2002年SECAD at Dunedin 出席 その1 出発まで
Meeting of SECAD in New Zealand, 2002. Part 1. Departure.
今回から、三度目のニュージーランド旅行(2002年)の記録を記していく。それまで二度(1993年と1998年)の調査で、ダニーディンのオタゴ大学で鯨化石を勉強させていただき、やっと私の手元にある北九州の鯨化石についての検討がまとまったので、開催される学会でそれを報告して少しでもお世話になったお礼の気持ちを表したかった。前回に続いてオタゴ大学のFordyce博士(Dr. R. Ewan Fordyce. NZ)に大変にお世話になった。博士は、この学会の主催者でもある。前回訪問の最終日に送っていただいた空港で、博士から「私を博士とか教授とかをつけてfamily nameで呼ぶのは良くない。3日以上滞在するならgiven name で呼びなさい。」という指導を受けた。それで訪日された時などには「Ewan」とよんでいた。ここでは日本の習慣に従ってFordyce博士と記すことにした。理由は他の研究者もそうするとたいてい誰のことか分からなくなりそうだから。文中でその例も挙げよう。
私の所属する博物館の新館開館は同年11月4日。その直前にFordyce博士からメールが届いた。「今度の学会にぜひ参加されたい。」というのだ。開館直前の忙しさのため、対応できず、お返事をしたのは11月10日頃だったと思う。幸いに上司の理解があって、出張で会議に参加できることになった。学会の名称は「International Meeting on the Secondary Adaptation of Tetrapods to Life in Water」(略称 SECAD。直訳すれば、四足動物の水中生活への二次適応に関する国際学会)で、ダニーディンの会合は第3回である。世界各地で3年に一回開催され、2017年には第8回がベルリンで開催されたそうだ。私が参加したのはこの時と新宿での第5回の2回。
急に参加が決まった学会だから切符の手配などに手間取ったが、12月2日に手配が完了した。出発に何とか間に合った。
1-1 往路の航空券
Ticket to NZ
出発は2002年12月7日。ニュージーランドまでは、1230福岡空港発のシンガポール・エアラインズ(SQ)989便でチャンギ空港1745着。座席は40A。同日の2105発のクライストチャーチ行きSQ297に乗り継いで(38C席)、翌日1200クライストチャーチ着。さらに1435発のニュージーランド航空ダニーディン行きNZ5601便に乗り継いで(33K席)1530着。前のNZ訪問で使ったクライストチャーチからダニーディンへの列車「The Southerner」はこの年2月に運行を止めていた。2021年現在、このコースは高速バスか空路で行くことになる。
1-2 福岡空港 2002.12.7.
Fukuoka Airport.
1-3 ニュージーランドへの径路
Route to New Zealand
ダニーディン空港から乗り合いタクシーで市街に行く。それぞれの乗客が降りるところを申し出て、順に回る仕組み。私は学会から指定されているSt. Margaret’s College を申し出たが、運転手さんはちょっと首をひねったが「場所は分かる」というので適当におろしてもらう。宿だというのにCollegeという名称なので不安があった。
1-4 St. Margaret’s College, front view 2002.12.8
道路から見上げる建物は蔦の巻いた綺麗なものだが、ホテルには見えない。入ってみるとロビーに学会の受付があって一安心。
Keywords: SECAD Dunedin Otago St.-Margaret’s 二次適応学会 ダニーディン オタゴ大学 セント・マーガレット寮
Abstract. Part 1. Departure.
This is a report of the third trip to New Zealand in 2002. It takes long time for me to study about the cetacean fossils of Kiakyushu Japan. I attended the Meeting of SECAD in New Zealand along the advice of Dr. Fordyce, Otago University.
It was held just after the opening of my new museum, Kitakyushu Museum of Natural History and Human History and I had not enough time to prepare my lecture. The departure from Fukuoka was 7th December 2002, and I arrived the Dunedin Airport in afternoon of 8th. Then I have moved to the St. Margaret’s College, where I stayed during the meeting.
