昨日の秋季中部地区大会は、有料試合の敗者復活戦。
昨日の試合とあともう一つ勝てば県大会にいける。
私の担当の対戦は、吉田高校対静岡市立高校。
実は、この両チームとも縁がある。
吉田高校は、娘が卒業した地元高校であり、当時PTA役員になった縁で吉田高校PTAバンドなるものができることともなった。
いま茶レンジとして、審判活動とともにおやじバンド活動を続けているその元凶(!?)である。
また、静岡市立高校は、この白鳥部長と私は、小学校、中学と同じ。
私は今は牧之原市に住んでいるが、中学卒業までは静岡市に住んでいた。
その白鳥部長とは家も近かったので、小学校の放課後は、よく遊んだ記憶がある。
中学になると彼は野球部へ、私は剣道部へと付き合う時間は少なくなっていったが、卒業の時は同じクラスであった。
彼は元々野球一筋、一方私は剣道部だったので、野球の審判で彼に初めて会った時は、なぜ?と不思議がられた。
彼は、静岡市立高校一筋。
数年前は、甲子園にもいった。
そんな昨日の対戦両校に縁のある私ではあるが、もちろんどちらに偏ることなく、公正にジャッジ。
むしろ、ジャッジしながら試合の展開を楽しんでいた。
今日の試合は結構いいゲームであった。
常に平均より上の実力を持つ静岡市立高校に対して、専用グラウンドもない吉田高校がどこまで引き離されないよう食い下がるのかとの予測をしていた。
そしたら、失礼ながら、吉田高校が健闘。中盤まで互角に戦い、5回を終わって0対0。
しかしようやく点が動いた6回表、静岡市立が1点を先制すると、裏には吉田高校も同点に追いつく。
しかし7回に静岡市立は2点追加し、流れは市立と思っていたら、その裏1点を返した吉田高校が、3対2で迎えた9回裏、1点もぎ取り同点で延長となった。
点差はないが、試合としては市立に分がある内容。
吉田高校は守備ではエラー、送球ミスが頻繁にあり、そのたびにピンチを迎える。
しかし、不思議にも相手の点に結びつかなく、あるいは最少得点で切り抜ける。
また、攻撃面では痛烈なヒットはないが、ポテンヒットなどが点となり、しっかりと静岡市立に食い下がる。
むしろ走塁ミスなどがなければ、もっと加点していただろう。
一方、静岡市立のピッチャーは、部長と同じ名前の白鳥君。
切れのいい直球と外角のスライダーが良く、三振も結構取っていった。
しかし、吉田高校のラッキー打などで、しっかりと押さえているという印象ではなかった。
後で白鳥部長に聞くと、やはり息子さんとのこと。
長男はアーチェリーだったようだが、次男は父親の希望(?)どおり野球へ。
うらやましい限りである。来年の夏の大会が楽しみである。
同点で延長となった両チームであるが、やはり10回で吉田高校の守備のミスが連続して出始め、静岡市立の連打もあり一気に3点を取った市立がその裏を抑え6対3でゲームセット。
昨日は残暑がやはり厳しく、しかもグラウンド内はいつも大抵吹く風が昨日はほんのわずか程度。
暑さがこたえた審判であったが、縁のある両チームの一生懸命の試合を担当させていただき、楽しませてもらった審判であった。
また、焼津球場の名物はなんといっても、おか乃の昼飯と鬼塚指導員。
この両方とも堪能した(!?)。
つづく・・・。