今週土曜日は、地元榛原中学の練習試合。
いよいよ今年の審判活動が始まる。
今年もどんなジャッジをするのだろう、またどんなプレーヤーを見るのだろう、そしてどんなプレーに感動するのだろう。
楽しみである。
でも、よく考えると、昨年の10月から実は何にも審判をしていない。
仕事の上、あるいは別の趣味などで審判を断っていた。
おそらく、それで、仲間の審判員に割り当てが増え、負担をかけだろう。大変申し訳なく思う。
今年は何とか回数を増やそうと思うのだが、好転する状況とはなりそうもない。
とにかく、自分の健康のため、ストレス発散のため、できるだけ多くの審判をしたいとと思う。
ところで、先般日曜日に、高野連の研修会に焼津まで行ってきた。
この日は、高野連の規則委員木島氏がわざわざ来て、有意義な講義を聞かせてくれた。
木島氏といえば、今は現役を引退しているようだが、先ごろまで、甲子園の決勝は、必ずといっていいほど氏が担当していたほど、審判員にとっては、憧れの人。
その木島氏をじかに見て、しかもその講義を聞く。
氏の講義の内容は、とても分かりやすく、しかも説得力がある。
おそらく、全国津々浦々を後進の育成のため、回っているのだろう、場慣れしている。
そんな木島氏のありがたい講義の内容は、私が今まで審判活動をしていた20数年来の経験をいとも簡単に一蹴するほどの、目からうろこの価値ある言葉が次から次へと出てきた。
1 高校野球では、9回までに攻守とも各3回まではベンチからタイムをかけられるのであるが、その回数をベンチに伝えるにあたって、単に指で回数を示すのではなく、監督にしっかりと今何回ですよと合図し、監督が承知しなければ、なんの意味もない。
2 ベンチ、選手からのクレームに対し、単に審判員の威厳で一蹴するのではなく、相手の言い分を聞いて、それに対し、こちらの理由を説明し、相手が納得したところで初めて次のプレイがコールできる。
3 伝令は、高校生といえどもベンチ監督の代理として、全権を持って審判員に意見をし、説明を求めている。彼は、審判員の説明を持ってベンチに帰り、監督に報告しなければならない。
試合時間のスピードアップということで、十分な説明のないまま、結果だけを伝える審判員がいるが、簡単に伝令をあしらえば、彼は監督に十分な説明をすることができず、かえって、中断を長引かせることになる。また、伝令の面子もなくす。
したがって、伝令には、しっかりとした態度、対応、説明を。
4 4200÷2・・・とは、全国夏の選手権大会の第1回戦の試合数。つまり、2100試合を行い、その数のチームがそこで消えること。
地方大会1回戦を担当する審判員は、大変重い責任を負っている。そこで負けるチームは、もう夏が、高校野球生活がなくなるから。これは、甲子園の決勝審判員の責任よりももっと重い。
5 大量得点差、あるいは試合がもうほぼ決定した後の代打、代走、リリーフは、大事に扱う。もしこのような試合展開がなければ、決して出させてもらうことがない選手。しかしこの選手にとっては、数少ない大切な出番。
そして、究極は、
6 審判員も、教育者であることを自覚するように。
つまり、試合が始まった以後終了するまでの数時間は、審判員が生徒を預かるということ。
したがって、試合中のすべてのプレーに対し、ゆっくり、かみ締め、諭すように、ジャッジすること、というのである。
木島氏の言葉は、今までの彼の経験に基づき、後進に気づかせるということで、すべて納得できるものである。木島氏も、初期の頃は、ベンチ、選手からのクレームに対し、ジャッジに対する自信から、毛頭受けない時期があったようだが、その後、信念が変わってきて、現在の結論に到達したようだ。
それにしても、審判員が教育者だなんて・・・。
部活も教育の一環ということは聞いているが、それに携わる審判員もそんな教育現場を担っているとは。
ということは、あの!「しがない印刷屋さん」も教育者ということか・・・!?
理解に苦しむmmm。
2日の榛原中学の練習試合はさぶそ~!!!
教育者とは、とマスクの中で自問自答しながら練習試合に臨んでいる私の姿を想像する。
コメントありがとうございます。
「写真、凛々しくてかっこいいですね、明日の日本にでも思いを寄せてるのでしょうか?
たまたま?最近休みの度に自宅監禁を強いられ暫く遠ざかっていたオーディオにまたまた電気を投入してかびくさくなっていたレコードを聴いております。
で、なんかの検索をしていたら・・・よく似た道具の写真が(笑)
DENON:DP3000&STAX:UA-7、P.AMP:LUX:M-4000?
スタックスもラックスも名前は残ってるのですが別会社になってしまって、時代の趨勢?ですかね。
また、時々は覗かせて頂きます。 投稿 harubo 」
主人の顔がりりしくないので、Rickを使っています。ただし、Rickが凛と見据えているのは、日本の未来ではなく、鼻先にある隣の人が食べていたマックでした。(m..m)。
私も最近は、レコードを聴いていなく、もっぱら朝の通勤前の身支度にCDを流すくらい。
同じスペックで、同じ音を聴いていると思うと、親しみを感じます。
あの当時、もっと高価な製品もありましたが、DENON:DP3000&STAX:UA-7の組合わせは、価格に対してデザイン、性能ともトップクラス。
その憧れの機器を手に入れ最初の針を落とした時の感動は、今も覚えています。
それが、30年余り経った今でも立派に聴くことができる。
大量消費、大量廃棄の時代、やさしい環境づくりに一役買っていると思っています。
このごろオーディオに関するブログが少なくなっていますが、また聴き始め、書き始めます。
どうぞ今後も時々お立ち寄りください。