Meeting of SECAD in New Zealand, 2002. Part 1. Departure.
今回から、三度目のニュージーランド旅行(2002年)の記録を記していく。それまで二度(1993年と1998年)の調査で、ダニーディンのオタゴ大学で鯨化石を勉強させていただき、やっと私の手元にある北九州の鯨化石についての検討がまとまったので、開催される学会でそれを報告して少しでもお世話になったお礼の気持ちを表したかった。前回に続いてオタゴ大学のFordyce博士(Dr. R. Ewan Fordyce. NZ)に大変にお世話になった。博士は、この学会の主催者でもある。前回訪問の最終日に送っていただいた空港で、博士から「私を博士とか教授とかをつけてfamily nameで呼ぶのは良くない。3日以上滞在するならgiven name で呼びなさい。」という指導を受けた。それで訪日された時などには「Ewan」とよんでいた。ここでは日本の習慣に従ってFordyce博士と記すことにした。理由は他の研究者もそうするとたいてい誰のことか分からなくなりそうだから。文中でその例も挙げよう。
私の所属する博物館の新館開館は同年11月4日。その直前にFordyce博士からメールが届いた。「今度の学会にぜひ参加されたい。」というのだ。開館直前の忙しさのため、対応できず、お返事をしたのは11月10日頃だったと思う。幸いに上司の理解があって、出張で会議に参加できることになった。学会の名称は「International Meeting on the Secondary Adaptation of Tetrapods to Life in Water」(略称 SECAD。直訳すれば、四足動物の水中生活への二次適応に関する国際学会)で、ダニーディンの会合は第3回である。世界各地で3年に一回開催され、2017年には第8回がベルリンで開催されたそうだ。私が参加したのはこの時と新宿での第5回の2回。
急に参加が決まった学会だから切符の手配などに手間取ったが、12月2日に手配が完了した。出発に何とか間に合った。
1-1 往路の航空券
Ticket to NZ
出発は2002年12月7日。ニュージーランドまでは、1230福岡空港発のシンガポール・エアラインズ(SQ)989便でチャンギ空港1745着。座席は40A。同日の2105発のクライストチャーチ行きSQ297に乗り継いで(38C席)、翌日1200クライストチャーチ着。さらに1435発のニュージーランド航空ダニーディン行きNZ5601便に乗り継いで(33K席)1530着。前のNZ訪問で使ったクライストチャーチからダニーディンへの列車「The Southerner」はこの年2月に運行を止めていた。2021年現在、このコースは高速バスか空路で行くことになる。
1-2 福岡空港 2002.12.7.
Fukuoka Airport.
1-3 ニュージーランドへの径路
Route to New Zealand
ダニーディン空港から乗り合いタクシーで市街に行く。それぞれの乗客が降りるところを申し出て、順に回る仕組み。私は学会から指定されているSt. Margaret’s College を申し出たが、運転手さんはちょっと首をひねったが「場所は分かる」というので適当におろしてもらう。宿だというのにCollegeという名称なので不安があった。
1-4 St. Margaret’s College, front view 2002.12.8
道路から見上げる建物は蔦の巻いた綺麗なものだが、ホテルには見えない。入ってみるとロビーに学会の受付があって一安心。
Keywords: SECAD Dunedin Otago St.-Margaret’s 二次適応学会 ダニーディン オタゴ大学 セント・マーガレット寮
Abstract. Part 1. Departure.
This is a report of the third trip to New Zealand in 2002. It takes long time for me to study about the cetacean fossils of Kiakyushu Japan. I attended the Meeting of SECAD in New Zealand along the advice of Dr. Fordyce, Otago University.
It was held just after the opening of my new museum, Kitakyushu Museum of Natural History and Human History and I had not enough time to prepare my lecture. The departure from Fukuoka was 7th December 2002, and I arrived the Dunedin Airport in afternoon of 8th. Then I have moved to the St. Margaret’s College, where I stayed during the meeting.
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