温故知新No2

静岡県の牧之原市から、盆栽、野球審判、蕎麦打ち、おやじバンド、その他徒然なるままに、ブログしています。

2024 黒松の芽摘み・・・6/08

2024-06-10 06:45:16 | 盆栽教室
今はご隠退されている講師から、松の芽摘みは6月の25日前後と盆栽教室当初から言われてきた・・・。

その17年間で地球温暖化が進み、明らかに暑さが徐々に前倒しとなっている。
そんな状況の中で、講師の指導を純粋に受け止め、毎年のように6月25日前後に黒松の芽摘みをしていたが、どうも芽摘みの後の新芽の生え具合が弱弱しく感じる・・・。

芽摘みとは、黒松の芽の数を増やす技術、盆栽黒松を大樹のように見せるためには、その枝数を増やして密集した枝と葉で、いかに大樹を連想させるかが醍醐味・・・。

そのために、今年出た新芽をわざとこの時期に摘み、その跡に2、3の新たな新芽が息吹かせる黒松特有の盆栽作業。

ただし、芽を摘む時期は限られ、寒くもなく、また暑くなる前に作業を終えておかなければ、いい芽が出てこない。
また、元気よく次の新芽を発芽させるためには、適切な肥料で体力を付けておくことが必要・・・。

そんな毎年の芽摘みの時期だが、さすがに今年はもうすでに夏日・・・、そうなると、真夏の陽気になる前に芽摘みをしなければならない・・・。

講師の教えに逆らうことになるが、臨機応変に対応することも教わった・・・。

今の時期の芽摘みは時期尚早なのかもしれないが、長年の経験と、今の異常な気温を考えると、私の静岡県内では、もう黒松の芽摘みは6月25日を待たずして、今、適当な時期になったと感じるので、さっそく芽摘み作業をする。

【写真↓:5、60年は経つ黒松(錦松)】

【写真↓:錦松独自の張り出す樹皮】



【写真↓:芽摘みとは言っても単純に今年の新芽を根元から切り落とす作業。
切り落とし前】


【写真↓:芽の切り落とし後】

【写真↓:芽の中には、すでに2つの芽を持つものもある。元々2つの芽に増やしたいための芽摘み、2つすでに芽があればそのまま置けばいい。ただ、芽の勢いが違うので、私は強い芽を切り、小さな芽を残す。】

【写真↓:大小二つある芽の中で、小さな芽を残し、後から生える芽との対とする。】

【写真↓:まずは今年の新芽を切り取った後・・・、ただし、私はこの後、ひと作業を加える・・・。】


【写真↓:芽を摘んだ後の葉を、少し短く剪定する。新芽が元気よく噴き出て成長するためだが、特にこの錦松のような古木は、なるべく古葉への栄養供給を制限し、その分新芽に栄養が行き渡るようにと、勝手な解釈の作業をしている・・・。】

【写真↓:作業終了後の古木錦松。作業時間1時間15分】




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2024 今日は雨模様・・・ | トップ | 2024 大谷選手に少し熱量が... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

盆栽教室」カテゴリの最新記事