土曜日の「しがない印刷屋審判員」は、とてもやさしかった。
朝いきなり電話が入り、今日の「しがない印刷屋・・・」が担当している相良高校第1試合の球審を半分ずつやらないかとのこと。
実は、今日の日曜日に第1試合相良高校のオープン戦球審を行うこととなっていたのだが、雨が予想されるから、ということで、土曜日の段階で、しがない・・・審判員は、球審を練習しておいたほうがいいと、わざわざ朝一で連絡してくれた。
こちらは、土曜日は何も入っていなかったので、せっかくのお誘い、ありがたく受け止め、のこのこ相良高校に行った。
ただ、今思えば、今日の日曜日の第1試合相良高校オープン戦も、元はといえば、しがない印刷屋・・・から急に連絡で、球審をやっておいたほうがいいとのことで、もともと割り当てられていた、BABA氏にお願いし、急きょ変更し、私にしていただいた。
しかし今思えば、このしがない審判員・・・からの二つの連絡は、とんでもないことを予想しての、心遣いであった。
土曜日の高野連審判全体会議にいってきて、今年の夏選手権大会の割り振りを見たのだが、なんと、球審が第一番に入っている!
いままで、夏の選手権大会での球審は経験がない。ということは、今年の第90回記念大会が、そのまま私の記念すべき大会になるということである。
それにしても、私が球審だなんて、よっぽど今年は球審要員がないようである。
あのでっかい図体の高校生キャッチャーが前に立とうものなら、私の姿はまったく見えなくなるだろう。
それがもしかして、テレビ中継ともなれば、球審が見えない選手権大会、ということで、話題騒然になるだろう。(ただし、今年のテレビ中継は、準決勝以降だけのようである。)
しかし、とにかく決まってしまっている。
島田球場の12日第〇試合を務めることに。
そして、ここで、やけにしがない・・・が、球審を練習しておいたほうがいい、といって数々の心遣いをしていただいた訳がようやく見えてきた。
あの「しがない」が、普段そんなに優しい心遣いをするわけがない。
今思えば、しがない、が誘ってくれた意味がようやく分かった。
それにしても、である。
今は雨の多い梅雨時だが、この1週間で梅雨が空け、夏の強い日差しとなるやも知れない!?
そうなると、体力勝負の球審の任務は相当厳しくなる。
審判全体会議でも、それぞれの役員から、体調には十分な管理を!ということであった。
一番心配していることを、役員からズバリ言われ、選手権大会までのあと1週間で、何とかしなければ、という気持ちである。
全体会議では、今年から夏の大会を受け持つ新人審判員の紹介があり、交流を結んでいる、静岡さんも紹介された。
20代前半で選手権大会を経験できるなんて、将来が楽しみである。
最後、静岡さんとは、握手をして、この選手権大会を無事乗り越えようと声掛け合った。(静岡さんのご推察どおり、全体会議で私の左隣に座っていたのが、しがない・・・です。)
ことしの夏の大会。第90回の記念大会ということで、静岡さんのデビュー戦と私の球審デビュー戦の記念すべき大会が無事に終了するよう願うばかりである。
いよいよ高校野球の熱い戦いが迫る。
「温故知新さん こんばんは。
毎日〝雨〟〝雨〟〝雨〟で頭にきませんか?
高校球児達も練習試合不足かと思いますが、私達審判も試合不足ですね。
今週末は、太陽が顔を覗かせそうな予報ですが、28日(土)は審判全体会議
なのでオープン戦は無理。
そうなると、29日(日)が最後の調整日だぁ~!あと1日しかない。。。
29日は絶対に高校のオープン戦を入れてもらいます。
話は変わって、昨年の第89回大会の話です。
私の初戦は、焼津球場のオープニングゲームの2塁を担当しました。
当然、鬼塚氏と会話をしたので、試合前から緊張したことを覚えています。
今年の初戦は何処の球場なのか?28日の全体会議が楽しみです。
温故知新様、同じ試合を担当することになったら、よろしくお願いします。
では、失礼します。
投稿 清水のM・Bridge審判員」
オープン戦について、じつはここだけの話、今年まだ2試合しか。
本当は、もう数試合はあったはずだが、雨で流れてこの結果。
この前の審判講習会で、O野高野連審判長から、それとなく、オープン戦の試合数が少ない審判員がいるとの、ご指摘。
まあいつもながらの忠告だが、それにしても、2試合とは、高校審判活動始まって以来の危機(!?)
それでなくても、足腰の衰えはカバーの仕様がなく、大飛球の追い方の心もとない足取りは、隠しようがない。
これというのも、雨、雨、雨。と雨のせいにすると、雨のたたりがあるやもしれないから、これは、オープン戦の割り振りをする当地区のY木指導員のせいにしておこう。
いやいややはり、趣味が多すぎることが一番の原因。
しかしこれからはしばらく審判活動に集中し、感覚を取り戻さないと。
高校生活の最後の夏となる選手たちのため、しっかりと裏方を務めるようがんばりましょう。