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最近の旅行記録とともに、以前訪れた場所の写真などを紹介し、見つけた面白いもの・鉄道・化石などについて記します。

2002年アメリカ その16 博物館から出て

2019年10月25日 | 昔の旅行
2002年アメリカ その16 博物館から出て
2002 USA trip: Part 16. After the visit of museum

The day I stayed at the home of museum technician, Bruce. In the evening, he brought me to a PTA event, called “science program”.

 2002年3月14日(木)、ブルースの仕事場に戻って夕方からの予定を聞く。帰りに学校で会合があるので一緒に行くことになるのでよいか、と聞かれる。泊めていただく身であるのでOKする。この時は、説明があったのだろうがどんな会合かよく分からず、夕食はどうするのかも気になったがどこかで食べるときに二人分支払おうと、何となく思っていた。スタッフ用の出入り口で、ブルースが何かを運んでくるというので少々待たされる。受付に座っている女性が、「あなたのことは聞いている。日本の名前は大変発音が難しい。」と話しかけてくる。名前を聞くとクリスティーという。

16-1 博物館スタッフ入口の受付嬢 2002.3.14
16-1 Christy at the staff entrance. 2000.3.14

 そこで、「日本の習慣では、姓にさんを付けて呼ぶのが普通である。姓でなく名で呼ぶのは恋人か家族なので、あなたが私を名で呼んでくれればうれしい。」と解説する。ついでに写真を撮らせていただく。お顔はぼかしておいた。ブルースが大きな箱をもって出てきたので、手伝って車に戻る。外は暗くなって寒い。車は大学を来た門とは違う方向に出て多分北に向かってどんどん走る。ブルースは無口でどこにいくのかよく分からない。30分も走ったろうか、学校らしきところに着く。ここで会合があるらしい。車で待つのかと聞いたが「一緒に来い。」とのこと。大きな箱を一緒に持って、体育館に入る。フロアの回りに机が並べられ、PTAらしきメンバーがたくさん動いている。よく見ると、それぞれの机に「天文学」「鉱物学」「海洋生物学」「医学」などの札が立ててある。しばらく話してやっと分かった。今日の行事は会合といっても「サイエンス・プログラム」と名付けられ、夕食後、生徒と親が科学者のPTAの人と会ってそれぞれの学問がどんなものかを見るイベントらしい。ブルースの机は「古生物学」で、そこに博物館から持ってきた箱から出した標本類を並べる。標本は恐竜の骨や歯、マンモスの歯など脊椎動物化石や、三葉虫、巻き貝など各時代の代表となるように、また各動物群の代表となるように選んであるようだ。ラベルとともに並べる。

16-2 標本を出して並べる 2002.3.14
16-2 Displaying the specimens. 2002.3.14

16-3 博物館の出した「古生物学」のブース 2002.3.14
16-3 Booth for paleontology. 2002.3.14

Key words: Seattle Burke Science-program Fossil シアトル バーク博物館 サイエンスプログラム 化石