今日は夜も冷たくなく、部屋に暖房を入れなくても何とかなるほどの気温。
その理由ではないが、久しぶりにレコードを聴きたくなった。
いつもながら、最初の音出しは、ジョージ・ベンソンのブリージン。
この明るく澄みとおった音が、音の確認となる。
しかし、久しぶりに聞いた感想は、ちょっと物足りない。
ラックスM-2000の暖まりがまだできないうちに聞いているので無理ないが、感想はやはり一枚フィルターがかかっているように感じる。
おそらくこの時期、暖気運転で能力が発揮するのは、いつもの経験で15分後か!?
でも、それ以外のターンテーブル、STAX-UA7の状態、あるいは、各つまみのガリなどはなし。
一応一安心。
ジョージ・ベンソンの後は、なんとなくビートルズを聴きたくなった。
そして、ビートルズを聴くときは必ず最初、「ラバー・ソウル」からである。
30数年前の高校生の時、ビートルズの最初に買ったアルバムは、「オールディーズ」。
いわば、ベストアルバム集である。
「オールディーズ」に入っている豪華絢爛なそれぞれの曲は、実は、もともとのオリジナルアルバムが出だしということを、後ほど知った。
したがって、本来のオリジナルアルバムを買ったのは、「ラバー・ソウル」が初めて。
中身の例えば、「ノルーウェイの森」や「アンド・アイラブ・ハー」などは、当時最盛期のラジオの深夜放送などで毎日のように流れていて、メジャーな曲。
だから、そんなメジャーな彼らの音楽を聞きたくてあらためてオリジナルLP版を買い、いざステレオで聞こうと針を落とした直後に出てきた音は、「ドライブ・マイカー」。
これは、当時あまりラジオでは聞いたことがなかった曲。
そんなマイナー(当時の私としては)な曲のしかも、出だしが、「プリーズ・プリーズ・ミー」や「オール・マイ・ラビング」のようなメジャーコードで始まる曲がビートルズの曲と思っていたところ、針を落とした瞬間、マイナー系の立ち上がり。
そして驚きは、ステレオの左からしかジョンとポールの声が聞こえず、反対の右スピーカーは、リードとベースの音しか。
いままでラジオのMONOしか聞いていなかったので、そのステレオ感はびっくり。
最初、アンプの入力が壊れたのかと錯覚したほど。
でも、時々は、ハーモニーが左右から出てくる。
それほど初体験と言えるステレオ感があり、また斬新なメロディーと音作りにびっくりしたアルバムの「ラバー・ソウル」。
最近、音響技術を駆使したビートルズの新CDが出たようで、いつかは買いたいと思っている。
当時の感動があらためて味わうことが出来るか楽しみである。
追伸
そういえば、よくよく保管するLPを見ると、ショーやんのLPが5枚ほどあった。
実は、わたしは全くショーやんを聴いたことがなかったが、妹がショーやんのファン。
そのコレクションが、いつの間にか私のLPの中に一緒に加わっている。
こばさんのショーやんオンリーに近づくために、ぼちぼち聴いてみるか・・・!!??