日本全土、強烈な寒波で底冷え、冷え切っている・・・。
防衛費増大、防衛3文書の議論も、喧々諤々声を高らかに上げているのは、国会議員、有識者のみで、元々具体的丁寧な説明もなくいきなりの決定に、置き去りにされた国民は冷え切っている・・・。
コロナ対策も、毎日の感染者数の増減のみの情報で、いったい先行きがどうなのか、国民はいったいマスクを外せばいいのか、付けたままなのか中途半端な状態に、冷え切っている・・・。
物価高、円高に、生活が、生産基盤が冷え切っている・・・。
そして、今日の日銀の長期金利の方向転換に、株価が一段と冷え込む・・・。
おとなしくこたつに入り、寒さが緩む春先をじっと待てというのか・・・。
その温かさを供給する電力の価格補償を政策に挙げたと思うが、一向に身に沁みない・・・。
これでは、こたつに入ることもできない。
そんな、暖にありつけず冷え冷えとした、灯もままならないウクライナを思えば、今の日本は恵まれすぎているが、でもどうしても愚痴が出る・・・。
一体何が原因なのか、政府が、国会が、官庁が悪いのか・・・、犯人探しは面倒だ。
ここで、私なりにこんな冷え切った日本になってしまった原因探しをすると、こんな考えもあるのではないか・・・。
本来は、日本経済はもっと進展して、活性する余力を持っている、ところが、新型コロナウイルス感染による閉鎖を余儀なくさせる状況は、まさに日本人の性格に合致し、それを忠実に守るためゆえの損失が生まれた・・・。
日本人の性格からして、規律を守る、衛生的、外よりは内にこもりやすい・・・ことを考えると、この新型コロナウイルスの影響が大いにあると感じる。
コロナに対する対応が忠実すぎる故、経済の、社会活動の高揚が他国よりも抑制され、その最たるものが、今だマスクの着用を、政府が緩めようとも、国民自ら外そうとしない。
また、今まで時間通り家を出て、定刻の通勤電車に乗り、歩数もそうも変わらず会社への道を歩き時間通りに出社していた勤勉サラリーマンが、いきなり慣れないリモートワークを体験する・・・。
日本の生産基盤の根本が、様々な課題を露出し疲弊する中で、この冷え切った日本となっている。
ただ・・・、おそらくいま混迷の我慢の時、一旦冷え切った日本は、カオスの中から必ず復活していかなければならない・・・。
このコロナ禍は、新生日本に向かってのリセットのいいチャンス、これから日本は、一人ひとりの自覚と努力により、暖かな春に向かっていく・・・。