今季審判開始!
ようやく先週土曜日に今年初めての学童の審判を行った。
また、次の日にも同じ学童の試合、昨日は平日ではあったが、高校野球春季中部地区大会と、やり始めれば立て続けに審判が割り当てられる。
土曜日は、冷たい風が強く吹く中ではあったが、子ども達の元気なプレーは、寒さも感じさせない。
点数の差こそあれ、負けたチームも最後まで大きな声を出し戦った。
日曜日は、相良スワローズ対地頭方ジュニアゼット。
天気は前日と打って変わって風が無い穏やかな日。
しかし、試合は両チームとも負けられない大事な試合。
今回のマクドナルド杯学童大会は、総当たり戦により現在の力が一番あるチームが代表となるが、実力伯仲で、4チームが最終日の日曜日に1敗同士でぶつかり合うことに。
したがって、これ以上負けたら、そこでサバイバルゲームから離脱という厳しい戦い。
いやがうえにでも子ども達も、監督も、父母も力が入る。
試合は、序盤から先行していた相良スワローズが、有利に試合を運び、終盤エースで4番打者の森田(さん)のランニングホームランも出て終了。
相良スワローズはその後の試合も延長の末特別ルールで勝利し、何とか代表権を得たようだ。
審判の内容は、まあまあだったが、1箇所、野手の投げたボールがボールデッドゾーンに入ったときの対処の仕方がまずかった。
相良スワローズの攻撃でランナー2、3塁の場面。
ここでスワローズはスクイズ。ピッチャー前のいいバントで、3塁ランナー生還。
ピッチャーはホームには間に合わないと判断し、1塁へ、ところが、相良はツーランスクイズを狙っていた。
球審の私は、2塁ランナーの2塁から3塁に向かう走りが、単に3塁にとどまるようなものではなかったのを見て、これはホームまで来るぞ、と予測。
案の定、2塁ランナーはそのままの勢いでホームめがける。
この状況を察した1塁手は、ピッチャーから受け取ったボールを急いでホームに転送。
しかしあわてて投げたので、キャッチャーの前を鋭いワンバウンドで跳ね、ボールはベンチへ。
この間に2塁ランナーも生還し、ツーランスクイズは見事に成功した。
ところがここで、問題発生。
暴投となった1塁手の悪送球は、バッターランナーが1塁へ到達する前か、後かがよくわからなくなった。
実は、いつも学童でトラブルのが、球審はベテラン審判員だが、塁審は学童の空きチームから出ている審判員のときが多い。
一応3級の資格は持っているが、やはりこういった場合の対応は経験が無い。
この場面は、
・バントを処理したピッチャーの1塁への送球は、悪送球で1塁手のベースタッチはない。
・折り返し1塁手がホームに投げた時、バッターランナーが1塁へ到達していたか?
・バッターランナーは、1塁手暴投の間に2塁まで走りそこにとどまっている。
という状況である。
ここで相良スワローズから即座に2塁ランナーは3塁までではないかとのクレーム。
一瞬、1塁手が投げた時の状況が不明だったので、うまく説明できず、あわてて審判員を集める。
状況を把握する為に、各審判員に色々聞くが、用を得ない返事ばかり。
でも、そのうち1塁審判が、1塁手がホームへ投げた瞬間にバッターランナーが1塁に到達していたのかどうかが聞かれているとようやく理解し、到達していたと報告。また、相良スワローズの言うことと合致しているので、4氏協議終了。
テイク2ベースの安全進塁権の適用で、内野手の最初のプレー以外のその他のケース、つまり野手からの悪送球の場合、その投げられた時に占有していたところから2ベース進塁を与えるを適用し、2塁に立っているランナーを3塁に進め試合再開。
特に両チームから何もいわれずに始められたので、事なきを得たが、私のうっかりミス。
ホームに気をとられ、1塁の状況をしっかり見ていなかった。
ボールがあるところでのプレーをしっかりと見ていなければならないが、見ていなかったところに、その後の対処がスムーズに出なかった原因がある。
学童大会は、結構何かトラブルがあるが、その分ルールや審判の動きを再確認できる良いチャンスでもある。
それにしても、相良スワローズの審判をするときには、何かしらトラブルが発生するのだが・・・!?