とにかく暑い、陽を浴びれば即額から汗、日陰に入っても風がないと下着に汗がへばりつく・・・。
今7月のようやく梅雨が明けた中旬、これからこんな日が9月の半ばまで続くのかと思うと鬱陶しくなるが、まずは危険な高温での健康管理を最優先に考える・・・。
こんな高温危険アラートが発出している中、小学生から中学生、高校、大学、社会人まで、今の時期、各種大会が目白押し・・・。
ただ、大会の運営組織から見れば、危険アラートが出ても、なかなか大会を中止することはできない。
実際に、各種スポーツの大会をアラートが出たからと言って、中断、中止したとは聞いていない・・・。
となると、気象庁、各自治体が発令する熱中症警戒アラートとはいったいどのような効果があるのか・・・。
大会を即止めるような強制力を持つものではなく、あくまでも最終的には、各大会の責任者に大会の運営をゆだねられているのだろう・・・。
そうなると、大会責任者は、子どもから大人までの選手の健康を考えるというよりは、大会の運営が頭から離れず、中止した場合の次の会場取りや、各チームのスケジュールなどの調整の困難さをまずは考えてしまう・・・。
そこでは、熱中症の心配よりは大会運営を優先させたために、何らかのリスクを負うこととなる・・・。
それが、人命にかかわるような重大な結果とならなければいいのだが・・・。
私もかつて、夏の高校野球静岡県大会の審判を務めたことがあるが、あの炎天下での激しい運動とトーナメントの勝敗を決める高校生の熾烈な戦いを目の前にして、何度となく、試合中の選手の熱中症、スタンドでの応援生徒の体調不良、そして審判委員の脱水症状などを経験してきた・・・。
この分かり切っている暑さを前に、暑さへの順応を、普段から運動なり、生活のリズムなりで対応していれば、いきなりの高温多湿にも対応できる身体が出来上がっているので心配ない・・・。
要は、普段身体が慣れないあの暑い球場のスタンドに入り、いきなり高校野球の応援に無我夢中で汗びっしょで応援すれば、身体から水分がはじけ出し、体調は悪くなるだろう・・・。
選手も、普段は高温の中練習して身体は慣れているが、本番前日の夜、なかなか寝付けず睡眠不足になれば、肝心の試合中熱射にやられる・・・。
これからが本番の真夏に行われる様々な大会、大会関係者はプレーに目を奪われることなく、大会全体の熱中症対策をしっかりと管理していただきたい・・・。