第1号基が3月、それから4か月後の昨日、一度に2基の津波避難タワーが完成。
しかも、そのうちの一つは、県下最大級の約900人が避難できる規模。
地震発生後津波が来るまでの間の数分、その間に徒歩でたどり着くことができる距離の地域住民を収容する。
来てはほしくないが、来たらいつでも逃げられるという安心が築かれた。
2基で5億円を超える建設費。しかし、安全安心には代えられない。
ただし、いつ起こるかわからない津波のための費用としては高額。
だから、地域の財産として、普段でも利用できるよう、市は地域と管理協定を結び施設を預けた。
地域のイベント、お祭りなどに利用し、地域のコミュニケーション、絆づくりにも役立ててほしいものだ。
【写真↓:第2号基】
【写真↓:牧之原市の津波避難タワーの最大の特徴は、市民との話し合いの中で階段とともにスロープが併設され、車いすでも昇ることができるように配慮されていることだ。】
【写真↓:避難訓練も兼ね、発災のサイレンとともに集まってきた地域住民】
【写真↓:県下最大級の3号基】
【写真↓:大規模の鋼構造のタワーには、人工構造物の持つ美が感じられる。タワーの支柱の向こう側に同じ形をした柱部分の構造物は、このタワーが川の近くに建てられたので、川を逆流する津波が運んでくる車や倒壊建物などからタワーを防ぐ。】
【写真↓広々とした屋上避難場所。避難後の一時的な生活のために、屋上には防災グッズなどを入れておくベンチが設置されている。】