先週木曜日に東京にへの出張があった。
今、仕事と生活のバランスを今後のことを考え、システムの転換をしていかなければならないというWLB(ライフワークバランス)の説明を受けてきた。
しかも、いま国の地方創生戦略に関する組織の委員であり、ワークライフバランスの第一線で会社そのものを立ち上げ活躍する小室社長から直接言葉をいただいた。
きれいな、しかもその奥から知性があふれ、それが立て板に水の言葉でわかりやすい説明をする。
こりゃあ参った!である。
今までの日本は、人口ボーナス期といって、若い世代が旺盛に働き、生活、社会を支えてきて経済成長期であった。
しかし、日本の今後は、人口オーナス期といって、労働力人口の減少と支えてもらわなければならない世代の増加による、構造的苦難の時期を迎える。
日本は、いままでそのボーナス期にいて、高度成長期をはじめとする、国民一人ひとりがより豊かになっているという実感を感じながら、より良き時代を過ごしてきた。
今は、その時代も過ぎ、今はオーナス期となっている日本であるが、一度この人口オーナス期を経た国家は、理想のボーナス期には戻れないという。
ということは、老齢人口が多く、一方、生産労働力人口が減る今後は、その勤務形態、生活環境を見直さなければならなくなるというのである。
たとえば、今までの男女夫婦は、適齢期に結婚して、出産して、育児、教育を経て、子どもが一人立ちするまでの20数年間は、親が健在で、むしろ親は、育児に、教育に協力してくれる環境であった。
しかし、結婚年齢が高くなり、家庭を持ち出産、子育てをするうちには、頼りとしていた親が老齢化。
しかも健常でいればいいが、介護状態になると夫婦は、子どもの育児と介護との二重苦を強いられることとなる。
一方、この育児と介護の(極端ではあるが)生活を支えるため働かなければならないが、夫はともかく、妻の方は、そんな生活と仕事の両立はできない今の就労環境である。
ではこんな状況をどうしたら乗り越えていかなければならないか。
それは、仕事をしながら家庭のことも十分専念できる環境を整えることである。
具体的には、仕事における、時間外勤務と男女の格差解消である。
職場は従業員が減らされ、最小限の人数の中で仕事をしている。
しかしこんな目いっぱいの状態の中で、例えば子供を持つ親が授業参観のために休みたいといっても、なかなか休暇を取れる状況ではない。
あるいは、出産などで長期休暇となる場合は、他の社員とのチームワークに欠員を生むこととなり、企業側からは、組織のパワー保持のため従業員を補充し、長期休暇を取ったものは、復帰しづらくなる。
だから、ワークライフバランスの提案は、少ない人数で操業すれば、時間外勤務が増える、また急きょの休暇、やむを得ない長期休暇に対応できないこととなる環境を改善しようとするものである。
時間外勤務で働く部分を従業員を増やすことにより分散され、減らすとともに、急きょ長期の休暇などの人員不足でも、柔軟に対応できる職場環境を整える。
また、もう一つ大事なことは、男性と女性の雇用条件、職場での活躍の環境の整備である。
つまり、職場での男性は少しの残業だろうと土日の勤務だろうと、家庭のことは妻に、家族に任せられる環境で、いわば仕事に没頭できる。
一方、女性は、家庭、子育てなどを夫から任され、仕事での時間外勤務はできない状況。
そんな女性の幹部職員への任用の増進などと国は言っているが、今の職場環境、少なくとも中小企業での状況は、もちろん芳しくない。
したがって、職場は就業時間内に男性も女性も同時に終わることができるよう、男女の環境格差をなくすことが重要である。
とはいっても、頭ではそんな職場環境の整備が今後の生活のために必要なことは理解できるが、いざそれを行おうとすると、課題が多い。
しかし、小室社長は、この人口オーナス期が深刻になる数年後までに何とかしないと大変なことになるとの警鐘。スピード感が大事だという。
こんなワークライフバランスを市の政策にして市内企業をはじめとする職場環境の向上を、今後進めていかなければならないが、当面、わが社の勤務形態の改善を進めるところからかな・・・!?
