側にスチール製の10センチぐらいの引き出しが20段ぐらいあるケースがならんでいる。また、引き出しではなく棚だけのある大型標本用のスペースもある。大型標本類には恐竜が多く、トリケラトプスの角が置いてあったりする。

13-4 収蔵標本。トリケラトプス 2002.3.14
13-4 Stored specimen, Triceratops. 2002.3.14

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