今日、南海トラフで起きる地震を仮定した場合の想定津波予測がニュースに挙がった。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120331/t10014114281000.html
それによると、津波の高さは従来の国の予測の2倍。
ところによって20mを超す高さだという。
しかも、我々地元の浜岡原発周辺でも21mが想定されるという。
やはりここで、以前このブログでアップした、中部電力が今建設中の巨大防波堤の実効性への疑問。
http://blog.goo.ne.jp/oishi21/d/20120131
大震災後、次の起こりうる東海地震に対応するために早急に建設するその緊急性は認めるが、さすがにその有効性が心配であった。
東日本大震災の検証もまだこれからという時、しかもこの教訓をもとに今後他の地域での地震発生のメカニズムや過去からの史実を検証しなければならないという時に、それを待たずして中部電力は拙速に防波堤の高さと延長規模を決め建設に取り掛かった。
しかし、残念ながら、実は浜岡原発に迫ると考えられる地震は、東海沖のみならず、東南海沖、南海沖の3連動による大規模の可能性があることが防波堤建設後判明された。
そして今回は南海トラフでの地震でさえ浜岡に今の防波堤以上の津波が来る可能性が分かってきたのだ。
そうなると、今の防波堤の計画すらも再検討しなければならず、もしかすれば、投資される巨額の建設費が水泡と消えることも・・・。
そうなると、電力料金に跳ね返って来るのか・・・。
でも、そんなことよりもこのニュースに対して早々に中部電力は津波対策に影響はないとコメントが発表された様だが、これは私の聞き間違えか・・・。
如何せん、先の検証も十分行わないままの防波堤建設の轍をまた繰り返そうとしている中部電力。
どう見ても、御身のため、防波堤の正当化、がむしゃらな再稼働と見えてしまう。
もう少しコメントは慎重にした方がいいと思うが・・・。
でも・・・、一番の問題は、中部電力がどうのこうの前にそんな津波が来れば、私の家は電源供給ゼロと言うよりも、跡形もないのかもしれないということ・・・。