今、仕事と生活のバランスを今後のことを考え、システムの転換をしていかなければならないというWLB(ライフワークバランス)の説明を受けてきた。
しかも、いま国の地方創生戦略に関する組織の委員であり、ワークライフバランスの第一線で会社そのものを立ち上げ活躍する小室社長から直接言葉をいただいた。
きれいな、しかもその奥から知性があふれ、それが立て板に水の言葉でわかりやすい説明をする。
こりゃあ参った!である。
今までの日本は、人口ボーナス期といって、若い世代が旺盛に働き、生活、社会を支えてきて経済成長期であった。
しかし、日本の今後は、人口オーナス期といって、労働力人口の減少と支えてもらわなければならない世代の増加による、構造的苦難の時期を迎える。
日本は、いままでそのボーナス期にいて、高度成長期をはじめとする、国民一人ひとりがより豊かになっているという実感を感じながら、より良き時代を過ごしてきた。
今は、その時代も過ぎ、今はオーナス期となっている日本であるが、一度この人口オーナス期を経た国家は、理想のボーナス期には戻れないという。
ということは、老齢人口が多く、一方、生産労働力人口が減る今後は、その勤務形態、生活環境を見直さなければならなくなるというのである。
たとえば、今までの男女夫婦は、適齢期に結婚して、出産して、育児、教育を経て、子どもが一人立ちするまでの20数年間は、親が健在で、むしろ親は、育児に、教育に協力してくれる環境であった。
しかし、結婚年齢が高くなり、家庭を持ち出産、子育てをするうちには、頼りとしていた親が老齢化。
しかも健常でいればいいが、介護状態になると夫婦は、子どもの育児と介護との二重苦を強いられることとなる。
一方、この育児と介護の(極端ではあるが)生活を支えるため働かなければならないが、夫はともかく、妻の方は、そんな生活と仕事の両立はできない今の就労環境である。
ではこんな状況をどうしたら乗り越えていかなければならないか。
それは、仕事をしながら家庭のことも十分専念できる環境を整えることである。
具体的には、仕事における、時間外勤務と男女の格差解消である。
職場は従業員が減らされ、最小限の人数の中で仕事をしている。
しかしこんな目いっぱいの状態の中で、例えば子供を持つ親が授業参観のために休みたいといっても、なかなか休暇を取れる状況ではない。
あるいは、出産などで長期休暇となる場合は、他の社員とのチームワークに欠員を生むこととなり、企業側からは、組織のパワー保持のため従業員を補充し、長期休暇を取ったものは、復帰しづらくなる。
だから、ワークライフバランスの提案は、少ない人数で操業すれば、時間外勤務が増える、また急きょの休暇、やむを得ない長期休暇に対応できないこととなる環境を改善しようとするものである。
時間外勤務で働く部分を従業員を増やすことにより分散され、減らすとともに、急きょ長期の休暇などの人員不足でも、柔軟に対応できる職場環境を整える。
また、もう一つ大事なことは、男性と女性の雇用条件、職場での活躍の環境の整備である。
つまり、職場での男性は少しの残業だろうと土日の勤務だろうと、家庭のことは妻に、家族に任せられる環境で、いわば仕事に没頭できる。
一方、女性は、家庭、子育てなどを夫から任され、仕事での時間外勤務はできない状況。
そんな女性の幹部職員への任用の増進などと国は言っているが、今の職場環境、少なくとも中小企業での状況は、もちろん芳しくない。
したがって、職場は就業時間内に男性も女性も同時に終わることができるよう、男女の環境格差をなくすことが重要である。
とはいっても、頭ではそんな職場環境の整備が今後の生活のために必要なことは理解できるが、いざそれを行おうとすると、課題が多い。
しかし、小室社長は、この人口オーナス期が深刻になる数年後までに何とかしないと大変なことになるとの警鐘。スピード感が大事だという。
こんなワークライフバランスを市の政策にして市内企業をはじめとする職場環境の向上を、今後進めていかなければならないが、当面、わが社の勤務形態の改善を進めるところからかな・・・!?